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※続きは追って沙汰を待たれい(´・д・`)
「>>1以外のレスはいらねーよ」というかたはこちら(蛇屋さん)
81 :1:2007/01/23(火) 16:10:09.33 ID:VrQjzmFA0
第11話 ルル
「・・・・・で何が来るから周辺を封鎖しろと?」
のび「だから何度も言ってるでしょ!鉄人兵団!奴らがあと2週間後に
日本のトーキョータワーにやって来るから今からすぐにでも
トーキョータワー周辺を封鎖してくださいって言ってるんです!」
必死に封鎖の理由を説明しているのに電話の主は半ば呆れたような声で返した。
「あのね、野比さんでしたっけ?あんた最近話題のほらどらえもんって
団体の言ってる鉄人だあ、悪魔だっていうのがやって来るとかのオカルト
染みた思想に影響されたんでしょ??
そんな何の確証もないようなことで警察ってのは道路を封鎖できないの
お分かり?分かったらこっちも仕事があるからね・・・・」
のび「ちょ!!ちょっと待ってこれは本当のことですって!
言うとおりにしないと最初の攻撃で何人も死ぬことに・・・・」
ガチャ・・・・電話が切れた。
82 :1:2007/01/23(火) 16:13:41.95 ID:VrQjzmFA0
のび「・・・・・・また駄目か」
これで何度目だろう警察に電話するのは・・・・鉄人兵団があと
2週間程度で地球にやって来ると少女から聞いてから僕はその日から毎日
方々に電話をかけていた警察はもちろんのこと新聞社、テレビ局、自衛隊
国連事務総長果ては子供電話相談室までかけた。
だが誰も相手にしてくれるどころか、可哀相な人扱いされて
それでおしまいばっかりだ・・・
のび「どうするんだよ、あと2週間・・・少しでも多くの人に
このことを伝えなくちゃ。大勢の人たちが死ぬことになる・・・・」
どらえもん達の話す地球滅亡について、国などの公の機関は地球滅亡には
何の確証もなく、誠に遺憾なことと発表しだんまりを決め込んでいた。
どらえもんの信者たちだってタダいたずらにみんなを刺激するだけで
結局の所、何もする気はないに違いないだろう・・
自分たちは英雄面しているが地球滅亡を計画して奴らの扇動しているのは
どらえもん達自身なんだから・・・
83 :1:2007/01/23(火) 16:17:27.09 ID:VrQjzmFA0
のび「さて、また町に行くか・・・・」
僕はそう思い受話器を置いた。
これから地球滅亡とその裏に隠れたどらえもん達の計画について
警鐘を鳴らすってのは大袈裟だがみんなに真実を伝えるために
町に出て街頭演説するつもりだったのだ。
ほとんど誰も聞いてくれないが。
ノビ「パパまた街頭演説なんて行くの?
またみんなに追い掛け回されちゃうよ?」
ノビスケは僕の身を案じてくれているのか心配そうな顔をしている。
のび「ありがとう心配してくれて。だけど大丈夫だノビスケ。
僕がみんなに追い掛け回されようが、それで少しでも多くの人が
気付いてくれて人が助かるならそっちの方が何倍もいいことだろ?」
ノビスケにそう意思を伝えると彼もそれもそうだといった顔になり
「僕も手伝うよ!!!」と言い出した。
わんぱくな奴だがこういう所は我が息子ながら出来た奴だと思う。
85 :1:2007/01/23(火) 16:23:07.51 ID:VrQjzmFA0
のび「よしっ!行くか。ジャイアンとスネ夫たちももう先に行ってるし。
看板持ってくぞ!」
少女「だからそんなことしていても時間の無駄だと言っているだろう。
早く私たちだけで奴らと全面対決するくらいの気概を見せろ」
柱に寄っかかりながらその様子を見ていた少女が呆れたような顔でそう言った。
ノビ「ちょっと!その言い方はないよルルちゃん!
パパだって自分に出来ること精一杯やってるんだからさ!!」
ルル、この名前はノビスケが勝手に少女に付けた名前で、昔鉄人兵団が
地球に攻めて来た時にノビスケに昔、僕が話した僕達を救ってくれた
少女リルルのことをノビスケが思い出し、また僕たちを救ってくれる
少女という意味で彼女の名前をもじって付けたのだ。
実際彼女とリルルには何か関係があるような気がしていた。
鉄人が地球に攻めてくる時間と場所も知っていたし、そのために地球に
来たともと言っていたからだ。
だがそれ以上のことは何も話してはくれなかった。どうやら極秘事項らしい。
86 :1:2007/01/23(火) 16:25:49.36 ID:VrQjzmFA0
ノビ「そうだ!ルルちゃんも一緒に行かない?パパが帰りにバーゲンダッセエのアイスクリーム買ってくれるよ?」
ノビスケが満面の笑みで少女を見つめながらを言った。実際彼が僕に連いてくるのもこの理由があるらしい
ルル「バーゲンダッセエのアイスクリーム??何だそれ?」
ノビ「あれっ?知らないの?すごーく甘くておいしい食べ物だよ。
それもすっごい高いの!この世で一番おいしい食べ物」
ルル「・・・この世で一番うまい食べ物・・よし、今は暇してるから
少しばかりなら連いて行ってやってもいいだろう・・・」
ノビスケのいうこの世で一番うまい食べ物という言葉に興味を
示したのか彼女はノビスケの問いにそれとなく承諾した。
87 :1:2007/01/23(火) 16:29:07.66 ID:VrQjzmFA0
―トーキョー ホコー者天国―
ジャイ「ようやっと来たか!心の友よ待ってたんだぞ!!!」
スネ「遅刻すんなよ、オレ達だけで大変だったんだぞ!!」
二人が少し遅れてきた僕たちを見て急に安心したのか嬉しそうに
言い寄ってきた。よく見ると二人の周りには多くの人だかりが出来ている。
のび「どうしたの?こんなに人が集まってるの初めてじゃない?」
その問いに二人は顔をこちらに近づけてヒソヒソと話した
ジャイ「こいつら全員、オレ達を笑いものにするために来てんだよ」
スネ「写真撮っていろんなところで晒すんだってよ
最近僕達が話題らしいんだホコー者天国でどらえもんこそ
地球を滅ぼす真の敵だとか演説してる頭のおかしい奴らがいるって」
88 :1:2007/01/23(火) 16:33:07.95 ID:VrQjzmFA0
のび「何だとそんなの許せない!」
二人からそれを聞いて激しく腹が立った!
ちょっくら言ってやろうと思ってると突然目の前に人が飛び出した。
ノビ「おい!!お前らパパ達は本当のことをみんなに教えてやってんだ!
笑いものにすんな!!」
のび「ノビスケ・・・」
それをを見た僕はちょっと感動してしまった。
ノビスケがそう言うや否や周りに集まっているみんなが一斉に
無言でカメラを撮り始めた。内心かなり腹が立った。
みんなのためにここまでやっているのにこんな仕打ちを受けるなんて
ドゴッ・・・・!!!後方からコンクリートを叩いたような鈍い音がした。
驚いて後ろを振り向くとそこには僕たちについてきていたルルがいた。
彼女の手は固いコンクリートの中にめり込んでいた。
ルル「お前らこうなりたいか??」
89 :1:2007/01/23(火) 16:37:02.85 ID:VrQjzmFA0
少女がギロッ!!と周りを睨むとさすがに連中も命の危険を感じたのか
一目散に僕たちの周りから逃げて行ってしまった。
その様子を呆然として眺めていた僕はハッ!!と我に帰り逃げていく人に叫んだ。
のび「危ないから今から2週間後のトーキョータワーには
絶対行っちゃ駄目だよ〜!!」
それからしばらく演説を続けて帰ることにした。
最後まで続けてもやっぱり足を止めてくれる人もいなかった。
90 :1:2007/01/23(火) 16:39:10.46 ID:VrQjzmFA0
―バーゲンダッセエのカフェテラス―
スネ「なあこれからどうするの?こんなこといつまで続ける気なの?」
のび「そりゃみんなが気付いてくれるまでだよ!!」
ジャイ「でもよう。だーれもオレ達の言うことなんか聞いてなんかないぜ?
意味なんてないと思うぜ?実際さあ」
三人して討論を何度も繰り返した。それでも結論は出なかったが。
ルル「だから何度同じ議論をしても同じだ、私達だけで奴らと
戦わなければ」
彼女は僕たちに一番考えたくない最後の手段を提示した。
91 :1:2007/01/23(火) 16:44:46.83 ID:VrQjzmFA0
スネ「君さあ、一体何者なのか分かんないけど。あいつらの恐ろしさを
知らないだろ?倒しても倒してもウジャウジャ湧いてきくるんだ
それもゴキブリ以上の数なんだよ???
それにそれ以外の奴らもたくさん・・・
実際今の僕たちじゃ勝てる見込みなんてこれっぽちもないんだぞ」
確かにスネ夫の言う通りだ、僕たちのいま手に入る武器といえば
誘拐事件の時に手に入れた石ヤリ一本とノビスケが持ってる
ショックガン以下の性能のおもちゃの銃、あと手に入れられるといえば
エアガン、包丁、ナイフ、フォーク、耳かきetc.その程度のくらいのもんだ。
こんなもんじゃ銀行泥棒でも勝てやしない。
ジャイ「それで結局ここで演説するだけってか
ガキの頃の冒険より絶望的な状況だぜ
せめてドラえもんの道具でもあればいいんだけどなあ・・」
92 :1:2007/01/23(火) 16:47:26.59 ID:VrQjzmFA0
のび「ドラえもんの道具・・・・」
僕には思い当たる節があった。
ドラえもんが僕の前から立ち去ろうとした時僕に渡してくれた
ドラえもんの形をした箱・・・・
前にも一度経験があったのだが今その状況で本当の必要な物が一つだけ
出てくるという箱・・・ことあるごとにその箱を開けようと思うが
その度に今回は違うと思い直して何度開けるのを取りやめたことか・・・
だが今のこの状況でも箱を開ける気分にはならなかった
それが僕とドラえもんを繋ぐたった一つの繋がりだと思っていたからだ・・
93 :1:2007/01/23(火) 16:49:30.95 ID:VrQjzmFA0
ジャイ「クヨクヨしててもしょうがねえ、オレ達にはオレ達の
出来ることを精一杯やるしかねえんだ。出木杉の奴もいろいろ
考えを巡らしてるって言ってたしはる夫の奴も引き続き
どらえもんって奴の調査を続けてるって言ってし」
スネ「ジャイアン・・・・・そうだよね。
それしかない、現在の現状でどうにか続けていくしかないよ」
そう言って二人は僕たちに明日も仕事休んでここに集ろうぜと
言ってそれぞれの帰路についた。
94 :1:2007/01/23(火) 16:52:32.35 ID:VrQjzmFA0
ルル「全く駄目だな、考えが弱腰すぎる。このままでいいなどど・・・
本当にあれがかつて何度も地球を救った奴らの考えなのか?」
彼女は二人の考えについて呆れた様子だ。
のび「まあまあ、二人もやれることをやってるんだから。
あっ!!お待ちかねのアイスクリーム来たよ」
ノビ「そうそう、深く考えるのは止めて今はアイスクリームの時間だお!www」
目の前にコーンにトリプル乗せのアイスクリームが来た
ノビスケが飛び上がるくらいに嬉しそうだ
ルル「これがアイスクリームか・・・こんなのが本当にうまいのか??」
彼女は怪しげな物でも見るようにそれを眺めていたが意を決して舐めた
のび&ノビ「どう?どう?」
彼女に擦り寄るように顔を近づけて感想を聞いた
95 :1:2007/01/23(火) 16:56:43.17 ID:VrQjzmFA0
ルル「・・・・・これはなんというか・・・・上品な甘さの中に
午後のひと時のような爽やかさを感じるな・・・・」
ノビ「で、結局どうなの???」
ルル「うまい!!世界でいや銀河系で一番うまい食べ物だ!!」
ノビ「そうかwwwそうかwwwwじゃあトリプルもう一丁追加!!」
のび「こらドサクサに紛れて頼むなwwwパパの財布の状況知ってるのか?ww」
僕たちは嬉しくなって大声で笑った。
最近暗いことづくめだったから久しぶりに笑ったような気がした。
不思議な少女だ。さっきまで大人じみたことを言っていたかと
思ったが今はかなり子供っぽい印象を受けた
96 :1:2007/01/23(火) 16:59:51.58 ID:VrQjzmFA0
ルル「不思議だ・・・お前らといると母としずかのことを思い出す」
彼女が遠くを眺めて懐かしい物でも思い出しているようなふいんきだ。
ノビ「母?君のお母さんどんな人なの?」
ルル「私の母か・・・・とても優しい人だ。まるで天使のような人・・・
私とジュドを作ってくれた・・・」
その言葉に思わずのけぞってしまった
のび「ジュド・・・??!!それってもしかしてザンタクロスのこと??
っていうか君やっぱりロボットなの??」
ルル「ザンタクロス??ああそれはジュドのことだな???
そうだ私たちは彼女に作ってもらったロボットだ」
97 :1:2007/01/23(火) 17:02:03.27 ID:VrQjzmFA0
のび「ということは君達はやっぱり鉄人兵団襲来に何か関係があるんだね?」
僕は前々から気になっていた疑問を彼女にぶつけた。
そうすると彼女は途端にアイスクリームに向き直りまたそれを舐め始めた。
そして本当のことを言えないのが申し訳ないと言った様子だ
ルル「これは極秘事項なんだ・・・すまない・・・」
つらそうな彼女の様子を見て僕はそれ以上追及することを止めた。
そして店を出た。
98 :1:2007/01/23(火) 17:09:59.48 ID:VrQjzmFA0
先に二人を家に帰らせて僕はもう一度演説をして帰ることにした。
相変わらず誰も聞いていないが一生懸命声を張り上げた。
そうすると突然誰かが僕に声をかけてきた。
「おっ!やっと真面目に聞いてくれてる人が来たかwww」
だがその声はどこかで聞き覚えのあった声だった
「のび太さん始めまして。いやお久しぶりというべきか・・・」
そこには僕がTVのSP番組で見たどらえもんの幹部という男、一番がいた。
よく見てみると彼の他にも数人の男たちがいる。
みな例のTシャツを着てるみたいだ。
のび「なっ!なにをする気だ!!」
一番「大丈夫、あなたに危害を加えるつもりはありません。
今日はあなたにある人からの伝言をお伝えに参りました」
のび「ある人???」
一番「お分かりになるでしょう、どらえもんからの伝言ですよ・・」
99 :1:2007/01/23(火) 17:18:50.73 ID:VrQjzmFA0
のび「!!!!!どらえもんからの伝言!???」
かなり動揺していたわざわざこんな所まで奴らが来るなんて・・・
のび「何で分かった!!??」
そう聞くと彼は小馬鹿にした様な顔になった。
一番「あたり前でしょうwwこんな真昼間からどらえもんこそ本当の
敵だの何だのと大きな声で演説されているんだから
うちの掲示板でも話題ですよ?こいつらこそ悪魔の手先だって・・・」
周りにいる信者たちは彼にあらかじめ調教させられているみたいに
大きな声で一斉に笑い出した
のび「なっ!なんだと!!!お前らが全部仕組んでるくせに!!!!」
一番「おいおいwww変な言いがかりは止めて頂たいですね
私たちは地球を救うヒーロー、救世主ですよう?
あなたたちの方がどう見ても怪しい人たちでしょう?www」
100 :1:2007/01/23(火) 17:29:51.45 ID:VrQjzmFA0
のび「・・・・・」
実際このことを言い返すことは出来なかった。一般人から見れば
今現在の僕たちの言っていることは胡散臭いことこの上ないからだ
一番「そうでしょう?今のあなた達はどう考えても意味がない
あまりにも無駄な努力をしている。街頭演説だの警察に電話などど
誰が何の力もないあなたたちの言うことを聞きますか?」
のび「うっ・・・・!!」これまた言い返すことが出来なかった
一番「そこでどらえもんからの伝言をお伝えします
どら(無駄な努力は辞めようよのび太くん、ぼく達の仲間に入ってしまえば
楽になれる・・・・それどころか君の奥さんもあの刑事も元に戻して
あげるよ?)」
のび「元に戻す!??」
その言葉を聞いて僕の心は揺らいだ、しずかちゃんや安雄が元に
戻すことが出きる、今どらえもんの言うことを聞けば
石なんかじゃなく今すぐにでもしずかちゃんと会うことが出来る・・・
101 :1:2007/01/23(火) 17:44:20.24 ID:VrQjzmFA0
一番「おやおやwwww内心はかなり動揺しておられるようですね?
どらえもんはこうもおっしゃられていましたよ。
今すぐこの一件から手を引けば君達の家族、友人、その他親類に
至るまで鉄人、悪魔、海底人その他に至るまでの人々に
安全を保障すると・・・・
何て広い心をお持ちなのでしょうかどらえもんってお人は」
その通り!その通り!と取り巻き共が口々に叫んだ
のび「・・・・」
僕は何も答えることが出来なかった。
どちらにつくか内心かなり迷っていた・・・
一番「お悩みのようですね・・・まあ今すぐにあなた様のお答えを
求めるつもりはありません。2日!2日差し上げましょう。
それで結論を出して下さい、2日後の深夜またここでお会いましょう」
のび「・・・・・・分かった」
僕はその問いに少し間を置いて答えた
102 :1:2007/01/23(火) 17:57:28.78 ID:VrQjzmFA0
一番はその返答を聞くと不気味な顔を余計歪めて笑った。
一番「フヒヒヒ、こんな問いに乗るようになったとは
あなたも大人になったものだwwそうですそうでなくてはww
ではまた後日・・・・」
そして取り巻きたちと一緒に僕から背を向けて歩き出した
だが何か思い出したかのように去り際にもう一言言った
一番「ああ、ある人に一つ言付かってくれますか?
僕はいつまでも二番じゃない!って出木杉さんに・・・」
のび「出木杉に?何でだ?」
そう問い返すと彼は理由も言わずにスタスタと去っていった
彼のあの言い方からして出木杉の知り合いか何かなのか?
とにかく僕は奴らの提案について考えばかりが頭の中で一杯になり
そのままそこに立ち尽くしてしまった。
103 :1:2007/01/23(火) 18:11:59.89 ID:VrQjzmFA0
のび「アッー!!」
気がつくと時計はもう10時を回っていた
のび「早く帰らないと!!ノビスケたち飯も食ってないだろう」
急いでスネ夫に間借りしてもらっているマンションに帰ると
二人はもう眠っていた。どうやら余りにも帰りが遅いので寿司を
頼んだらしい。
横にはアイスクリームのカップが投げ捨ててあった。どうやら相当彼女も
あれを気に入っているらしい。
のび「さてどうするか・・・」
僕は電気も着けないで一人考えていた。あのまま奴らの言う通りに
何もしないで物事が過ぎ去るのを待つか・・・
そうすればしずかちゃんも安雄の奴も元に戻ることが出来るし
ぼく達の周りの人も安全に過ごせるのかもしれない
だけどその代わりにこのまま何もしないでいれば
みんなはどらえもんに騙されたまま、敵の襲来で何人死ぬだろうか?
何万、何十万、いや億か???みんなを僕は見殺しにすることになるのか?
その究極の選択にいつまで経っても結論は出なかった
その日が終わり、そして次の日の夜が来た・・・・
104 :1:2007/01/23(火) 18:24:09.26 ID:VrQjzmFA0
のび「・・・・・ワッー!!結論出NEEEEEEE!!!!」
机の周りをグルグルと回って、両手でジャンケンもした。
それでも結論は出なかった。そして少し考えた。
そして僕は椅子から立ち上がった
出したくない結論だが僕は意を決した。
やっぱり奴らの言う通りにしよう、このまま何もしない
そうすればみんな僕の周りの人だけは助かる・・・
つらい決断だけど周りのみんなが僕の全てなんだ・・・・
105 :1:2007/01/23(火) 18:32:48.10 ID:VrQjzmFA0
名も知らぬ大勢の人たちを切り捨てることに抵抗はあったが
苦渋の決断だった・・・・昔の僕なら勇敢に奴らに刃向かっただろうな・・
つまんない大人になったもんだ・・・しょうがない、しょうがないんだ・・
そうやってまた僕は理屈を付けた・・
のび「行こう・・・・・あいつらの所に・・・」
そう決断し僕は重い腰を上げた
ガガガ・・・・キュキュイーン・・・
突然部屋に置いてあるTVが奇怪な音を鳴らし始め、画面は砂嵐になり
のび「ッ!!!!何だ何だ??」
あまりにびっくりしてその場に腰を抜かしてしまった・・・
不鮮明な状態が徐々に鮮明になりだした
106 :1:2007/01/23(火) 18:42:43.35 ID:VrQjzmFA0
「・・・・の・・・び・・太さん・・・聞こえて・・・る・・??」
のび「なっ!何だ何だ!!????」
画面から声がしてくる・・・心霊現象かあ?貞子か!!!
震えながらもその画面に「聞こえる!!」と言うとそのテレビは僕にまた返答返した。
「やっと会えたわね、のび太さん!!!」
画面が一層クリアになってきた、やっと声の主の姿が現れた
その姿を見て僕はまた腰を抜かしそうになった
のび「ド!!ドラミちゃん!!?」
107 :1:2007/01/23(火) 18:44:21.34 ID:VrQjzmFA0
これで第11は終了です
108 :あと 4480 秒:2007/01/23(火) 18:45:20.33 ID:HMA6gtr/0
ドラミちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
109 :1:2007/01/23(火) 18:47:09.43 ID:VrQjzmFA0
次の投下はまた夕方になっちゃうかもしれんですが
引き続き保守お願いします
110 :あと 4175 秒:2007/01/23(火) 18:50:25.69 ID:yHLiQXzA0
>>109
乙枯れ様です
111 :あと 4100 秒:2007/01/23(火) 18:51:40.41 ID:ZL5gjXSy0
乙です
万一の場合どこで続きやるんだ…ww
112 :あと 4054 秒:2007/01/23(火) 18:52:26.68 ID:+EIbETjDO
主は2chなくなったらどこで続き書くの?
114 :1:2007/01/23(火) 18:54:53.65 ID:VrQjzmFA0
>>111-112
どうしましょうか?どっかいい所あります?
どうにかして完結までは書きたいたいんですが・・
115 :あと 1 秒:2007/01/23(火) 18:55:38.60 ID:4xQf0SVoO
1番の正体が分かってしまったwww
やっぱり>>1はセンスいいな
116 :あと 1 秒:2007/01/23(火) 18:56:33.79 ID:4xQf0SVoO
もし閉鎖ならパー速かねぇ…
118 :あと 3718 秒:2007/01/23(火) 18:58:02.18 ID:yHLiQXzA0
>>114
パー速は?
もしくはブーン小説避難所(ブーン小説じゃないけどw)
119 :1:2007/01/23(火) 19:01:32.83 ID:VrQjzmFA0
>>115
分かっちゃいましたかwww一応作品内にヒント隠してるつもりなんで
ドラえもん読み込んでる人には正体分かるかもしれんです
>>116、118
パー速ってのもあったか
ブーン系は立てたら怒られそうww
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一番分かったww