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2007年03月03日

ドラえもん〜のび太の20世紀少年〜 その18

http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1171091896/

その1  その2  その3  その4  その5
その6  その7  その8  その9  その10
その11  その12  その13  その14  その15
その16  その17  その18 ←いまココ  その19
※続きは追って沙汰を待たれい(´・д・`)

2 :愛のVIP戦士:2007/03/01(木) 14:19:43.38 ID:3bsh3U+50
登場少年

ドラえもん(ネコ型ロボット)
のび太(36歳・妻子あり 環境保護調査員)
ジャイアン(のび太の幼なじみ。元ガキ大将)
スネ夫(のび太の幼なじみ。社長)
しずかちゃん(のび太の妻、石になっておる)
ノビスケ(のび太の息子、ガキ大将)
安雄(のび太の幼馴染、帽子刑事、何かを見て石になった??)
はる夫(のび太の幼馴染、テロ朝のAD、ピザ)
どらえもん(カルト組織どらえもんを支配する謎の教祖)
一番(どらえもん教団の右腕、死んだ??と思われる)
ルル(強い少女、鉄人兵団と関係あり?)

4 :愛のVIP戦士:2007/03/01(木) 14:22:59.67 ID:3bsh3U+50
第19話 再会

ドラ「そろそろだ・・・」
ゴン「ヤット帰ッテキタダナ・・・」
そんな心配をしているうちに光が見えてきた。
この光は居心地の悪い時空間からの脱出し目的地に着くことを意味しているのだ
だが今はみんなに会えるという希望の光のようにも見える・・・

ドラ「帰ってきたよ、のび太くん・・・」

5 :愛のVIP戦士:2007/03/01(木) 14:24:40.53 ID:3bsh3U+50
ブー――ン・・・・
ゴン「アリャ・・・」
ドラ「!!!!」

ゴン&ドラ「うわああああああ、落ちるうううううううう」
光の中に入り目的地の穴から飛び出した。出口はかなり高い所に出ているらしく
ぼく達二人は重力に従って下に向けて勢いよく真っさかさまに
地面に落ちた。

その衝撃で、ぼくの石頭は地面にヒビが入るほど深く突き刺さった。
かなり痛かったけど、安心した。 ここが23世紀と同じく地上だったからだ
太平洋のど真ん中ではないらしい。
ネズミの声もしないからどうやら天井裏でもないみたいだ。

上からロボットが突然落ちてきた衝撃で辺りには砂埃が大量に舞っていた。
傍らにいたゴンスケが地面に突き刺さっている。
ぼくを芋を引っこ抜くみたいに 両足をつかみ「ソイヤ!!!」と掛け声を
発して全身を引っ張り出した。

6 :愛のVIP戦士:2007/03/01(木) 14:26:02.87 ID:3bsh3U+50
ドラ「ここは・・・どこなんだ・・・」
まだ煙が収まるか収まらないのではっきりとはよく分からなかったが
どうやらここは23世紀のギガゾンビ地下倉庫とまったく同じように
無駄にだだっ広く薄暗い所で、広い空間が広がっていた。

舞い上がっていた煙がだんだん晴れて、薄ぼんやりと人影が見えてきた。
その人影たちは突然現れた僕たちに驚いてまだ事態が飲み込めていないのだろう
狼狽したような声が聞こえてくる
2〜3人・・・いやもっと多くの人がここにはいるようだった。

8 :1:2007/03/01(木) 14:27:32.02 ID:3bsh3U+50
「お・おいあれ・・・」
「あれ・・・・」

ドラ「ん!?」
聞き覚えのある声がぼくの壊れた耳に入ってきた。
ジャイアンとスネ夫の声だった。
大人になって声変わりしたからだろうか、その声は多少の変化は
あるように思えたが言い方や癖のあるしゃべり方からして間違えようが
なかった。まさかここに二人がいるのか??
そこまで考えてぼくは思い直した、何の指定もせずたどり着いた21世紀の
この場所にちょうど彼らがいるはずもない。

そんな都合のいいこと秘密道具を使ったわけでもあるまいしありえるわけない
ようやく辺りを舞っていた埃の山が静まり、ぼくの視界の中に驚嘆した顔で
立ち尽くしている三人の中年男の姿が見えた

9 :1:2007/03/01(木) 14:29:58.78 ID:3bsh3U+50
一人は大柄で色黒の男、そしてその横には背の低い口の尖がった狐目の男
そして・・・・今は眼鏡もかけているわけでもないし、背も昔より
随分大きくなっているように見えたが、それでもぼくには絶対に
見間違えようもない人がそこにいた。

その人は涙を噴水のように流しながら懐かしい友人に会ったように
こちらをじっと見つめていた。
そして彼は口を開くとまるで彼の少年時代の頃を思い出させるかのような
屈託の無い声でぼくに語りかけてきた。

のび「帰って来てくれたんだね、ドラえもん・・・」

10 :1:2007/03/01(木) 14:32:11.46 ID:3bsh3U+50
ドラ「の・のび太くん・・・・?」
ぼくがそう彼に問いかけると何故か体を動かすことが出来ないらしく
大粒の涙を流している目を何度も瞬きさせてそれに答えた。

ドラ「本当にのび太くんなんだね!本当に本当だ!夢じゃないんだ!
   のび太くん会いたかったよ!!」
ぼくは思わず耐えられなくなって彼の方向へ一目散に駆け出し
彼にしがみ付いた。そして、辺りに響くような大きな声でおいおいと泣いた。

悲しいから泣いているわけではなかった、感極まって泣いてしまうというのは
きっとこういうことを言うのだろう。

のび「本当にドラえもんだ、ぼくには分かるよ。
   本当にドラえもんが帰って来てくれたんだ」
のび太くんはそうつぶやきながらぼくと同じように涙を流し呟いていた。
隣の二人も最初は目を丸くしていたが急に懐かしくなったのだろうか
いつの間にか目を潤ませていた。
ゴンスケまでが後ろのほうでオイオイと泣く声が聞こえてキタ。

11 :1:2007/03/01(木) 14:33:48.81 ID:3bsh3U+50
のび「でもドラえもん、何でどうしてここに?」
ドラ「時空刑務所から逃げて来たんだ」
のび「時空刑務所から!?よく逃げて来られたね」
ドラ「それが実に不思議なんだよ、ここからは絶対に逃げられないと
   思っていたら次々にぼくを助けてくれる人が現れたんだ。
   それに絶対絶命な状況になっても不思議とうまく行ったんだ。」
のび「ウソ800の力だ!!」
のび太くんは突然何かを思い出したらしく声を張り上げた。
ウソ800、道具の名前を聞いてぼくも全てを理解できた。

12 :1:2007/03/01(木) 14:34:11.34 ID:3bsh3U+50
ドラ「分かったぞ、君はあの箱を開けてウソ800を使ったんだね!
   それでこう言ったんだ。
   あの時みたいに(ぼくは帰って来ない!!)って
   そうだったのか、それでここにこうやって帰って来れたんだ・・」
のび「良かった・・君が帰って来てくれて本当に良かった・・・
   話したいことがいっぱいあるんだ。
   君がいなくなってからのことをいっぱい」
ドラ「ぼくもだよ、君に話したいことがいっぱいある」

ジャイ「バーロー、泣かせるじゃねえか」
ゴン「ドラえもん良カッタダナ―、ホントニ良カッタダナ―」

13 :1:2007/03/01(木) 14:36:47.57 ID:3bsh3U+50
スネ「二人の再会もいいけど今は良かったって言ってる状況じゃないんだ!
   後ろ見てよドラえもん!」
一人だけ切羽詰った声のスネ夫が話しかけてきた。
言うとおりにグチャグチャに泣きはらしている顔を後ろに向けた。

みんなに会えた喜びばかりが先走っていて、全く気づかなかったのだが
地下室の奥のあたりに数人の不気味な服を着た男たちがいて全員
こちらに銃口を向けていた。
この異様な状況を目の当たりにしてさっきまで
流れていた感動も涙も引いてしまった。

ドラ「何だ、君たちは!何者だ!」
そいつらに凄むとまだ現状が飲み込めていない
武器も持つ男たちは呆然と立ち尽くしていた。

いや厳密にいうとそうではなく一人だけ冷静な顔でこちらを
じっと見つめている男がいた。

寒気がするような冷徹な笑いを口に浮かべながら
その男は暗がりの中からゆっくりと姿を現した。

ドラ「出・出木杉くん!?」
出木「フハハハハハ、まさかここに君が現れるとはな、予想外だったよ。
   でもこんなことがありえるかもとは心のどこか思っていた。
   お前たちのしぶとさはゴキブリ並だからね」

14 :1:2007/03/01(木) 14:38:40.12 ID:3bsh3U+50
ドラ「君が何で?銃なんか向けたら危ないよ?」
ジャイ「出木杉はなあ!俺様たちを殺す気なんだ!!」
スネ「そうだよ!僕たちを裏切ったんだ!
   このままじゃ僕たち殺されちゃうよ――」
ドラ「えっ!?えっ!?」
  出木杉君!?みんなが殺される!
  何で??友達のはずだろ??」

この状況が把握できないぼくはただ狼狽してアタフタとした。
それを嬉しそうに眺めながら出木杉は後ろにいる銃を
持つ男たちに向かって命令した。

出木「予想外の因子が現れたが構わん、三人と一緒にこいつらも処刑しろ!」
ドラ「ええっ?殺す???どっきりカメラなの?」

彼の命令に本来の仕事を思いだしたのか集団たちはいっせいに
銃を構えて撃つ体勢に入った。
こういう事態になるとただ焦るばかりで収拾がつかなくなる中古頭脳のせいなのか
腹にあるポケットも忘れて都合のいい解釈しかすることが出来なかった。

15 :1:2007/03/01(木) 14:39:25.02 ID:3bsh3U+50
その様子を見ていたのび太くんがこちらに向かって叫んだ
のび「ドラえもん、ポケットがあるだろっ!」
その声で我に返ったぼくは自分が身に着けているもののことを急に
思い出して、腹についていた新品のポケットに手を突っ込んだ。

四次元ポケットは頭で考えていることを読み取り
その状況に相応しい道具を見つけてくれるという便利な機能がついている。
だがこういう状況では一発でお望みどおりの道具が出たためしはない
頼む一発で出てくれ!そう思いながらポケットの中を必死であさった。

17 :1:2007/03/01(木) 14:41:37.43 ID:3bsh3U+50
出木「撃てえ!!!!」
彼の号令とともに一斉にガチャリと引き金が引かれる音がこちらにも
聞こえてきた。
そして数える暇もなく無数の銃口からこちらに向かって
弾が一斉に飛び出した。

ドラ「これだっっ!」
その引き金が鳴り終わる手前くらいの所でぼくも
お目当ての道具を探り出した。

その秘密道具についている上のボタンを押すと辺りは波を
うったようにシーンと静まり返ってしまった。
時間が止まったのだからあたり前のことだ
間一髪だったなと思いながらフッーと安堵の息をして辺りを見回した。
気がつくと鼻の先っちょ辺りの所で数十発の弾が止まっていてギョッとした。
本当にもう少しの所で殺される寸前だったのだ。

ドラ「このウルトラ・ストップウォッチのおかげだな 」

この道具はその名の通り時間を止められるストップウォッチだ
一見ただのストップウォッチに見えるが、上についているボタンを
押せば時間が止まってしまう。
止まった時の流れから連れ出すにはちょっと触ればOKという便利な道具だ。

18 :1:2007/03/01(木) 14:43:26.14 ID:3bsh3U+50
すぐにみんなに駆け寄りストップウォッチでちょこんと触った
みんなもう安全な状況なのに目をつむっていたが手に持った道具を
見せると全てを理解して安堵の表情を浮かべた。

スネ「いやあ、助かった、まさに危機一髪というやつだね」
ジャイ「ホントマジでやばかったぜ。やっぱり頼りになるな!!」
ゴン「オラ、フリーズシチマウ所ダッタ」
のび「ドラえもん、君のおかげで助かったよ」
ドラ「いやいや・・・なんともはや」
口々にみんなが感謝の言葉を述べてきて照れてしまい顔がにやけた。

ぼくは久しぶりの再会をもっと喜びたかったが、今はこの状況を
把握することが先決だと思い、間髪を入れずみんなに質問した

ドラ「一体、今この状況はどうなっているんだい?
   教えてくれないか??」

19 :1:2007/03/01(木) 14:45:17.10 ID:3bsh3U+50
事態は複雑な状況になっているらしく何から話すか迷っている様子だったが
一人が口を開くと、全員堰を切ったかのように一斉にここに至った経緯を語り始めた。
その数々の驚天動地の出来事の数々を聞いてぼくは目を丸くして
ただただ聞きいるしかなかった。

彼らがぼくに何を話したかは今までこの話をみんなが読んでくれていると
仮定して割愛させてもらう。
すべてを聞き終わってぼくは深いため息をついた。

ドラ「まさかそんなことになっているなんて」
スネ「とにかくどらえもんって奴は地球を滅亡させる
   つもりなんだ」
ドラ「それを食い止めるにはそれを阻止するしかないのか」
スネ「でもドラえもんがここに来てくれて助かったよ。
   君が僕達の助けになってくれれば100人力だよ」
ドラ「・・・・・・」
のび「どうしたの??僕達の助けになってくれるんだろ?」
ドラ「奴らは秘密道具を持っているし、それに敵が多すぎる」
のび「助けになってくれないの?」
予想以上の状況の困難さに頭を抱えてしまった、だがそれをのび太くんが
心配そうにぼくの顔を覗きこんできた。その顔を見てぼくは決心した。

ドラ「あたり前だろ?君達の助けになるに決まってる。
   一緒に地球を救おう!!」

20 :1:2007/03/01(木) 14:48:19.54 ID:3bsh3U+50
ジャイ「これで奴らと対等になったな!」
のび「ドラえもんがいれば奴らなんか目じゃない」
ゴン「オ・オラハ??オラモ仲間二入レテクレヨ!」
のび「君ももちろんOKだよ!仲間は一人でも多いほうがいいからね」

ドラ「ところでこれからどうする?」
一同「それは・・・」
そう問いかけるとみんなはさっきまでの勢いはどこへ行ったのか
ポカーンとして黙り込んでしまった。
これからすべきことを何も考えてはいなかったらしい。
それを見て呆れてかえってしまったが今すべきことを簡単に告げた

ドラ「とにかく、今は時が止まってるんだ。
   何かをするなら絶好のチャンスだよ」
スネ「とりあえず時間が止まっている間に
   こいつらをどうにかしよう」
スネ夫の提案にぼく達は満場一致の意見で賛成した。
とにかくこの銃を持つ危険な集団をどうにかしておかないと危険が危ない

21 :1:2007/03/01(木) 14:50:09.94 ID:3bsh3U+50
その多数決の後、スネ夫は小憎らしげにある一点をただ睨んでいた

のび「どうしたんだいスネ夫?まだ動けないのか?」
スネ「そうじゃない、僕はこいつらに仕返ししてやらなきゃ気がすまない」
憎しみに満ちたその視線は銃を持ったまま蝋人形のように
固まっている奴らの方向に向けられていた

スネ「やらなきゃ気がすまない」
のび「お・おい!どうする気なんだ?そんなことしちゃ駄目だ」
彼はのび太くんが言うのも聞かず、小走りで奴らの方へ向かって
走って行き、恐ろしい形相になっている出木杉を抱えて大量の銃弾が
止まっている方向に置いた。

22 :1:2007/03/01(木) 14:52:09.28 ID:3bsh3U+50
スネ「時間を戻してくれドラえもん!!」
のび「な・なにするんだ!!そんなことしたら出木杉君死んじゃうだろ!」
ドラ「止めるんだ!!スネ夫」
スネ「そんなこと分かってる、でもこいつは僕達のこと殺そうとしたんだぞ!
   これくらいされてもいいじゃないか」

ジャイ「でもよ、それはちょっとやりすぎだぜ・・・」
スネ「何言ってるんだ、こいつを生かしておいたら
   また僕らが殺されるような目にあうかもしれないんだぞ!
   それなら今、人思いに・・・」
のび「止めるんだスネ夫!そんなことしちゃ駄目だ!
   出木杉くんは僕達の友達なんだぞ!」
スネ「その仲間を裏切ったのは誰だ!こいつだぞ!
   僕だってこいつのこと信じてたんだ、それを裏切ってこんな目に
   合わせたのはどこのどいつだよ!」
スネ夫の言うことにみんな返す言葉もなくただただ沈黙するしかなかった。

23 :1:2007/03/01(木) 14:57:56.74 ID:3bsh3U+50
やがてのび太くんが口を開き、スネ夫の方を向いて
はっきりとした口調で言った

のび「確かに出木杉君は僕達を裏切った。でもだからって
   彼を殺しちゃったら僕達もこいつらと同類になる。
   だから殺したりなんかしちゃ駄目だ!」

のび太君も立派なこというようになったなあとぼくは関心した。
いや昔から変わってないのかもしれない、彼は誰にでも情けをかけ
優しかった。何十年経った今でも変わっていないのだと思うと
ぼくは急に嬉しくなった。

スネ夫も彼のその情けの言葉に復讐に駆られていた感情から
我に帰ったのか、申し訳なさそう顔になった。

スネ「ごめん、僕が悪かったよ。出木杉は仲間だったんだもんな
   それに人を殺すなんてそんな卑怯で後味の悪いことしたくないな」
ジャイ「おう、それでこそスネ夫だぜ。根っからの悪党にはなれない奴だぜ
    お前って奴は。」

ジャイアンの言葉に褒められているのか貶されているのか分からないが
スネ夫は照れくさそうに下を向いて、出木杉を元の位置に戻した。
スネ夫のその行為を見てやっと安心して一息をついた。

ドラ「とりあえず、出木杉君だけを元に戻そう。
   彼から聞きたいことは山ほどある」
ジャイ「ああ、そうだな。殺すまではいかねえけど思いっきり
    ぶん殴ってやるくらいはしてやりてえしな」
ドラ「じゃあ、これで」

24 :1:2007/03/01(木) 15:00:54.63 ID:3bsh3U+50
ストップウォッチをチョコンと出木杉の頭に触れると
彼はまだ自分が止められていたことも気付いていないらしく
興奮した声で、後ろにいる男たちに向かって叫んだ
出木「撃て、撃ちつくせ!」
そこまで言って初めて自分の今現在の状況に気付いたのか
青ざめた表情になった。

出木「お・お前ら、何かしたな・・・」
ジャイ「時間を止めたんだ。これでお前から思いっきり話を聞けるな」
ジャイアンはポキポキと腕を鳴らしながら出木杉に凄んだ。
彼は少しばかり怯えたような顔になったがすぐにまたニヤニヤ笑いを始めた。

出木「そうたやすく、お前らに話すと思うか!」
ジャイ「ここまで追い詰められてもまだそんな減らず口が言えるとはな。
    やれるもんならやってみやがれ!」
出木「低脳がっ!殺してやるっ!」
ジャイ「おうおう、その前にここで俺様がボッコボコにしてやるぜ」
出木「やってみろ!」

25 :1:2007/03/01(木) 15:05:57.10 ID:3bsh3U+50
ジャイアンが出木杉を殴る体勢に入り、拳を振り上げて彼に勢いよく
叩きつけた。
しかし出木杉はそうするのを見越していたかのように
素早く横によけてよけて交わし勢い余ったジャイアンは彼を越して
地面に倒れこんだ。
その一連の動作に目が行き、体が固まってしまった。気づくと後ろに回り込まれ
首の辺りをガバッと掴まれていた、おまけに頭の辺りに何か硬いものが
当てられていた。拳銃の銃口だった。

のび「ドラえもん!」
出木「そこから動くなっ!フヒヒ、これならお得意の道具は出せないだろう
   ドラえもん!!!」

26 :1:2007/03/01(木) 15:08:05.69 ID:3bsh3U+50
のび「もうそんなことやめてくれ!僕達友達じゃないのか?」
スネ「この卑怯者!!」ゴン「コノ甲斐性ナシ!」

出木「卑怯者大いに結構。俺はお前らのことなんか友達だとも
   仲間だとも思ったことなどない。時間を止めている間にさっさと
   俺をやっておけばいいものを」
ジャイ「お前はのび太の気持ちが分からないのか!
    お前をまだ仲間だと思ってたからお前を殺さなかったんだ!」

出木「はっ!そんなこと誰が信じるか。どうせ拷問でもして
   何か聞き出そうとでも思ってただけだろうが!
   もういい全員殺してやるから少しは黙ってろ!」
出木杉がそう言いながらぼくの頭にジリジリと銃を弄ぶように当てつけた。

出木「まずはお前からだ。残念だったな。
   わざわざ長い旅から帰ってきてそうそうあの世行きとはな」
せっかくみんなと会えたのにこんな所でもう終わりか・・・
ただ目を瞑り、銃口から弾が飛び出すのをじっと待っているしかなかったのだ。

27 :1:2007/03/01(木) 15:11:58.37 ID:3bsh3U+50
しかし、数秒しても弾は飛んでくる気配はなかった
聞こえてくるのは銃声の音ではなくカシャ、カシャ・・・・と何かが
飛び回るような小刻みな振動音だった。

ゴン「アッー!アソコ見レ!目・目玉ガ浮カンデルダ」
ゴンスケの大きな声が倉庫に響き渡った。
横にいた出木杉が驚嘆の声を漏らす声が聞こえた
そしてすぐに頭に据え置かれていた硬い銃口の感触が無くなった。

不可思議に思い恐る恐る目を開けると、確かにゴンスケの言うとおり
上の辺りに大きな目玉がフワフワと浮かんでいた。
そしてその目玉の中にある黒眼はじっとこちらに睨みを利かせていた。
出木「見ておられたのですね。」
一同「!?」
出木「大丈夫です。心配しなくても、今すぐ処刑しますから
   そこで見ていて下さい」
子供が親に褒められたくてたまらないような、そんな
嬉れ嬉れとした口調でその目玉の方に向かって言った

28 :1:2007/03/01(木) 15:17:33.90 ID:3bsh3U+50
そして再び下げられた銃口がまた頭に当てられた
だが今度は硬い銃口の感触はなく火薬のような匂いも漂っては来なかった

スネ「か・体が透けてる!」
出木「何だとっ!」
横に目を向けると確かに彼の体はまるで陽炎のように薄くぼんやりとはっきりしない
状態になっていた。後ろの固まったままの手下たちも彼と同じく消えかかっていた。

出木「こ・これはどういうことですか?今はこいつらを殺すなと
   おっしゃるのですか?」
目玉はその通りだと言わんばかりに何度も瞼を閉じては開きそれに答えた。
それを見て全てを理解したのか彼は銃を下げ、またこちらに向き直った。

出木「どうやら、お前達を処刑するのを止めろと言っているみたいだ。
   何か深い考えがあるのだろう。せっかくここまで連れて来たのに
   残念だ、君達を殺すのは次の楽しみに取っておく・・・」
そう彼はこちらにつぶやくように話しかけながら
彼と手下たち、そして目玉までもが地下室から完全に消えてしまった。

29 :1:2007/03/01(木) 15:20:24.99 ID:3bsh3U+50
一部始終を見ていた全員はただ見ていることしか出来ず
その場に立ち尽くしていた

スネ「助かったのか?・・・僕たち」
ジャイ「あ・ああ、そうみたいだ・・一体何だったんだ。
    みんな消えちまって」
ドラ「たぶんさっき上空に浮かんでたのは小型の監視ロボットみたいなもの
   だろう。誰かがぼく達のことを監視していて、出木杉たちに命令を
   下したんだ。それであいつらはどこかへ連れて行かれた」

ゴン「何ダカ知ラネエケドモ、不気味ダナヤ。
   一体誰ガコンナコトヲ見テタンダべ?」
のび「たぶん、どらえもんじゃないかと思う。
   あいつらこの処刑を楽しみにしてたみたいだから」
ドラ「どらえもん・・・・奴は一体何がしたいんだ」
処刑の命令を下していたのは奴なのに土壇場になって命令を
取り下げるとは、ぼくは何がしたいのか彼の思考が理解できなかった。
だが当面今の危機は脱することができたらしい。

30 :1:2007/03/01(木) 15:21:50.31 ID:3bsh3U+50
ドラ「よく分からないことだらけだけど、今はとにかく上へ出よう。
   こんな所にいるのは もうたくさんだよ」
みんなはそれに同意したらしく疲れきった表情のままで出口へと
繋がる階段をトボトボと登り始めた。

ゴン「ソレニシテモ長イ階段ダナ。オラ息ガアガッチマウダヨ」
スネ「確かに長い、こんなに長い物作る必要ないのにハアハア・・・」
この地下室の出口まで続く長い階段にみんな息が上がり、ハアハアと
呼吸しながらひたすら登っていった。

フラフラとした足取りで10数分歩いてやっと出口にたどり着くことが出来た。
出口に出て、この地下室に入るための門を見て、ぼくは確信した

ドラ「やっぱりここはギガゾンビの地下室と全く一緒の物だったんだ」
のび「どういうこと?」
ドラ「さっき話したっけ?あの刑務所から逃げ出す時に協力してくれた人が
   いたんだ。それがギガゾンビだったんだ」
スネ「ギガゾンビ!!あの犯罪者か?」
ジャイ「あいつが刑務所から逃げるのを助けてくれた???」

31 :1:2007/03/01(木) 15:23:33.54 ID:3bsh3U+50
ドラ「そうなんだよ、最初は悪い奴だと思ってたんだけど。
   そのうち僕たちに協力してくれたんだ。
   それで彼の使ってた研究室でこのポケットも手に入れた。
   それにしてもここと23世紀の地下室が全く一緒のものだったとは
   なんたる偶然だ。まさに天文学的確立だ」

のび「これもウソ800のおかげなのかな?」
ドラ「うん、そうかも。でももう一つ気になることがあるんだ」
のび「何だい?それ」

ドラ「ぼくがあそこから逃げる時、どうしようもない状況に陥ったんだ。
   もう諦めようかと思ったその時、のび太くんのことが頭に浮かんで
   きたんだ。はっきりとしたものだった」
あの時経験した不思議な体験のことを話すと、のび太くんもかなり驚いた
目を丸くしていた

のび「ドラえもん!君もだったのか!僕も見たんだよ、君のことを。
   嫌にくっきりとして現実みたいだった」
その話を聞いていたみんなも不思議なことがあるもんだとそれに聞き入っていた。

32 :1:2007/03/01(木) 15:24:17.92 ID:3bsh3U+50
ドラ「あれは何だったんだろう?」
のび「さあ?不思議なこともあるもんだね。
   秘密道具の仕業でもないだろうし」

スネ「それは生物が誰しも持ってる一種のテレパシーみたいなものじゃない?
   よく言うじゃない、双子や親子みたいに互いに信頼している者同士の
   片方に何かがあると片方が何かを予感するって。」
ドラ「言われてみればそうかも」
のび「うん、きっとそうだ!」
ゴン「ホント不思議ナ話ダベ、ロボットデモソンナ事アルンダナア」

スネ夫の言うことにも一理あるなと思った。
確かに絶体絶命の状況の時にその映像が頭に流れ込んできて絶対に諦めたく
ないという大きな助けになった。
たとえ秘密道具を使わなくてもそんな不思議なことは
きっと世の中にはあるのかもしれないとぼくはそう思うことにした。

33 :1:2007/03/01(木) 15:27:28.59 ID:3bsh3U+50
それからその出口を抜け、ひたすらに通路を歩いて行くと廊下が見えてきた。
これもさっきの階段と同じく地平線まで果てしなく続くような長さだ。
きっと、この場所も秘密道具の力で元の大きさよりも数倍大きくなって
いるのだろう。

やがてその廊下の先にいくつもの牢屋が立ち並んでいる場所にたどり着いた。
スネ「あっ!ここは!あの地下室へ連れて行かれる前に入れられてた牢屋だ!」
のび「ということは・・・」
のび太くんは何かを思い出したらしく一人で駆け出して行って
眉をしかめながら一つずつ牢屋を見ていった。

ドラ「ここに何かあるのかい?のび太くん」
のび「この牢屋の中に捕まってる人達がいるんだ、きっと僕達みたいに
   処刑されるのを待っている人達だと思う」
ドラ「何だって!?」
彼の言うとおり牢屋の中には人がいた。ここにある数十個の牢屋
全部に人が入ってるみたいだ。

牢屋にいる生気の無くなった人達の顔が目に入ってきた
少し前までの自分も牢屋に居る時は こんな顔だったのだろうかと思ったし
この人たちの苦悩を思うととても他人事とは思えなかった。

34 :1:2007/03/01(木) 15:29:16.10 ID:3bsh3U+50
スネ「僕たちと同じく奴らに逆らった人たちが
   ここに入れられてるんだ」
のび「何とか助けてあげられないかな?」
ドラ「もちろんだ!みんな出してあげよう」
一刻も早く何とかしなければと思った。すぐにポケットの中を探った
そして、一見ただのフラフープに見える道具を取り出した

ジャイ「おっ!懐かしいなそれ、通り抜けフープじゃん。」
ドラ「そうです、おなじみの道具です。
   これを付けるとどこにでも穴が開くという便利な道具です」
のび「早くみんなを助けてあげようよ」

ドラ「ではみんなで手分けして牢屋から出してあげよう」
ポイポイとその場に数個のフラフープを出すとみんなは次々に時が
止められて固まったままの人たちを外に出した。
あらかたみんなを牢屋から出し終えるとぼくはストップウォッチで
その人達を順々に止められた時間から戻していった。

35 :1:2007/03/01(木) 15:33:05.53 ID:3bsh3U+50
元に戻った人たちは「!!!!」といった顔で辺りをキョロキョロと
見回していたが、しばらくしてやっと自分達が牢屋から出られていることに
気づくと不可思議な様子でぼく達をマジマジと見つめた。

ドラ「心配はいりません。ぼく達はみなさんの味方です。
   みなさんを助けに来ました」
囚人「・・・・・本当か?どらえもんだろ?お前」

スネ「このロボットはどらえもんなんかじゃないですよ。
   よく見てよタヌキそっくりのまぬけ面してるから」
ドラ「タヌキとは失礼なっ!
   ぼくはネコ型ロボットだと何度も言ってるでしょ」
疑り深い表情でぼく達を見つめていたその人たちはぼくの顔を
よく見てこいつはどらえもんではないと悟ったのか恐怖に満ち強張った顔から
次第に表情が現れ、笑顔がこぼれた。

36 :1:2007/03/01(木) 15:34:38.70 ID:3bsh3U+50
のび「ところであなた達は何でここに入れられたんですか?」

囚人「俺はどらえもんって奴は怪しいっていろんな掲示板に書き込んで
    いたら捕まってしまった」
囚人「私は家族がここに入信してどうにかして助けようと思ったら
    ここに入れられました」
話を聞いていくと程度の違いはあれ、みんなどらえもんという組織に疑問を
持った人達は片っ端から謙虚されてここに連れて来られのだ

ジャイ「許せねえ奴らだ、自分たちの計画の邪魔になる奴らは片っ端から
    ここで殺してやがる」
ゴン「許セネエ。オラソノどらえもんッテ奴ヲ
   一発ブン殴ッテヤンナキャ気ガスマネエダ」

ドラ「確かに酷い、こんな奴らをいつまでものさばらせておいちゃ
   いけない!!」
スネ「それでこの人たち、どうする」
ドラ「どこか見つからないような所に逃がしてあげよう
   このどこでもドアで〜〜」
ここにいる仲間には言わずもがなな、お馴染みの道具を取り出した。
地面にそれを置いてドアに向かって叫んだ。

37 :1:2007/03/01(木) 15:37:26.92 ID:3bsh3U+50
ドラ「どこか安全な場所へ!」
そう言ってからドアを開くとドアの中には多くの人でごった返している
道路に繋がっていた。

のび「ここシンジュク地下都市じゃないか!今僕たちが住んでる所だよ
   人でごった返してるから、ここならめったに見つかることはない」
   今、ホテルつぶれ屋ってとこに泊まってるんだ」
ゴン「ツ・ツブレ屋!ソレモシカシテ違ウ名前ジャ無カッタダカ?
   ツヅレ屋ッテ名前ジャネエダカ?」
のび「あ、そう言われてみれば。つづれ屋って名前だった」
ゴン「ウヒョ〜〜!!ソウダ、ソウダッタダカ
   アノホテルニ、オ前泊マッテタトハナア」
ゴンスケはよほどその名前を聞いたことが嬉しかったのか
その場でピョンピョンと飛び跳ね
あげくの果てにぼくに抱きつきダンスまで始めた

38 :1:2007/03/01(木) 15:44:40.83 ID:3bsh3U+50
ドラ「それはまた今度でいいから、早くみんなに会ってきなよ。」
ゴン「オメエハ、ドウスルンダ?」
のび「ぼく達はもう少しここを捜索してみる
   だから君はみんなを頼むよ」
ゴン「本当二オメエラニイイ奴ダナー、分カッタオラ責任持ッテ
   コイツラヲ安全ナ場所ヘ逃ガシテヤルダヨ。ソレクライオ安イ御用ダ」
彼は胸をドンと叩き二カッとして笑顔を見せた。

囚人一同「みなさんありがとうございます。ご恩は一生忘れません」
ゴン「帰ッタラつづれ屋二絶対来テクレロ!絶対無事二帰ッテ来ルダヨ!」
ゴンスケと囚人たちは口々にお礼の言葉をぼく達に言いながら
何度も会釈しながらドアの向こうへ入って行った。

39 :1:2007/03/01(木) 15:45:28.10 ID:3bsh3U+50
スネ「で、これからどうするの?」
ジャイ「そりゃあ、やっぱりどらえもんを探すっきゃねえだろ!
    せっかく時間が止まってるんだ。 」

スネ「で、でもあいつがどこにいるか分かんないよ?
   もうどこかに行ったかもしれないし。ここから早く逃げようよ〜」
のび「でもここにいる可能性が高い。これはチャンスなんだ
   みんなで手分けして奴の居場所を探ろう」

スネ「何か嫌な予感がするけど・・・・」
ジャイ「何言ってやがるんだ!!ここで奴を叩かなきゃ人類が大変な目に
    あうことになるんだぞ!やるのかやらねえのか!どっちだ!」

逃げ腰の態度のスネ夫に腹を立てたジャイアンが顔を近づけて凄むと
スネ夫は激しく上下に首を振って「やりますよ、やればいいんでしょ」
泣きそうな声でその問いに即答した。

40 :1:2007/03/01(木) 15:47:12.93 ID:3bsh3U+50
ドラ「とりあえず、2手に別れてこの場所を探索してみよう。
   何かあったらこれで呼んでくれ。」

ポケットの中に手を入れ、バッチくらいの大きさのブザーを出した。
何のことはない呼び出しブザーだ。一応発信機能も付いているものだが。
全員にそれを配り終えてから、ぼくとのび太くんグループと
ジャイアン、スネ夫のグループに別れることにした。

ドラ「いいかい?何か見つけたらすぐに連絡すること。
   いくら時が止まっているからといって迂闊に近寄ったりしたら
   危ないかもしれないから」
全員頷き、思うところへと散って行った。
ぼくとのび太君の二人はひたすら続くこの廊下の先を進むことにした

41 :1:2007/03/01(木) 15:51:12.36 ID:3bsh3U+50
のび「それにしても長い廊下だねえ、嫌になっちゃうよ」
ドラ「しょうがないじゃない、道具の力で無駄に広くしたんだろ」
のび「それにしたってこんなに広けりゃここにいる奴らだって
   へばっちゃうよ。ちょっと休もうよ、ハア・・・・ハア・・・」
ドラ「こんなことでへばっちゃって、まったく君って奴は昔からそんなとこ
   だけは変わってないんだから!」

後ろを振り向いてのび太くんに喝を入れようとすると通ってきた道に
不思議なドアが目に入った。
さっきまで壁にはドアはついていなかったはずなのに魔法でも使ったかの
ように突然扉が現れたのだ。
その不気味なドアに気づいたのび太君もさっきまでへばっていた顔を急に
引き締めて言った。

42 :1:2007/03/01(木) 15:52:59.58 ID:3bsh3U+50
のび「かなり怪しいね。まるで入って来いって言ってるみたいだ。
   行ってみるかい?」
ドラ「うん、行ってみよう」

さっきジャイアン達に忠告していた変なものを見つけたら
一旦みんなに連絡しろということも忘れて、不気味なドアのことで
頭が一杯になっていた。
しかもドアノブには鍵がかかってはいなかった。怪しさ満点だ。
中に入ると、ようやく人一人が進めば入れるくらいの
狭い空間が広がっていた。

のび「気をつけろよ、何が出てくるか分からないからね」
ドラ「ネズミがいなきゃいいけど」
そんな心配をしながらズンズンと中を進んでいった。

ホコリと煤まみれになりながら中を進むとようやく出口が見えてきた。
穴から飛び出すとそこはモニター室らしき所だった。
奥のモニターに写っている映像を見てぼくはハッ!と驚いた。
モニターの映像は目まぐるしく切り替わっていたのだ。
ここだけ時が止まっていない。

45 :1:2007/03/01(木) 16:02:09.38 ID:3bsh3U+50
ドラ「何でだ?まだ時間は止めたままのはずなのに」
のび「何でだ!?」
予想外の事態に二人で慌てふためいているとモニター室の
奥の方のガチャリと開く音がし、そこから人が出てきた
ドタドタと足音が聞こえてきた。

「ウフフ・・・まさか君までぼくの目の前に現れるとは・・・  
 随分楽しくなって来たなあ・・・」

ドラ「お前は何者だ!」
声のしてくる方向に大きな声で叫ぶと、横にいたのび太君が顔を強張らせ
ながら言った
のび「どらえもんだ」
ドラ「あいつが、どらえもん・・・」

ぼくがそう言うのを見計らったかのように薄暗い所からその人物は
姿を現した。その姿を見てぼくは息を呑んだ。
丸くて青い団子のような頭、短かい足、白くて丸いゴムまりで
できたような手。まるでぼくと一緒の姿、形をしていたからだ。
そしてぼくからは似ても似つかないような不気味な笑みを浮かべていた

どら「いやあドラえもんくん待ってたよ。
   初めましてぼくどらえもんです」

第19話 終了



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posted by キティ at 23:15 | このエントリーを含むはてなブックマーク | Comment(1) | TrackBack(0) | 〆(・ω・ ) ヨミモノ
(「・ω・)「 お世話になってるヨソ様ー
海の幸 (VIP)
山の幸 (etc)


この記事へのコメント
  1. タンマウォッチってのもあるんだけどな
    ドラえもんの道具って重複してるもの結構
    あるよな。
    Posted by 名乗るのマンドクセ('A`) at 2007年03月04日 00:30
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