1 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 01:57:34.75 ID:uqgts2gC0
いつも1人だった。
いつも1人で洞窟の中で浮いているだけだった。
そうだよね…。
私、本当はこの洞窟にいるはずのモンスターじゃないし。
今日も遠くで私の事を噂してる声が聞こえる。
スライム「またいるぜ?あのクラゲ。」
モグラ「ほっとけよ。それより持ち場に戻らないとな。誰も来ないと思うけどな。」
スライム「あ〜だりぃ。なんでわざと倒されるフリしなきゃなんねーんだよ。」
モグラ「まぁそういうなよ。あ・・・誰か来たぜ?」
私の人生はそこで変わったと言ってもいい。
あの桃色の剣士との出会いが私の人生を変えた。
2 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:01:22.76 ID:uqgts2gC0
衝撃的だった。
桃色の鎧と兜を身に纏い、手には棒を持っていた。
スライムとモグラを4ターンでぶちのめす。
少し怖かったけど…なんだろうこの気持ち。
あの人間と話してみたい。でもその前に私には敵意がないって事を伝えなくてはいけない。
どうしよう…。どうしよう…。
桃色「ふむ。まだキツそうだな。一旦街に戻ろう。」
ああ!待って!!
5 :きしめん職人(宮城県):2007/04/02(月) 02:02:56.94 ID:b0tI6yYF0
武器は檜の棒?肉棒?
7 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:06:07.34 ID:uqgts2gC0
あの桃色の剣士はそそくさと街に戻っていってしまった。
もう…。
しかし、再びチャンスが巡ってきた。
あれから数日後。今度は棒ではなく、手に錆びた色の剣を持って現れた。
スライムとモグラを2ターンでぶちのめす。
成長しているのですね…。素敵です。
ついに私の目の前までやってきた。
今こそ…!今こそ私の想いを伝えなければ!
『あの…私悪いモンs』
桃色「ぬ…あんなところに宝箱が!!遠回りするしかないのか。こしゃくな。」
ああ!待って!!!
8 :きしめん職人(宮城県):2007/04/02(月) 02:07:14.91 ID:b0tI6yYF0
武器は銅の剣…か
9 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:09:56.95 ID:uqgts2gC0
水路を挟んで桃色の騎士が戻ってきた。
私より宝箱優先なんですね…。仕方ないのかな。
私、モンスターなんだもん…。
桃色「ぬ?」
桃色の戦士が私の方を見た。
首をかしげている。
そ、そんなに見ないで…////
桃色「はて。不気味なモンスターがいるようだが。退治しなくてはなるまい。」
そう言って桃色の戦士の姿が見えなくなった。
私の残ったのは絶望と恐怖だけだった。
12 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:13:31.71 ID:uqgts2gC0
ど、どうしよう…。
逃げた方がいいのかしら。
絶対倒されるよね…いや、今の段階ならば私が本気になれば勝つ事ができるかもしれない。
でも勝ってどうなるの?それって周りのモンスター達と何も変わらない。
でも…でも…。うう…こんな時どうすればいいかわかんないよぉ…。
しかし、次の瞬間。
はっと前を見ると…桃色の戦士が仁王立ちをしていた。
16 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:19:10.60 ID:uqgts2gC0
桃色の戦士は不思議そうに私を見つめている。
今だ。今しかない。
右から4本目の触手が私にそう言った気がした。
私に戦う気はない事を伝えなくちゃ!
でも…私♀だってわかったらきっとバカにされる…。
だから私はこう言った。
『ボク、ホイミン。悪いモンスターじゃないよ!!』
桃色「ぬ?しゃべった?気色悪いモンスターもいたものだな。」
後ずさりする戦士。そこまで言わなくても…。
『に、逃げないで。ボク、あなたと一緒に…。』
桃色「!?」
知らない間に涙が出ていた。
もう泣かないって決めたのに。
でも無理だった。
桃色「ぬ?粘液が出ている…。ええい!寄るな!」
『えっ!?そ、そんな…』
19 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:23:46.62 ID:uqgts2gC0
『戦いたくないんですよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
桃色「ヒッ!!?」
『本当なんですよぉぉぉぉぉ!!!』
私は力の限り叫んでいた。
私の素直な気持ちだった。
桃色「わ、わかった。すまなかったな。」
『わかっていただけたんですか…?』
桃色「では、失礼した。」
ああ…あのお方が行ってしまう。
これじゃどうして頑張ったのかわからないじゃない!!
私のこの気持ちは…なんだろう?とても暖かくて、切ない気持ちは…。
『待って!!』
私は無意識に叫んでいた。
22 :相場師(北海道):2007/04/02(月) 02:35:20.24 ID:z9Tnrsy60
とりあえずライアンの色彩センスはネ申だなwwww
ピンクwwwww
23 :きしめん職人(宮城県):2007/04/02(月) 02:40:05.75 ID:b0tI6yYF0
一人だけだからな…他普通の兵士の格好なのに
26 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:43:56.95 ID:uqgts2gC0
桃色の戦士が振り返る。
『ぼくを・・・ぼくを連れて行ってください!!!』
力の限り叫んだ。
もう後悔はしたくない。何もせずに悩むのはもうやめたんだ!!
桃色「む。お前と共に行くと申すか?」
『だ、だめですか…?」
桃色「仕方ない。いいだろう。」
『本当ですか!!やtt』
桃色「とりあえずこれを持つんだ。わかったな。」
手渡されたのは薬草7個だった。
衝動買いをする性格なのかな…。でもなぜ私に持たせるの?
ううん。構わない。こんなの全然苦じゃないわ。
だって私の手を使えば余裕だもん!まだ一本余るわよ!
こうして、私と桃色の戦士との旅が始まった。
32 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:48:50.22 ID:uqgts2gC0
あれから10日が過ぎただろうか。
未だに私の事を♂だと勘違いしているようだ。
今日も「ホイミン。男たるもの目の前の苦難は乗り越えねばならん。精進せい。はっはっは。」
とわけのわからない事を言われた。
はぁ…私って魅力ないのかな…。
そりゃそうよね。なにもおめかししてないし…。すっぴんだもの。
今日も私は1人で野宿。
桃色の戦士は1人で街の宿屋に泊まっている。
仕方ないよね…。私モンスターだもの。
でも、また無意識に涙がぽろぽろこぼれていた。
わたしって…弱いよね。本当に…。
34 :デパガ(関西地方):2007/04/02(月) 02:50:48.15 ID:+5xM8GoF0
, -‐―― 、
/O ヽ、 ,-、
/r‐, V l
// / L_ `ー-、
///, '/ \ \\ ヽ
/ し' ● ● ヽ l l
l (__人_) l .| | ホイミカワイソス
ヽ、 ノ / l
`ー-、_ニ二二ニ-―=ニ二/ /
_ノ _/ ∧ l ヽ` 、___ノ
39 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:54:08.81 ID:uqgts2gC0
そういえばまだ自己紹介もされていない気がする。
私はホイミンと名乗ったけど、あの方は何も言ってくれなかった。
名前はなんていうのだろう。
そんな事を考えてるうちに、私の意識は薄れていった。
「おい。起きろ。ホイミン。」
その一言で目が覚めた。
桃色の戦士がそこに立っていた。
立派な髭にはごはんつぶが一粒ついている。
もしも…もしも…私が信頼できる仲だったら、何も言わずに取って食べてあげただろう。
でも、私にはまだ無理だった。
桃色「さあ、塔に行くぞ。ついてこい。ホイミン。」
『はい。お供します。』
44 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 02:58:14.24 ID:uqgts2gC0
今日はこの塔を登るらしい。
大丈夫。この戦士様ならきっと…。
塔の内部に入ると、大きなニワトリが飛び回っていた。
でも、大丈夫。戦士様なら!!
『戦士様!あそこに敵g・・・』
桃色「しっ!静かにしていろ。見つかったらどうするつもりだ。」
『は、はい。すみません…。」
桃色「いいな?気付かれたら逃げるのだぞ。」
『はぁ…。』
ううん。きっと作戦に違いない。
逃げるのだって悪い事じゃないもの!
そう信じたかった。
48 :こんぶ漁師(dion軍):2007/04/02(月) 02:59:30.10 ID:vsyGZ6I60
ライアン弱腰ww
49 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:04:32.19 ID:uqgts2gC0
その時、どこからか一本の矢が飛んできた。
その矢は戦士様の頬をかすめ、壁に突き刺さった。
桃色「ぬ!!」
『戦士様!近くにリリパットがいます!戦闘の準備を!!』
私も手足を交差させ、戦闘態勢をとりつつ周囲の様子を伺う。
・・・見つけたッ!!あの壁の影に隠れている!!
私は振り返り叫んだ。
『戦士様!!あの壁にリリp・・・』
私が見たのは、戦士様が急いで外に飛び降りる姿だった。
50 :青詐欺(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:05:12.07 ID:OSxroESh0
逃げやがったwwwwww
51 :こんぶ漁師(dion軍):2007/04/02(月) 03:05:28.08 ID:vsyGZ6I60
ライアンwww
52 :住所不定無職(長屋):2007/04/02(月) 03:06:47.66 ID:qEsOLu2n0
飛んだwwwwwwwwwwwwww
58 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:10:58.78 ID:uqgts2gC0
何度か目をこすってみたが、一向に戦士様の姿が見つからない。
逃げたんじゃない。足を滑らせて落下してしまったのだと思った。
そう信じなければ…どうにかなってしまいそうだった。
「おい。」
背後から声がする。
振り返るとリリパットがこちらに歩いてくるのが見えた。
「ふー。逃がしちまったか。」
『・・・。』
「お前、1人で出歩くなと言われてるだろう。その辺のヤツとタッグ組まないとやられるぜ?」
『あ、うん・・・。』
「さっきのビビリ野郎。あいつになら勝てるかもなwwww」
『・・・・!!!!!』
目の前が真っ赤になった。
何も考えられなくなった。
次の瞬間、私はリリパットの頭巾に噛み付いていた。
63 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:17:07.83 ID:uqgts2gC0
「うわ!!やめろ!!」
『お前だけは・・・許さない!!』
「くそ!!おーい!!誰かいないか!!!」
全身の力を込めて、頭巾に喰らいついていると2体のリリパットがやってきた。
B「おいおい。何事だよ。ケンカか?」
C「何やってんだよw」
A「違う!こいつ裏切り者だ!殺っちまおうぜ!!」
私を引き剥がし、壁に投げつけるリリパットA。
体制を立て直し、正面を向くと3匹のリリパットが弓を構えていた。
私は後悔していなかった。
少しでも、あの人の力になれたのかな。
あの人は見ていないけど、私頑張ったんだよ。
目の前がかすんできた。
こんな時でも泣いちゃうんだな・・・。私、やっぱりどうしようもないな。
でも、安らかな気持ちが全身を支配していた。
69 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:21:20.66 ID:uqgts2gC0
3体のリリパットから矢が放たれる。
すごくゆっくりに見えた。
でも、体が動かなかった。
私、ここで死ぬんだな。そう納得した。
でも、悔いはない。
私の願いは叶ったんだから。
少しの間でも、あの方と旅ができて嬉しかった。
でも、最後に言いたかったな「ありがとう」って・・・。
ゆっくりと目を閉じる。
しかし、数秒立っても体に痛みは感じなかった。
その代わりに金属音が聞こえた。
ゆっくり目を開けるとそこには桃色の戦士の大きな背中が映っていた。
77 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:25:09.77 ID:uqgts2gC0
涙でぼやけた視界の中にはっきりと桃色の背中が映し出された。
『戦士・・・様?』
「ライアンだ。」
『ライ・・・?』
「私は王宮の戦士ライアンだ!!」
私に背を向け、そう言うとライアン様は果敢に飛び掛っていった。
A「な、なんだこいつ!!」
B「ス、スカラ!!」
C「じゃあ俺撃つわwww」
ライアン「ホイミン。見ておけ。私の生き様を!!」
『ライアン様!!』
78 :養豚業(関東):2007/04/02(月) 03:26:35.97 ID:UrTbaZtkO
ライアンwwww
79 :留学生(愛知県):2007/04/02(月) 03:26:40.63 ID:t6G/kIqt0
何この無駄にありがちな展開wwwww
81 :和菓子職人(宮城県):2007/04/02(月) 03:29:11.28 ID:W19LkQK80
生き様って死ぬ気かよwwwwリリパット相手にwwww
83 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:29:50.56 ID:uqgts2gC0
私は呆然とその戦いを見ていた。
必死に切りかかり、その代わりに矢が3本飛んでくる。
ライアン「ホイミン!!」
『は、はい!!』
ライアン「ホイミして!!死んじゃう死んじゃう!!」
『ええ…。わ、わかりました。』
慌てて振り返るライアン様。
でも、私は知ってます。あなたの勇士を。
目を閉じて宙を舞い、ホイミの準備をする。
『ホイミ!』
しかし、私がホイミをかける一瞬前。
そこにいたはずのライアン様の姿が消え、代わりに桃色の棺桶が横たわっていた。
84 :住所不定無職(長屋):2007/04/02(月) 03:30:11.60 ID:qEsOLu2n0
死んだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
86 :青詐欺(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:30:48.26 ID:OSxroESh0
コイツはwwwwwww
87 :漢(東京都):2007/04/02(月) 03:31:08.83 ID:4cr2xdXn0
俺の中でライアン評価が上がったり下がったり大変なんだが
92 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:34:54.63 ID:uqgts2gC0
その後の事はよく覚えていない。
ふと目が覚めると真っ暗だった。
私、どうなったんだろう…。暗いし、変な臭いがするよぉ…。
次の瞬間。
私に光が降り注いできた。
ライアン「おお。目が覚めたか。心配したぞ。いきなり死んでしまうんだからな。」
『あ、あれ・・・?』
起き上がると、どうやら私は棺桶の中にいたようだった。
そっか…。死んじゃったんだ。私・・・。
ライアン「ここまで運んでくるのに苦労したぞ。まったく。仕方ないヤツだな。はっはっはw」
そう笑い飛ばすライアン様は冷や汗びっしょりだった。
93 :留学生(愛知県):2007/04/02(月) 03:35:21.31 ID:t6G/kIqt0
YOEEEEEwwwwwwww
94 :短大生(チリ):2007/04/02(月) 03:35:30.72 ID:oW3aD0Iw0
全滅wwwwww
98 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:39:52.76 ID:uqgts2gC0
あれ・・・?
私の記憶違いだろうか?
確かライアン様は私より先に・・・・。
ライアン「な、何を不思議そうな顔をしているのだ!行くぞ。ホイミン。」
『は、はい・・・。』
何か腑に落ちなかったが、きっと悪い夢を見ていたのだろう。
そう思う事にした。
『もう一度あの塔に登るんですよね?リベンジしましょう!!』
ライアン「む?いや・・・気が向いたらな。はっは・・・。」
足早に酒場へと消えていくライアン様。
そして顔だけ出してこう言った。
ライアン「お主は目立つから外で待っていろ。いいな?」
103 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:46:54.88 ID:uqgts2gC0
外で1人考え事をする。
それは、私があの戦士に抱いていた気持ちは何だったかということだ。
最初出会った時、きっとこれが恋なのではないかと思った。
胸が苦しくなって、熱くなった。
それが今はどうだろう。
あの桃色のヒゲは逃げてばかりではないだろうか。
私にはよくわからないけど、人間って全身同じ色に染めるのは恥ずかしくないのだろうか。
桃色のヒゲ・・・じゃなくてラフマン様だったっけ?
ラフマン様は本当に戦士と言えるのだろうか。
私の気持ちに疑問が生まれていた。
107 :電話番(大阪府):2007/04/02(月) 03:49:09.28 ID:86c7C41d0
名前曖昧wwwwwwwwwww
108 :動物愛護団体(コネチカット州):2007/04/02(月) 03:49:36.88 ID:aB68mVr8O
なんという激しい心境変化
119 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:53:38.67 ID:uqgts2gC0
しばらくすると、頬に口紅の跡をつけたラフマン様が戻ってきた。
ラフマン「おお。ホイミン。すまんな。少し修行をしていたので遅くなってしまった。」
『あ・・・構いません。』
ラフマン「これは土産だ。とっておけ。」
『ありがとうございます・・・。』
私にどくけし草を手渡すと、上機嫌で草原を歩き始める。
聞いた方がいいのだろうか。
あなたは何がしたいのですかと。
モンスターの私が言うのもおかしいかもしれないけど、あなたは他の人間を救う気がないのですかと。
ううん。これは聞くしかない。
だって、これはあなたのためだもの!!
『ラフマ・・・』
「ブブッ!!」
その桃色のヒゲは尻で返事をした。
123 :養豚業(関東・甲信越):2007/04/02(月) 03:55:08.99 ID:YXQigwc+O
屁wwwwwwwww
124 :動物愛護団体(コネチカット州):2007/04/02(月) 03:55:10.03 ID:aB68mVr8O
ラフマンうぜぇwwwwww
125 :都会っ子(アラバマ州):2007/04/02(月) 03:56:18.72 ID:U4lVgP4s0
ラフマン\(^o^)/オワタ
126 :短大生(チリ):2007/04/02(月) 03:56:29.92 ID:oW3aD0Iw0
だめだこいつ……早く何とかしないと……
145 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:05:05.34 ID:uqgts2gC0
異臭が鼻をつく。
人間ならばそう表現するのだろう。
しかし、私には鼻がないので苦にはならない。
その代わり、不快度は人間のそれを遥かに上回っていた。
ラフマン「ぬ?誰だ屁をこいたのは。」
私達以外誰もいない草原をキョロキョロする。
そして疑いの眼差しで私を見つめてきた。
そして勝手に納得したようにこう呟いた。
ラフマン「まぁモンスターでも屁はするよな。私は気にせんぞ。」
私はもう何も言う気になれなかった。
147 :養豚業(関東):2007/04/02(月) 04:06:14.71 ID:UrTbaZtkO
ラフマン死ねwwwwww
150 :別府でやれ(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:07:11.19 ID:sc+RwAHY0
ラフマンうぜえwwwwwwwww
152 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:09:43.51 ID:uqgts2gC0
ラフマン「おい。ホイミン。」
『なんすかー。』
ラフマン「実はな。お前に相談があるのだ。聞いてくれんか。」
『いいですけどー。』
暇なのでその辺の草をむしりながら応えた。
ラフマンはどかっと腰を下ろした。
あ、そこには・・・う●こが・・・。
何も気付かないラフマンが語り始めた。
154 :コンビニ(東日本):2007/04/02(月) 04:12:11.45 ID:s/2xLR4y0
ホイミン口調が変わったwwwwwww
155 :女性音楽教諭(愛知県):2007/04/02(月) 04:13:24.47 ID:wrraWX2P0
対応が適当にwwww
157 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:16:43.90 ID:uqgts2gC0
ラフマン「私はな。王宮の戦士などと呼ばれているが・・・実は違うのさ。」
『へっ!?』
ラフマン「いや、言い方が悪かったか。もちろん戦士なのだが・・・。」
『?』
ラフマン「私はモンスターが怖い。怖くてたまらないんだ。おかしいだろう。戦士がこんな事を言って。」
『い、いえ・・・。』
ラフマン「はは。笑っていいのだぞ?私は上辺だけの戦士なのだよ。」
力なくラフマンが笑う。
私は許せなかった。
私があなたにここまでついてきたのは、あなたは他の人間にはないものを持っていたから。
それが何なのかはわからない。
でも確かに、あなたには何かしらの希望を抱いていた。
私が食ってかかろうとした時、ラフマンは腰を上げた。
ラフマン「すまんな。弱いところを見せてしまった。」
『いえ・・・そんな事思ってないです!!私、私は・・・。』
ラフマン「はっはh・・・ぬ!!なんだ?尻が・・・く、くさ!!」
『・・・・。』
ラフマン「ち、違う!これは私がしたのではないぞ!!信じてくれるな!ホイミン!!」
必死の形相で叫ぶラフマン。
私はそれをじっと見つめていることしかできなかった。
164 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:24:09.79 ID:uqgts2gC0
ラフマンはオロオロしながらどうしようかと思案しているようだった。
そこに運悪くモンスターが現れた。
スライムだ。
ラフマン様もLV6だし、まぁなんとかなるだろう。
スライム「げっ!この親父う●こ漏らしてやがる!!!www」
ラフマン「ぬ!ち、違うぞ!!断じて私ではない!!」
スライム「近寄んなよwwまじきたねぇwww」
ラフマン「違うと言うにぃぃぃぃぃ!!!!」
スライム「うわ〜〜!菌がうつる!!にげろ〜〜!!www」
スライムは逃げ出した。
ラフマン様は少し泣いていた。
167 :ホテル勤務(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:28:17.48 ID:uqgts2gC0
限界なので寝る。
見てくれてありがとな。
170 :動物愛護団体(大阪府):2007/04/02(月) 04:30:22.69 ID:NjOsRkBz0
>>167
中途半端すぎるぞラフマン
もうちょっと頑張ればライアンに格上げしてやるから頑張れ
最後までやり遂げたら雷電にしてやるから
171 :留学生(アラバマ州):2007/04/02(月) 04:31:23.90 ID:uGWLHRoY0
>>167
乙w
続き書く気あるならみんな保守するんじゃね?
後半に続く
ありがとうキティたん