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1 :1:2007/12/28(金) 22:30:16.26 ID:PgOZIlLP0
第2話投下します。
一応前回の話をまとめて下さったブログを貼ります。
もう一度読みたい又は、今回の話を観覧して一話も読んでみたいと思った方は
是非読んでみて下さいませ。
なんたらかんたら様
http://nantara.seesaa.net/article/75176731.html
ベア速様
http://vipvipblogblog.blog119.fc2.com/blog-entry-122.html
2 :1:2007/12/28(金) 22:31:41.63 ID:PgOZIlLP0
【名宰相:管仲】
前7世紀 斉の国の十四代目襄公は暴君として人々から恐れられていた。
. ___
/ノ^, ^ヽ
/ (・)) (・)) ヽ
/ ⌒(__人__)⌒::: l <てめぇ、俺に諫言したなwwwはい死刑wwww
⊂ ̄ヽ_| |r┬-| |
<_ノ_ \ `ー'´ /
ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒,
/____,、ノ /
/ (__/
( ( (
ヽ__,\_,ヽ
(_/(_/
3 :1:2007/12/28(金) 22:34:25.72 ID:PgOZIlLP0
気に入らない者は身内でも投獄する。
___
/ノ^, ^ヽ\
. / (・)) (・)) ヽ
/ ⌒(__人__)⌒::: l 甥が調子こいてんなwww投獄しろwwww
⊂ ̄ヽ_| |r┬-| |
<_ノ_ \ `ー'´ /
ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒,
θ /____,、ノ /
� / (__/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∬
旦
4 :1:2007/12/28(金) 22:36:15.96 ID:PgOZIlLP0
襄公の弟の糾(きゅう)は禍いを避けるため母の国『魯』に亡命する。
後見者として管仲が付き添った。
/\__/ヽ
. /;:''''/ '''' \\
.. |::::::(●) ,、(●)| 管仲頼むよ!!
/ (__人__) \
| ` ⌒´ |
\ /
Y´⌒` r‐-‐-‐/`ヽ、≡=─
|; ⌒ :; |_,|_,|_,hに丿ヽ ≡=
.|: ; : : : .| `~`''.`´ ´“⌒⌒)≡= -
. |; ; ; ; 人 入_ノ´~ ̄ ≡= -
l ; ;/ // /'' ≡=─
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ <え?あ・・・うん・・・。
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
6 :1:2007/12/28(金) 22:39:34.46 ID:PgOZIlLP0
続いて襄公の腹違いの弟の小白(しょうはく)も亡命した。
後見者は鮑叔であった。
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) (●)\ <鮑叔さん、頼みます。
i :::::: __´___ i
ヽ、 `ー'´ /
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ
r ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_____ノ_ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 俺がいないとダメだろ・・・
| ` ⌒´ノ 常識的に考えて…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
8 :1:2007/12/28(金) 22:42:13.60 ID:PgOZIlLP0
その後、襄公は謀反により死亡する。
|`ヽ、 | :| | :|
|::::ヽl | :| | :|
|:::::i | | | | :|
゚o。|:::::l |。o゚ | :| | :|
/⌒;|:::::l |;`ヽ、 | | | : |
/,, / ̄ ̄ ̄ ̄\ | | | |
/,//:: \ | | | |
;/⌒'":::.. |⌒ヽ、 | | | |
/ /、:::::... /ヽ \ |ノ 、| .| 、|
_____( ⌒ー-ィ⌒ヽ、 /⌒`ー'⌒ ) ノ_____,ゝソ___ゝ
━━━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノー─"━━ ノ゙ ̄⌒^⌒} .{ ⌒^⌒}
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 'ニ===⊂⊃=} {=⊂⊃=}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
~~~~~~~~~~~~~~
9 :1:2007/12/28(金) 22:45:20.09 ID:PgOZIlLP0
糾と管仲の元に、斉に戻り即位するよう伝達が届く。
../\__/ヽ
〃ニ;;::`lヽ,,_ .≡ // '''' \'''';:\
〈 (lll!! テ-;;;;゙fn __,,--、_ |(●) ,、(●)::::::|
/ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__/" \三=ー/ (__人__) \ ≡
>、/:::/<;;;lllメ \ヾ、 ヽTf=ヽ` ヽ._.ノ |
j,, ヾて)r=- | ヾ: :ヽ;;: | l | l\ `ー'′ / ≡
,イ ヽ二)l(_,>" l| ::\;:: | | | ヽ,,-‐、i' / V
i、ヽ--イll"/ ,, ,//,, :;; l // l く> /::l"'i::lll1-=:::: ̄\
ヾ==:"::^::;;:::/;;;;;;;;;:::::::::::::: :::::ゞ ノ/ L/〈:::t_イ::/ll|─-== ヾ さっさと帰るぜ!
\__::::::::/::::::::::::_;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ ヘ >(゙ )l:::l-┴ヾ、ヽ )
 ̄~~ ̄ ̄/ :::|T==--::::: // / ト=-|:|-─ ( l /
/ :: ::l l::::::::::::::::::/ /:::::::::::/:::::(ヽ--─ / | /
ヽ_=--"⌒ ゙゙̄ヾ:/ /:::::::/:::::::::`<==-- ノ / /
/ / \/::::::::::::::::::::::::::::: ̄'''"":://
/ / :::: ヾ::::::::::::::::::::::::::::
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ <その前に小白殺さないと、後顧に憂いが残んだろ・・・アホが・・・
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
11 :1:2007/12/28(金) 22:51:24.43 ID:PgOZIlLP0
小白にも同じ伝達が届いており、小白一行はすぐに斉にむけ出発する。
/  ̄ ̄ ヽ _ --―――――-、
/、 / /´、 ノ
{ ーrー'´ / ノ_ _ -‐'´
\ }―‐-/ /  ̄ ̄
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ ( ●) (● ) \
| ┌┐ | さあ参りましょう。
\ し' /
>ヘ:「{ ノヘ_> ゙̄ヽ _
〃 、l、 〃 -、`=っ
/ ヽ ,ィ´`ヽ /ヘー-┬-ツ
,′ ァ ,イ ̄ `ヽl/.: : : .!:}/`ヽr〜'
/ 人.y: :ヽ : : : . }: . : : : jノ /
/ / ヽ: : 、 _ヽ; : '`: : : :f:i′ ./
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) その服装どうにかしろよ・・・
| ` ⌒´ノ 冷静に考えて・・・
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
12 :1:2007/12/28(金) 22:55:04.70 ID:PgOZIlLP0
小白が出発をしたことを知り、糾は管仲に暗殺を命じる。
/\__/ヽ
. /;:''''ノ '''' ヽ\
.. |::::::( >) ,、(<)|
/ (__人__) \ <あのコスプレマニア殺して来い!
| |r┬-/ |
\ ` ̄'´ /
Y´⌒` r‐-‐-‐/`ヽ、
|; ⌒ :; |_,|_,|_,hに丿ヽ
.|: ; : : : .| `~`''.`´ ´“⌒⌒)
. |; ; ; ; 人 入_ノ´~ ̄
l ; ;/ // /''
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ <それが人に命令する態度かよ
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
13 :1:2007/12/28(金) 23:04:20.58 ID:PgOZIlLP0
管仲は道中を行く小白めがけ矢を放つ。
見事、矢は命中する。
____
/_ノ ヽ、_\
o゚((●)) ((●))゚o
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ <俺文武両道だろwwwww
| |r┬-| | (⌒)
| | | | | ノ ~.レ-r┐、
| | | | | ノ__ | .| | |
| | | | |〈 ̄ `-Lλ_レレ
| | | | |  ̄`ー‐---‐‐´
\ `ー'´ /
14 :1:2007/12/28(金) 23:08:12.02 ID:PgOZIlLP0
が、しかし矢は小白の帯の金具に当り、小白は助かる。
____
/ |__| \
/ ⌒ ⌒ \ 私を殺そうとするなんて・・・
/ (●) (●) \
| | __´___ | | なんて命知らずの若造よ。
\ | `ー'´ | /
/´`''" '"´``Y'""``'j ヽ
{ ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l
'、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ
ヽ、, ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/
`''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'
,ノ ヾ ,, ''";l
./ ;ヽ .
.l ヽ,, ,/ ;;;l
| ,ヽ,, / ;;;|
| ,' ;;;l l ;;'i, ;|
li / / l `'ヽ, 、;|
l jヾノ ,ノ ヽ l ,i|
l`'''" ヽ `l: `''"`i
.l ,. i,' } li '、 ;;' |
l ; j / _, -― ' ̄ ̄`ー‐-、_
,, .--、,,__,,-' ̄;;"`´ ;; __ __, -―- 、;; ̄`l
, '" ;; ,__ ;;' r ' ´;;; ヽ_ゝ_;;| lヽ,
/l ;;, -‐Y´| l __ /`'| | | l l;| l ヽ l
15 :1:2007/12/28(金) 23:12:26.87 ID:PgOZIlLP0
そんなことも知らない糾御一行は、斉に向け出発をした。
/\__/ヽ
. /;:''''/ '''' \\
.. |::::::(●) ,、(●)| <空・・・飛んで行くかな・・・
/ (__人__) \
| ` ⌒´ |
\ /
/;.;.ヽ ヽ,
l;.;.;.;.;.| i'、
. _ '!;.;.;.;.;| !;'!_
. \ヽ'!;.;.;.;.| 「||
. \!:;:;:;| ノ
!;:;:;__ノ
____ 入人
17 :1:2007/12/28(金) 23:16:17.48 ID:PgOZIlLP0
道中、小白の生存と斉の君主に即位したことが告げられる。
/\__/ヽ
/;:''''/ '''' \\
n: |::::::(●) ,、(●)|
||/ (__人__) \ <お前・・・使えねぇな・・・とりあえず表でろ
f「| |^ト、 ` ⌒´ |
|: :: ! }________/
ヽ ,イ /\/▼\|\
____
/_ノ ヽ_\
/( >) (<)\ <テヘ!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-/ |
\ ` ̄'´ /
18 :1:2007/12/28(金) 23:21:03.68 ID:PgOZIlLP0
仕方なく、糾たちは魯に引き返す。
/\___/ヽ
. /;:''''/ '''' \'''';\
.. |::::::(●) ,、(●)::::::| 管仲つかえねーなぁ・・・殺すかなぁ・・・
/ (__人__) \
| ` ⌒´ . |
\ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /___| |
. \ / ____ /
____
/_ノ ' ヽ_\
/(≡) (≡)\ <さっさと帰ってエロゲの続きやるお!
/ /// (__人__) ///\
| |r┬-| |
\ ` ー'´ /
19 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:23:25.48 ID:hczVDTXDO
この菅仲はうざいw
20 :1:2007/12/28(金) 23:24:33.25 ID:PgOZIlLP0
即位した小白は糾を打つため魯を攻める。
____
/ \
∧、 / ⌒ ⌒ \
/⌒ヽ\ / (⌒) (⌒) \ <おとなしくした方が身のためですよ
|( ● )| i\ | __´___ . |
\_ノ ^i | \ `ー'´ /
|_|,-''iつl
[__|_|/〉
[ニニ〉
└―'
/\__/ヽ
. /;:''''/ '''' \\
.. |::u::(○) ,、(○)| ちゃ、ちゃうねん・・・うめはrあwせdrftうめはっれええjhろおえあおhぷー
/ (__人__) \
| u ` ⌒´ u |
\ u \
/´ ヽ
| l l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、. バ
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) ン
21 :1:2007/12/28(金) 23:27:52.71 ID:PgOZIlLP0
糾を打った後、管仲を捕まえる。
______
/ \ /\
/ し (>) (<)\
| ∪ (__人__) J | ________ <きっと戦は大勝してるはず・・・
\ u `⌒´ / | | |
ノ \ | | |
____
/ \ ─\ チラッ
/ し (>) (●)\
| ∪ (__人__) J | ________
\ u `⌒´ / | | |
ノ \ | | |
____
/::::::─三三─\
/:::::::: ( ○)三(○)\
|::::::::::::::::::::(__人__):::: | ________ <俺の居所晒されてるお・・・
\::::::::: |r┬-| / | | |
ノ:::::::::::: `ー'´ \ | | |
23 :1:2007/12/28(金) 23:32:11.79 ID:PgOZIlLP0
小白は最初管仲を殺すつもりだったが
鮑叔の助言により助かる。
/ ̄ ̄\
/ノ( _ノ \ <てめぇ、小白様を暗殺しようとしたろ!!!
| ⌒(( ●)(●)
.| (__人__) /⌒l
| ` ⌒´ノ |`'''|
/ ⌒ヽ } | |
/ へ \ }__/ / / ̄ ̄\
/ / | ノ ノ / ●)) ((●\’, ・
( _ ノ | \´ _ ( (_人_)’∴ ), ’
| \_,, -‐ ''"  ̄ ゙̄''―---└'´ ̄`ヽ て
.| ______ ノ (
ヽ _,, -‐ ''" ノ ヽ r'" ̄
\ , '´ し/.. >>@ | J
\ ( / |
\ \ し- '^`-J
24 :1:2007/12/28(金) 23:36:22.07 ID:PgOZIlLP0
そして管仲は小白(桓公)と面会する。
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ <始めまして。暗殺に失敗した管仲です。
| (__人__) | .よろしくお願いします。
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
25 :1:2007/12/28(金) 23:40:11.32 ID:PgOZIlLP0
桓公は管仲に質問をぶつける。
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (●) \ 管仲さん。今後我が国はどのようにして
| | 繁栄させればいいのですか?
| __´___ |
\ `ー'´ /
____
/_ノ ヽ、_\
o゚((●)) ((●))゚o
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ <んなの商業に決まってんだろハゲwww凡人でも分かるわwwww
| |r┬-| | (⌒)
| | | | | ノ ~.レ-r┐、
| | | | | ノ__ | .| | |
\ `ー'´ /〈 ̄ `-Lλ_レレ
 ̄`ー‐---‐‐´
26 :1:2007/12/28(金) 23:45:06.93 ID:PgOZIlLP0
管仲の只ならぬ才能を知った桓公は、管仲を正式に宰相として迎えた。
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ シシシシシシシシッ
| /| | | | | | 上手くいったおwww
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
28 :怨貞治 ◆599HReUGcU :2007/12/28(金) 23:45:48.59 ID:TIKI3JfZ0
あれでうまくいくとは・・・
27 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:45:21.84 ID:5BUUugDf0
おれ、この管仲となら友だちになりたい
29 :1:2007/12/28(金) 23:47:12.95 ID:PgOZIlLP0
管仲が宰相に任命せれたのを心から喜んだのは、鮑叔だった。
/ ̄ ̄\
/ \
|:::::: | お前の才能を存分にいかせよ・・・
. |::::::::::: | 常識的に考えて・・・
|:::::::::::::: | ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
30 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:48:23.50 ID:VGjHaaHN0
鮑叔良い奴www
31 :1:2007/12/28(金) 23:50:00.76 ID:PgOZIlLP0
それから鮑叔は常に管仲の下につき、管仲を補佐した。
このような関係から後に【管鮑の交わり】ということわざが生まれる。
/ ̄ ̄\
アッ… /‐' ヽ_ \
( ー)( ー) | ____
(__人__)/// | / \
γ⌒ヽノ l` ⌒´ | / ─'' `ー \ んッ…
( ⌒ ) { |/ (ー) ( ー) \ γY⌒ヽ
ゝ_ イ { / | ///(__人__)/// | ー ( ノ )
ヽ ノ、 \ ` ⌒´ ,/ ゝ、_ノ
/ ̄/ ` ー ─ '/>< ` ー─ ' ―-、
/  ̄ / ヽ
| 、. r‐x‐、,' ,.‐x‐、 . / /
\. \ ! (__) ヽ、. / (__) 〉_,./ /
\ ミ、_,.  ̄ ̄ ̄ /
`ー-------‐`ー―------―一'
32 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:50:41.27 ID:pfgYej5X0
吐いた
34 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:51:01.27 ID:CVbaaNaP0
アッー!
33 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:50:58.81 ID:E8v8VpTG0
>>31でことわざの意味が深くなったように思った
38 :1:2007/12/28(金) 23:54:09.29 ID:PgOZIlLP0
補足
【管鮑の交わり】
相手をよく理解し付き合うこと。
(性的でなく)
39 :1:2007/12/28(金) 23:56:38.55 ID:PgOZIlLP0
管仲はまず内政に取り掛かる。
領民が嫌がることは取り除き、求める物は与える。
不正を行う者は容赦なく罰を与えた。
/ニYニヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) すんません物パクリましたwwww
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \
( ___、 |-┬-| ,__ )
| `ー'´ /´
| /
____
/ \
/ ─ ─\
/ ,(●) (●)、\
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / 死刑な
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
40 :VIPがお送りします。:2007/12/28(金) 23:57:24.06 ID:E8v8VpTG0
>>39
これは吹いたwwwwwwwwwwww
41 :怨貞治 ◆599HReUGcU :2007/12/28(金) 23:58:58.42 ID:TIKI3JfZ0
>>39
シュールすぎるwwwwwww
42 :1:2007/12/29(土) 00:00:26.02 ID:E3shVqVD0
斉と魯は数回に渡り戦を行う。
____
/ \
n / ⌒ ⌒ \
| | / (⌒) (⌒) \
i「|^|^ト、| __´___ | <雑魚が!何回戦おうが痛くもない
|: :: ! } \. `ー'´ /
ヽ ,イ
44 :1:2007/12/29(土) 00:03:51.24 ID:E3shVqVD0
そして桓公の5年魯軍を打ち破ることに成功する。
_| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|__| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|_| ̄|
|_ _|| | ̄ | | | | ̄ | |  ̄|
r┘└へ| |二コ ┌'| |二コ ┌| |二コ ┌'| |二コ ┌┘
〈 〈] ゚,、〈| | o ヽ| | o ヽ| | o ヽ| | o └「 ̄\
ヽ-ヘ_>ノ_ノ|_|、_ハ/|_|、_八ノ|_|、_ハ/|_|、_ハ/`⊇.ノ
____ ____ ____
/⌒ ⌒\ ./⌒ ⌒\ ./⌒ ⌒\
o゚((⌒)) ((⌒))゚o o゚((⌒)) ((⌒))゚o o゚((⌒)) ((⌒))゚o
/:::::: __´___ :::: \ /:::::: __´___ :::: \ /:::::: __´___ :::: \
, -‐ (_) |r┬-| |, -‐ (_) |r┬-| |, -‐ (_). |r┬-| |
l_j_j_j と) | | | / l_j_j_j と) | | | / l_j_j_j と) | | .| /
45 :1:2007/12/29(土) 00:07:35.24 ID:E3shVqVD0
魯の荘公は和議を求める。
桓公は和議を承諾した。
,.⌒ヽ γ⌒ ヽ
〈● ノ\ /\ ●〉
ヽ彡' ヽ / ヾ_ノ
) Y ( 調子こんでマジスンマセンでした。
/γ⌒ ⌒ヽ\
/ |(○) (○)| ヽ
| ヽ__人__ノ |
\ `ー'´ /
____
/ ノ ⌒\
/ (●) (●)\
/ __´___ \ <落ち着いてください、顔が飛んでます。
| `ー'´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
46 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:09:45.28 ID:2QhTQ4c7O
自分に向かって弓を引いた人間を宰相に登用するなんてすごいな。
だから名君なのか。
47 :1:2007/12/29(土) 00:10:26.83 ID:E3shVqVD0
しかし和議の会談の時、魯の武将『曹沫』により白紙にされる。
_ ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
/ / ´`ヽ _ 三,:三ー二
/ ノヽ--/ ̄ , ` ̄ ̄ ̄
/ } ...| /! 曹沫 和議取り消し!!
| _}`ー‐し'ゝL _
\ _,:ヘr--‐‐'´} ;ー------
/ ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
48 :1:2007/12/29(土) 00:12:47.19 ID:E3shVqVD0
・・・人います・・・?
49 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:13:54.11 ID:aelJsyw90
ノ
50 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:14:31.73 ID:hTW5q0ES0
見てるよー
52 :1:2007/12/29(土) 00:15:40.97 ID:E3shVqVD0
いるみたいなので続き投下させていただきますね。
53 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:16:07.70 ID:y45A7imf0
見てるよー
54 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:16:23.74 ID:fh1HrW140
1レスあれば10人のROMがいることを忘れなさんな
56 :1:2007/12/29(土) 00:17:45.83 ID:E3shVqVD0
>>54
了解しました!
55 :1:2007/12/29(土) 00:16:34.58 ID:E3shVqVD0
和議が白紙になり激怒する桓公。
再び魯討伐を行おうとするが、管仲により宥められる。
____
/ \
/ _ノ ,、ヽ、_ \ 曹沫マジ殺す
/ ;;;(◯)::::::(◯);;; \
| __´___ |
\ `ー'´ /
/ \
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\
/ ∪ (__人__) \ ちょっと待て!一時の感情に任せたら覇者になれないお
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
57 :1:2007/12/29(土) 00:18:34.98 ID:E3shVqVD0
このいきさつは天下に広まり、桓公は他の国や人民から多大な信頼を得る。
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ <これで覇者になるのも遠くはない
/ (●) (●) \
| __´___ . |
\ `ー'´ /
(( ( つ ヽ、
〉 とノ ) ))
(__ノ^(_)
59 :1:2007/12/29(土) 00:21:12.27 ID:E3shVqVD0
それから2年後諸侯は会盟し桓公を盟主を仰いだ。
/  ̄ ̄ ヽ _ --―――――-、
/、 / /´、 ノ
{ ーrー'´ / ノ_ _ -‐'´
\ }―‐-/ /  ̄ ̄
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ ( ●) (● ) \
| ┌┐ | 私の時代が今開幕しました!
\ し' /
>ヘ:「{ ノヘ_> ゙̄ヽ _
〃 、l、 〃 -、`=っ
/ ヽ ,ィ´`ヽ /ヘー-┬-ツ
,′ ァ ,イ ̄ `ヽl/.: : : .!:}/`ヽr〜'
/ 人.y: :ヽ : : : . }: . : : : jノ /
/ / ヽ: : 、 _ヽ; : '`: : : :f:i′ ./
/ / \.: : : :', : : : : : !{ /
/ く ヽ : : :i : : : : :!lー''
ヽ、 ヽ、_r=┐ ): : :! : : : : iハ
` ー- ..__ノ }、/: : :,' : : : : : i: ',
ーァーイ /: : :,' : : : : : : :', :l
_r、{_/ ノヽ: :.{: : : : : : : : j;イ
`┴‐'´/ \: : : : : : : / .!
,′ ヽ: : : : :/ |
! ヽ: : / |
i }_/ l
60 :1:2007/12/29(土) 00:23:41.45 ID:E3shVqVD0
桓公の23年北方の民族の山戎が燕に攻め込んだ。
/ ̄`Y  ̄ヽ、
/ / / / l | | lヽヽ
/ / // ⌒ ⌒ヽ
| | |/ (●) (●)
(S|| | ⌒ ・ィ ヽ
| || | ト-=-ァ ノ 私達民族の領土拡大ギザたのしすwwww
| || | |-r 、/ /|
| || | \_`ニ'_/ |
61 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:25:14.50 ID:JSDUh4rs0
ちょwwwwウザイのでてきたwwwwww
62 :1:2007/12/29(土) 00:27:02.98 ID:E3shVqVD0
桓公は見事山戎を蹴散らすことに成功する。
_____ _____
/壱//万 :/| /壱//万 :/|
|≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
____ |≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
/ \ |≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
/ ⌒ ⌒ \ |≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡| この金で引いてください。
/ (⌒) (⌒) \ |≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
| __´___ . | |≡≡|__|≡≡|彡||≡≡|__|≡≡|彡|
\ `ー'´ / .|≡≡|__|≡≡|/ |≡≡|__|≡≡|/
/  ̄`Y  ̄ ヽ
/ / ヽ
,i / // / i i l ヽ
| // / l | | | | ト、 | (売春か?)
| || i/ ノ ヽ、 | |
(S|| | (●) (●) |
| || | .ノ )|
| || |ヽ、_ 〜'_/| |
64 :1:2007/12/29(土) 00:30:35.44 ID:E3shVqVD0
燕の君主の荘公は感激し桓公を見送る。
しかし、自国の領内まで送らせることができるのは天子だけであり
桓公は管仲の言葉により見送ってもらった場所に溝を作り
そこを国境と定める。
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ <自国まで送らせちまったんだからここを国境にしろ
| mj |ー'´ |
\ 〈__ノ /
ノ ノ
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) (●)\ <把握しました。
i :::::: __´___ i
ヽ、 `ー'´ /
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ
r ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_____ノ_ノ
66 :1:2007/12/29(土) 00:35:50.96 ID:E3shVqVD0
桓公の35年諸侯と会盟した時
周王朝の天子の使者が下賜の品物が届く。
_ ‘ー’ (⌒)
. ,-、 //⌒ / (こ○こ)
てOう 〈.::.{ __, ベ.ー-< ‘ーヘ_ノ
‘ー’ ,ゝ'´.::.::.::.::.::|.::.::.::.::`丶、
/ :.::.::.::.::.::.::.::j.::.::.::.:: く ̄
{ヽ ,'.:/.::.::⌒/|.::.::ハ⌒.::.::.:ヽ ハ
∨\_ {/.::.::/:./ |::/ ヽ\.::.::|.::V }
. / / ∨イ.::/ ( ー) (ー)ハ.:.|ヽ「∨
ヽ_{ |.:ハ:::::: 、_,、_, ::・{:.� ∨
\. |ヘ.::.:l、 _(_ ノ_ イ.::| / 陛下から贈り物を持ってきたお!!
/.::.\ ヽ::| ∨{ / |.:/ .xく
/:/.::./\ ヾ\ 「] /| ノ'/.::.::l
/.::./.::./.::.::.: _} |lヽV/ l|r'´.::.::l.::.|
l_;斗-く :.::.::. 〈 j >ω<.| :.::.:: l.::.|
V`ーく¨ヽ.::j≧ヘ / ∧ }| :.::.:: l.::.|
67 :1:2007/12/29(土) 00:39:38.52 ID:E3shVqVD0
使者は臣下の作法なしに受け取って構わないと言う。
桓公は初め使者の言う通りにしようとするが
管仲に作法を取り受け取るように促される。
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 作法無しに受け取ります。
/ (⌒) (⌒) \
| __´___ |
\ `ー'´ /
____
/_ノ ヽ_\
/( ●) ( ●)\ <アホか!覇者たる者礼節をしれよ
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| ( ( |
\ `ー' /
68 :1:2007/12/29(土) 00:42:23.03 ID:E3shVqVD0
桓公は管仲の諌めにより作法を取り品物を受け取った。
____
/ ノ ⌒\
/ (●) (●)\
/ __´___ \ <アザース。
| `ー'´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) / / / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ :::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
____
/ノ ヽ、_\
/( ○)}liil{(○)\ <人の話聞いてたかよ!!
/ (__人__) \
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| /
69 :1:2007/12/29(土) 00:45:04.23 ID:E3shVqVD0
時は流れ、管仲も桓公も歳をとる。
管仲は国の将来について考えるよう桓公に進言する。
____
/ \
/ ─ ─ \ <あんたが死んだら誰を世継ぎにするの?
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\ <鄭姫が生んだ昭にしようと思います。
/ ( ●) (●)\
i ::::::* __´___ * .i
ヽ、 `ー'´ /
/ ┌─┐
i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ
r ヽ、__)一(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ
と_____ノ_ノ
70 :1:2007/12/29(土) 00:45:44.90 ID:E3shVqVD0
/ ̄ ̄ ̄ \ ホジホジ
/ ― ― \ <だったらさっさと発表しろよ
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ mj |⌒´ /
〈__ノ
71 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:46:38.78 ID:hTW5q0ES0
うぜぇwwwwwwwwwwwwww
73 :1:2007/12/29(土) 00:47:42.53 ID:E3shVqVD0
その後管仲は病に倒れる。
___
/⌒ ⌒\ ━━┓┃┃
/(  ̄) (_)\ ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。
74 :1:2007/12/29(土) 00:50:30.39 ID:E3shVqVD0
その知らせを聞き、桓公は急いで管仲のもとへ足を運ぶ。
/ ̄ ̄ ̄\
/ ― ― \
/ (●) (●) \ <今行きますよ・・・宰相・・・
ジュボッ| __´___ |
、l\ `ー'´ /
;';;;';:\ |:::、:::::(__人__)|
;'';;';:.゙; `―):::::::` ⌒´、_|_,ヘ_
'/';:.゙|:::_:::::::::: (―´ | カサ・・
. ┌――)::::::::::::: ` } | カサ・・
( ( Λ ヽ:::::::::: ノ ( ( lヽ
75 :1:2007/12/29(土) 00:53:30.47 ID:E3shVqVD0
桓公は管仲に会い、もう永くはないことを悟る。
そして管仲なき後、誰を宰相にするか訊ねた。
____
/ \て
/U/ \ \ そ
/ (●●) \
| __´___ U | 管仲宰相亡き後は、誰を宰相にすればいいのですか!?
\ U `ー'´ /
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ ググレカス
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
76 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 00:54:19.89 ID:J3J3aJvg0
アドバイスしろよw
77 :1:2007/12/29(土) 00:54:37.44 ID:E3shVqVD0
/ ̄ ̄ ̄\
/ ― ― \
/ (○) (○) \ ・・・
| __´___ |
\ `ー'´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
79 :1:2007/12/29(土) 00:56:49.56 ID:E3shVqVD0
桓公はお気に入りの三人の名を上げたが、管仲は承諾しなかった。
その三人は桓公の機嫌をとるのが上手い悪臣であったからだ。
/ ̄ ̄ ̄ \ ホジホジ
/ ― ― \ <あの三人に任せたら国が傾くな
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ mj |⌒´ /
〈__ノ
ノ ノ
____ ,
/ \ -
/ ― ― \` <っても桓公に気に入られてるし。
/ (● ) (● ) \
| (__人__) |
\ . `⌒´ /
. mj~i
〈__ノ
ノ ノ
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ <まぁ俺もうすぐ死ぬしどうでもいいか
/ (●) (●) \
_|__ (__人__) |
/ \ `ー'´ /
/⌒⌒⌒/ ..:::::::::::.. ヽ ピトッ
| | | { .::::::●::::: }
| | | \ ::::::::::::::/
ヽ ヽ ヽ `ー一'´
80 :1:2007/12/29(土) 00:59:30.79 ID:E3shVqVD0
そして管仲は息をひきとった。
誰もがその死に涙を流した。
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / ヽ
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ _ノ \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// ( ●) (●)
ヽ_'_ノ)_ノ \> / u (__ 人_)
n 「 | /. .i' i ''" `ヽ
ll || .,ヘ / i' r' ,..二''ァ,/
ll ヽ二ノ__ { i' /''"´ 〈//
l| _| ゙っ  ̄フ. ;: ! i {
|l (,・_,゙> / ;: ! i {
ll __,冖__ ,、 > > ' ;: ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ; . | |!
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; | ,. -、,...、|:l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ;:i `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ノ
|! |! |! l | ::. ノ`ー- '
o o o ,へ l く
82 :1:2007/12/29(土) 01:01:33.94 ID:E3shVqVD0
管仲の死後、桓公は管仲の忠告を無視し悪臣三人を側近とする。
____
/ \
n / ⌒ ⌒ \
| | / (⌒) (⌒) \
i「|^|^ト、| __´___ | <まぁ大丈夫でしょう。反乱起こしたら潰すし
|: :: ! } \. `ー'´ /
ヽ ,イ
83 :1:2007/12/29(土) 01:03:01.09 ID:E3shVqVD0
案の定、悪臣三人は太子の昭を廃嫡させ自分達の息のかかった者を太子に祭ろうと企てる。
i^,\ _,,_ /^l
l ノ ⌒ i|l ⌒ ヾノ
シ "( ●) (●) ミ
メ = ⌒(__人__)⌒ = ヽ ングング
彡 ( \ ;ミ チュパチュパ
ヾ 、 ヽυ ::\
γ⌒) \ .:::(⌒
( ^)
/⌒ヽ
/ ◎ ◎ヽ
. (""(_人_)"")
\ し′/
____
/ \
/ ─ ─\
/ ⌒ ⌒ \
| /// ,ノ(、_, )ヽ // | フフフ・・・
\ -=ニ=- /
ノ \
/´ ヽ
| l \
85 :1:2007/12/29(土) 01:05:20.70 ID:E3shVqVD0
翌年、桓公も管仲の後を追うようにこの世を去る。
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,r--――ー-、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / / \
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / . / \ / ヽ
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ/ \ / ヽ
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// ,;''"'''-;,_ \l,::,l/ ,,-'''ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ \> / ( ● >>><<!" ●)
n 「 | / "''''''''""__’ __, "''''' ヽ
ll || .,ヘ / i' r'  ̄/ )
ll ヽ二ノ__ {\ /''"´ / /
l| _| ゙っ  ̄フ, . ! i /
|l (,・_,゙> / \ | | /
ll __,冖__ ,、 > /\ | ,. -、,...、| /
l| `,-. -、'ヽ' \/ \ i i | / \
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-/ \ | { j / |
ll __,冖__ ,、 |\/ ゝ `ーー'´' / |
ll `,-. -、'ヽ' iヾ. l ヽ、__ _ ノ |
|l ヽ_'_ノ)_ノ { . | `'ブ |
. n. n. n l | |
|! |! |! l | |
o o o ,へ l
/ ヽ
86 :1:2007/12/29(土) 01:07:11.09 ID:E3shVqVD0
桓公の死後内乱が相次ぎ、それに乗じて各国が攻め領土は削減してしまった。
その間、桓公の死体は宮殿に放置される。
____
/ \
/ _ノ ,、ヽ、_ \ ふざけんな!
/ ;;;(◯)::::::(◯);;; \
| __´___ |
\ `ー'´ /
/ \
/_ノ ヽ、_\ <プギャーーーーーーーーwwwwwwwwww
o゚((●)) ((●))゚o ,. -- 、
/::::::⌒(__人__)⌒:::::: / __,>─ 、
| |r┬-| / ヽ
| | | | { |__
| | | | } \ ,丿 ヽ
| | | | / 、 `┬----‐1 }
| | | | / `¬| l ノヽ
\ `ー'ォ / 、 !_/l l / }
{ \ l / ,'
\ ´`ヽ.__,ノ / ノ
\ ヽ、\ __,ノ /
 ̄ ヽ、_ 〉 ,!、__/
88 :1:2007/12/29(土) 01:08:46.12 ID:E3shVqVD0
桓公の死後10ヶ月後、内乱を沈め昭太子が即位する。
そしてようやく桓公の葬儀が行われた。
_ _
(∩)-(∩)、
/ ___ \
// \ ヽ
/| _ノ ⌒ | |
| / (●) (●)ヽ | 桓公の死体、蛆わいててキモイんだけど・・・
r Y
| (__●__) |
\ ` ⌒´ /
ヽ ノ――――――
/ く \ \
| \ __◎) \
| |ヽ、__ノ 、 \
90 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 01:11:03.49 ID:z0agdxls0
10ヶ月たったら蛆どころじゃねーよwww
もう骨じゃねww
91 :怨貞治 ◆599HReUGcU :2007/12/29(土) 01:12:12.63 ID:6IL9JZST0
なんかの記事で人は死んで長期間放置されると液体になるそうだ・・・
89 :1:2007/12/29(土) 01:10:43.62 ID:E3shVqVD0
それ以後斉の国は弱まり度々各国から侵略をうけるようになる。
もはや昔の大国の面影はなくなっていた・・・
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) | ____
(__人__) | / \
l` ⌒´ | / ─ ─ \
. { |/ (●) ( ●) \
{ / | (__人__) |
,-、 ヽ ノ、\ ` ⌒´ ,/_
/ ノ/ ̄/ ` ー ─ '/>< ` ー─ ' ┌、 ヽ ヽ,
/ L_  ̄ / _l__( { r-、 .ト
_,,二) / 〔― ‐} Ll | l) )
>_,フ / }二 コ\ Li‐'
__,,,i‐ノ l └―イ ヽ |
l i ヽl
紀元前○年△月×日 最高の友人と共に
〜Fin〜
92 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 01:12:14.41 ID:JSDUh4rs0
>>89
思い出のアルバム感動した
87 :VIPがお送りします。:2007/12/29(土) 01:08:10.73 ID:f3ofErB00
横山光輝の史記を思い出したぞ。
96 :1:2007/12/29(土) 01:14:52.13 ID:E3shVqVD0
ご愛読ありがとうございます。
【管仲伝】はこれで終了です。
実は昨日のうちに二話まで仕上がっていました。
次回からは投稿が遅くなるかもしれませんが
よろしくお願いします。
99 :1:2007/12/29(土) 01:20:34.06 ID:E3shVqVD0
ちなみに私が参考にしたのは
【横山光輝:著】の『史記』です。
それをやる夫にして簡潔に投下してます。
もっと詳しく知りたい方は、そちらをご覧になって下さいませ。
では、また会いましょう!
【司馬遷伝】 【管仲伝】 ←いまココ 【驪姫伝】 【重耳伝(前編)】 【重耳伝(後編)】
【范雎伝(前編)】 【范雎伝(中編)】 【范雎伝(後編1)】 【范雎伝(後編2)】
うまいもの食わせろって言われて、自分の子供を料理にして主君に食わせたやつ。www
端折りまくってるからな
と思ったら横山史記か
あれ自身がダイジェストだぞ?重要箇所がバンバン抜けてるって代物w
横山史記だけ読んでたら全然スジが通らない
それをさらに省略するとは
「やるおで学ぶ『史記』」じゃなくて「やるおで学ぶ学ぶ『史記のダイジェスト』のあらすじ」だ
とっかかりにはいい、って意見には賛成だが
横山史記ってことを文頭に書くべきだ
衣食足りて栄辱を知るか。