その1 その2 その3 その4 その5
その6 その7 その8 その9 その10
その11←いまココ その12
※続きは追って沙汰を待たれい(´・д・`)
「>>1以外のレスはいらねーよ」というかたはこちら(蛇屋さん)
1 :1:2007/01/23(火) 23:30:26.79 ID:i0U0OpMl0
閉鎖騒ぎで落ちた?ので新しいスレ立てました
2 :1:2007/01/23(火) 23:34:11.44 ID:i0U0OpMl0
登場少年
のび太(36歳・妻子あり 環境保護調査員)
ジャイアン(のび太の幼なじみ。元ガキ大将、スーパーを営んでいる)
スネ夫(のび太の幼なじみ。社長)
ノビスケ(のび太の息子、ガキ大将)
ジャイチビ(ジャイアンの息子)
スネチビ(スネ夫の息子)
安雄(のび太の幼馴染、帽子被ってる刑事)
はる夫(のび太の幼馴染、テロ朝のAD、ピザ)
どらえもん(カルト組織どらえもんを支配する謎の教祖)
一番(どらえもんの右腕、二番と呼ばれることを嫌う)
ルル(強い少女)
あと・・・・まあこれくらい
8 :愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:55:01.75 ID:Yg81dskXO
投下マダー?
9 :愛のVIP戦士:2007/01/23(火) 23:55:29.98 ID:d3titXW1O
頑張れ
11 :1:2007/01/23(火) 23:58:26.77 ID:i0U0OpMl0
>>8
今から書くんでしばしお待ちを
>>9
頑張ります
41 :愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:10:50.60 ID:CXnAtyJT0
投下する気無いだろ。
ちょっと待ってくださいから書き込みが無いぞ。
45 :1:2007/01/24(水) 19:41:10.59 ID:GFn5BpVw0
>>41
すいません、ちょっと所用が入ってたもんで遅れちゃいました
もう少しで大量投下できると思いますんでしばしお待ちを
46 :愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 19:43:44.60 ID:7OVxxSN+0
来た!待ってました
47 :1:2007/01/24(水) 19:49:30.22 ID:GFn5BpVw0
お待たせしました、大量投下始めます!!!
48 :1:2007/01/24(水) 19:50:10.33 ID:GFn5BpVw0
第12話 箱の中身
のび「ドラミちゃん!!!」
何十年か振りに会った懐かしい友人、もといロボットとの
突然の再会に僕は驚きを隠せなかった。
のび「いやあ、懐かしいなあ。かれこれもう20年以上は会ってなかったから
本当に驚いたよwwでも何で今頃連絡をよこす気になったの??」
そう嬉しそうに話す僕を彼女は深刻そうな見つめていたが
意を決した様子でその理由を語り始めた
ドラミ「のび太さん、久しぶりの再開を楽しみたいところだけど。
私たちには時間がないのよ!こうして私のタイムテレビと
のび太さんの家のTVを繋げただけでもこの時代では大きな罪になるの!」
のび「どうしてだい?ドラえもんと一緒に住んでた時はいくらでも
君とお話してたじゃない?」
少し見ない間に変なことをいうようになったもんだ。
ドラえもんの影響かな?と軽く考えていた。
だが彼女の表情から見て事態はそれよりもかなり深刻だったらしい。
49 :1:2007/01/24(水) 19:55:52.94 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「まだお兄ちゃんがあなたの時代にいた時はそんな規制はなかったの。
だけど未来は変わってしまった、未来世界では航時法が大幅に
改正されて、一般人が過去世界の人間との過度な接触
タイムテレビなどを使っての通信交流、その他もろもろの
未来、過去の全てのタイムトラベルは一切できなくなってしまったの」
のび「ええっ!それじゃあタイムマシンで自由にいろんな時代を
行き来ができなくなったってわけ?そんな無茶な話があるか!!」
改正された航時法に対して激しい怒りが湧いてきた。
ドラミ「いい?未来の人が過去の時代で過去人に対して何かするとしたら
そこで歴史が変わってしまって今に続いている正しい歴史では
なくなる可能性があるの。だから歴史を狂わせてしまうような
恐れのある犯罪者は航時法で取り締まられているってわけ・・・」
のび「古代の日本で見たギガゾンビやら恐竜を捕まえてたハンターみたいな
奴のことだろ?あいつら酷かったもんねえ。
昔の人をこき使ったりしてさあ。悪い奴だったし・・・」
昔、いろんなところを冒険した時に出会った犯罪者のことを思い出して
僕はむかっ腹が立った。本当に酷い奴らだった・・・
50 :1:2007/01/24(水) 19:58:53.82 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「それがね、その基準で行くとある結論にいたらない?」
のび「ある結論??何だいそれ??
歴史を狂わすような恐れのある人物・・・未来人が過去に来て
過去世界に影響を受けさせる・・・・・???
もしかしてドラえもんのこと?」
ドラミ「そう!!お兄ちゃんのこと!!」
のび「じゃあ、ドラえもんが犯罪者ってこと??!!!」
ドラミ「そうよ・・・・おにいちゃんは歴史犯罪者なのよ・・・」
ドラえもんが歴史犯罪者だって!?
それを聞いて僕がさっきまで悩んでいた奴らからの提案なんて
全て吹っ飛んでしまうくらいの衝撃を受けた。
そしてこの時、25年間前に彼が去った理由を理解した。
のび「ドラえもんがあの日突然未来に帰った理由って」
ドラミ「そう、お兄ちゃんは過去世界に影響ををもたらす
恐れのある歴史犯罪者としてタイムパトロールに逮捕されたの・・・」
52 :1:2007/01/24(水) 20:08:49.20 ID:GFn5BpVw0
のび「・・・・・・・」
あまりのショックで声が出なかった。
ドラえもんが歴史犯罪者なんて・・・僕からすれば犯罪といえるようなこと
なんて何もしていないのに・・・。
僕は歴史犯罪者ってのはかつて会ったことのあるような
狡猾で残酷な奴らのことだとばかり思っていた。
ドラえもんはそんな奴らからは程遠い人物だと思っていた。
だが、僕はあることに気がついた。
のび「やっぱりドラえもんは犯罪者なんかじゃないよ。
だって僕の所に現に来れてたじゃない。時間を狂わす恐れがあるなら
僕の所に来る前から犯罪だって分かってることじゃないか?
それをタイムパトロールは許したわけ?」
ドラミ「過去世界滞在者は特別許可証を貰えれば過去世界に住めることも
出来るわ、でもそんなことが許されるのはめったにないことなの
だけどおにいちゃんはそれを許された
おにいちゃんを含むあなた達が地球を救ったヒーローだったから・・」
のび「僕たちがヒーロー???そんなわけないないwww」
僕がヒーロー??僕には一番似つかわしくない言葉だ。
54 :1:2007/01/24(水) 20:13:37.64 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「いいえ、誰が何と言おうとあなた達は地球を救ったヒーローよ・・
世間には知られていないけど、TPが把握しているだけでも
鉄人兵団の襲来による地球破壊を未然に防ぎ、7万年前の日本を
支配しようとした歴史犯罪者をTPに通報し、
恐竜、哺乳類たちを乱獲するハンター達を捕まえた。
まだまだその他にもいっぱいあるわ。どう?
これだけでもあなた達は地球を何度も救ったヒーローと言えない?」
のび「た・たしかに言われてみれば・・・」
言われてみれば僕たちの仲間は何度も地球の歴史を救ったヒーローと
いうことになるのか・・・讃えられているようでちょっと気分が良かった。
ドラミ「というわけであなた達が地球を救ってくれなかったら、
私達のいる未来世界まで人類の歴史は続くことはなかったという
可能性があったわけなの」
のび「それがドラえもんがこの時代に来れたということにどう繋がるの??」
そう聞くとドラミちゃんはこいつ理解力ねえなあ・・・
という様子で僕に言った。
55 :1:2007/01/24(水) 20:16:39.68 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「いい?あなた達がいなければ私はここにいなくなるってことも
ありえるの。つまりお兄ちゃんがあなた達と地球を救った
戦いというのはこの時代に続くためには必要だった言えるわけ。」
のび「アッー!!やっと理解したよ!!
ドラえもんの時代まで人類の歴史が続くためには
この時代にドラえもんが来ないといけないってことになるわけだね!」
そうそう、やっと理解してくれたか・・と彼女は安心しきった顔になった。
のび「でも待って、それならドラえもんが
TPに捕まっちゃうのは尚更おかしいじゃない?」
結局、ドラえもんは悪くないんだという結論に至った
ドラミ「そうよ。お兄ちゃんは悪くない・・・・
前置きが長くなっちゃったけど
これからあることをあなたに教える、びっくりしないでよ?」
のび「なっ!何だい???」
唾をゴクリと飲み込んだ。
56 :1:2007/01/24(水) 20:21:33.60 ID:GFn5BpVw0
ドラミ「お兄ちゃんは誰かの策略にはめられた可能性があるの・・・」
のび「もしかしてドラえもんをはめた奴って、どらえもんなのか!!??」
それが僕の限りなく推測に近いが同時に真実に一番近い考えだった。
ドラミ「そう、たぶんお兄ちゃんをはめたのはどらえもん。
彼どうやらTPに関係があるらしいの・・・
何で関係があるのか分からないけど・・・」
のび「・・・・!!!!」
僕は腹の中が煮えたぎっていた。
数々の悪事を働いているのは分かっていたが
ドラえもんに無実の罪まで着せていたなんて・・・・!!
57 :1:2007/01/24(水) 20:25:20.65 ID:GFn5BpVw0
のび「ドラミちゃん!!奴は何者なんだ!!」
ドラミ「私にも分からない・・・・でも・・・・」
のび「でも???」
彼女は深いため息をついて下を向いた、そしてまた顔を上げて言った
ドラミ「この時代ではネ申・・・」
のび「ネ申???一体どういうことだい???」
僕は彼女の言ってることが理解出来なかった。
ドラミ「のび太さん・・・・未来は変わってしまったの・・・」
のび「どういうこと??」
そう尋ねると彼女は何も言わず下のボタンを押した。
そうするとドラミちゃんの画面が消え、未来世界の風景が写った。
何のことはない。タダのビルやらマンションばかりだ・・・
ッ!!!!!僕はあることに気付いてその場に倒れてしまった。
未来世界のビルのあちこちにどらえもんの姿をした銅像が立っている
いやそれだけじゃない・・・看板、ネオン、空を飛ぶ飛行機にまで
彼の顔が刻んであったのだ・・・・
58 :1:2007/01/24(水) 20:28:58.42 ID:GFn5BpVw0
のび「これってもしかして・・・・」
ドラミ「そう、私たちの住んでる22世紀は、どらえもんに支配されてるの」
一番考えたくない最悪の事態だった。
どらえもんが未来世界を支配している・・・
また画面が切り替わり、未来世界の人々の様子が写った。
この時代の人たちの服装は全員タイツみたいな
テッカテカの服を着ているはずだった。
だがそこに写っている未来人たちのファッションは
僕が知ってるものではなく、僕が嫌という程見知っている
白地のTシャツに真ん中にでかくプリントされたドラえもんの顔・・・
まさしくどらえもんの信者たちが着ている物と同じ服だった。
ドラミ「これで分かった?22世紀の世界ではどらえもんがネ申に
なってるってことが・・
ネ申って言っても実質は恐怖政治に近いものよ
タイムトラベルは無理、秘密道具使用の禁止
服装はどらえもんTシャツ着用のこと、その他ありとあらゆる規制etc.」
のび「・・・・・・」
僕はグウの声も出ないほど打ちのめされていた。
未来世界どらえもんに支配されているなんて
59 :1:2007/01/24(水) 20:33:50.32 ID:GFn5BpVw0
のび「僕はどうすればいいんだ・・・」
ドラミ「分かるでしょ?そのために私は危険を冒してまでのび太さんに
連絡をしたの。今日がその運命の日なのよ」
のび「その日って何だい?」
ドラミ「のび太さんが決断する日、どらえもんの幹部から
言われてるんでしょ?このまま降伏するか?
あくまで抵抗を続けるか?って」
のび「・・・・・・・・・・」
ドラミ「今の未来世界はあなた達が立ち上がらずにそのままどらえもんに
支配されてしまった世界なの!
だけどそれを変えるために私はのび太さんに連絡した・・・
お願いよ!!立ち上がってのび太さん!!
奴らに屈しちゃダメ!!!」
のび「でも僕が降伏しないとみんなが
大変なことになっちゃうかも・・・・」
ドラミ「それは分かってるわ。とってもつらいでしょうね。
でも今あなたが立ち上がらなきゃのび太さんの知らない
他の地球の人たち、のび太さんの時代だけじゃない!
22世紀もそれ以降の時代の人たちはどうなるの!」
60 :1:2007/01/24(水) 20:35:39.73 ID:GFn5BpVw0
のび「・・・・・・」
まだ僕は結論も出ずにだんまりを決め込んでいた。
ドラミ「鉄人兵団たちの襲来、悪魔たちの暴挙、ポセイドンたち
数々の災悪で何十億もの人が死んだのよ!」
のび「何十億!!!」
その数がどれだけ重い数字なのか僕には重々承知していた。
ドラミ「お願いのび太さん奴らに屈しちゃダメ!!
お・・・願・い立ち・・・あがって・・・」
だんだん彼女の声が擦れてきた、画面にもまたノイズがかかり
始めてきている。
のび「ドラミちゃん!!!待ってくれよ!!
まだ聞きたいことがたくさんある、ドラミちゃーーーん!!!!」
そしてTVはまた元の画面に戻った。
61 :1:2007/01/24(水) 20:41:54.08 ID:GFn5BpVw0
のび「・・・・・・僕どうすりゃいいんだよドラえもん・・・・・」
TVも消えてすっかり暗くなってしまった部屋で僕はタダ一人で考えた。
考えに考え抜いてもまだ結論は出なかった。
仲間、家族を取るべきか?人類を取るべきか??
強大な奴らとどう戦っても勝ち目はないのかもしれない・・・・
そうなれば僕たちは笑いものどころか犯罪者扱いされるかもしれない
当然しずかちゃんたちも元に戻ることはない・・・やっぱり降伏しよう。
しょうがない、しょうがないんだ・・・そう僕はまた理屈をつけた・・・・
62 :1:2007/01/24(水) 20:43:48.44 ID:GFn5BpVw0
その時ふいにある言葉が浮かんできた。
僕がまだ小さい頃おばあちゃんが僕に言った言葉だ・・・
おばあちゃん「のびちゃん、ダルマさんのようにころんでもころんでも
ひとりでおっきできる強い子になるんだよ」
そしてドラえもんがあのタイムカプセルの中で僕に言った言葉・・・
ドラ「のび太くんはいつまで経ってもぼくに頼りっきりだけど
いつかはぼくの手がかからないくらいになってくれたら
少しずつでいいから失敗してもいいんだ。
その度に立ち上がってくれるような強い人になってくれれば・・・」
63 :1:2007/01/24(水) 20:45:45.40 ID:GFn5BpVw0
結局、二人とも同じこと僕に言ってくれてたんだな。
僕はまた危うく転ぶ所だった。
みんなと人類をどっちかを選べなんてそんなの無理に決まってる。
僕やるよ・・・・
これから何度も何度も大変な目にあって転がっちゃうかもしれないけど・・
かならず、立ち上がる、だから安心しててね。
おばあちゃん・・ドラえもん・・・
64 :1:2007/01/24(水) 20:49:01.29 ID:GFn5BpVw0
のび「よしっ!!!!」
僕は意を決すると居間を出て書斎に行った
ここにはある物が隠してあった・・・・
ゴソゴソと机の奥を探るとそこからドラえもんの形をした箱が出てきた。
今こそ、これを開けるべき時が来たのか・・・・
今、僕にとって本当に道具が必要なのはこの時だ・・・
目をつむってエイッ!!と叫び箱を空けた
そこには・・・・・
65 :1:2007/01/24(水) 20:55:03.41 ID:GFn5BpVw0
―トーキョー ホコー者天国 深夜―
遅れて着いた僕を待ちかねたかのように奴らが僕の所ににじり寄ってきた。
その他の取り巻きたちはみんな手にショックガンや空気砲、石ヤリのような
武器を持っている。
僕が言うこと聞かなかった場合に脅すための物だろう。
一番「やっと来られましたか、のび太さん。答えは決まりましたか?
人類とあなたの大事な人たちの命どっちを選ぶか?
まあ聞くまでもないことですけどwww」
一番はもう答えが決まっているだろうがという口調で聞いた。
周りの連中はより一層武器を近づけた。
のび「ああ、決まったよ。君たちの言う通りにする。」
66 :1:2007/01/24(水) 20:57:58.52 ID:GFn5BpVw0
一番「フヒヒヒヒ、そうです。それでいいのです。
ものわかりのいいお人だ。さあどらえもんの所に
一緒に行きましょう。」
のび「君たち今すぐに犬に追いかけられてここから逃げないでくれ。
もちろん武器も捨てるな!!!」
一番「ハア?何を言ってるんですか?
あなたを連れて帰るまで私たちはっ!?
ワッ!!ちょwwwwまwwwわああああ逃げろおおおおお」
突然彼らは僕に背を向けて走り出した。
突然現れた野良犬数十匹が彼らを追い駆けだしたからだ。
一番「なっ!何をしたっーー!?」
のび「うはははははwwwwwみんなーウソ808って知ってる?
僕の言った嘘は全部本当になるんだwww
これドラえもんの秘密道具なんだwwww」
67 :愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:02:37.41 ID:oMnaUx1sO
ウソ800(エイトオーオー)じゃない?
ごめん邪魔して
72 :1:2007/01/24(水) 21:19:16.05 ID:GFn5BpVw0
>>67
投下してから気付きましたwww本当はウソ800です
凡ミスでした・・・orz
68 :1:2007/01/24(水) 21:08:00.36 ID:GFn5BpVw0
一番「ドラえもん!!??何で奴の道具を持ってるんだ!!!
もしかして奴が帰ってきたのか!????」
のび「ドラえもんは絶対に帰って来れないよ、君達が仕組んだんだろ?
これは箱から出したんだ」
一番「ああ?何を言ってる??私はそんなことした覚えは・・・・
その前に!このまま犬に追いかけられたまま走って帰るのか!???」
武器も手放した取り巻きは行き絶え絶えになりながら口々に
「ひえええええ・・・・」という恐怖の声を上げた。
のび「おいお前ら!どらえもんに伝えるな!
僕は決めてないぞ!!みんなも地球も両方救わない!!」
僕の目にやっと子供の頃の勇気が満ち始めていた。
一番「フヒヒヒ、ハアハア、奴は絶対に帰って来ない!フウフウ・・・」
かなり遠くの方から行き絶え絶えになりながら彼が叫んだ。
のび「ああそうだな、ドラえもんはぼく達の所に絶対に帰って来てくれない
絶対に僕は信じてない!!」
70 :1:2007/01/24(水) 21:15:00.45 ID:GFn5BpVw0
―24世紀 アバズレ時間犯罪者刑務所―
「!!!誰かに呼ばれたような気がする。」
「ココハ刑務所ダゾ!ダーレモ、オメエヲ呼ぶ奴ナンテイネエヨ!
オメエノ気ノセイダベ??」
薄暗い牢屋の中で何かに気付いたらしいロボットに対して
いかにも旧式なロボットが即答で突っ込んだ。
「そうかな?誰か大切な人に危険が迫ってきてるような気がする
ここから逃げられそうな気がする」
そう言いながらロボットは頭を壁にひたすら打ちつけていた。
壁にはかなり大きなヒビが入っている
「マアダ、オメエハ、逃ゲル気マンマンナノカ?
オメエモどらえもん型のロボットナンダカラモウチョット
品良クセンカイ!!!ドッチカッテイウト タヌキ型ダナヤwwww」
ひたすら頭を打ち続けるロボットを見て旧式のロボットが小馬鹿にした。
するとロボットはさっきまでの動作を辞め
突然彼に振り向いた
「ナ・ナンダーア??ヤンノカテメエ!!!」
旧式がカンフーでもするように手を振り上げた。
ロボットは憤慨したように言った。
「ぼくはどらえもん型ロボットでもましてやタヌキ型ロボットでもないっ!!
22世紀のネコ型ロボットのドラえもんだ!!!」
第12話END
76 :愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:25:35.31 ID:8sR0F8i3O
泣きそうな展開になってきたじゃねぇかwwwwww
wktkしながら待っとくぜ!!!!!!!
78 :愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 21:47:20.68 ID:VFrNP45Q0
>>68>>70
この持っていき方にゾクゾクしたわ
81 :1:2007/01/24(水) 22:19:27.82 ID:GFn5BpVw0
おおっ!今回の話は好評ですね
実は最初にこの物語を書こうと思った時、今日の話のラストシーンが
思いついて、それでここまで長い話書くことになったんです
好評みたいで良かった
86 :愛のVIP戦士:2007/01/24(水) 23:20:56.08 ID:GfKju4Lx0
ドラえもんキタ━( ゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━!!!
>1こそネ申
ひとつの未来だけを生きてるはずのドラミちゃんが
なぜ未来が変わったことに気付いたのかとか
なぜ「元の未来」と「どらえもんがネ申の未来」の二つの記憶を持っているのかとか
そういうことが全然気にならないくらい熱い展開
その1 その2 その3 その4 その5
その6 その7 その8 その9 その10
その11←いまココ その12
>>86空気よめ