その1 その2 その3 その4 その5 ←いまココ
その6
※続きは追って沙汰を待たれい(´・д・`)
「>>1以外のレスはいらねーよ」というかたはこちら(蛇屋さん)
180 :1:2007/01/16(火) 19:39:45.74 ID:rB5j+8150
第六話 脇役
「ふっー・・・・」
あの恐ろしい出来事から数時間経った。
奴らからこちら側接触はないみたいだ。
あれからジャイアンたちと後日会う約束をして僕は家に帰宅し
家についてすぐに風呂に入っていた。
奴らが今この時にも家にやって来るのかもしれないというのに
のんきなやつだと思われるかもしれないが
妻のしずかちゃんの影響なのか大変な状況の時こそ風呂に入って
落ち着いて頭を休めるようになっていた。
ノビ「パパ今日のことで話したいことがあるんだ・・・」
一緒に風呂に入っていたノビスケが真面目な顔つきで僕に話しかけた
のび「ノビスケ・・・今日のお前の勝手にした行動は
後でガツンとお説教する。だけど今は風呂だゆっくり休め
怖い思いをしたな・・」
僕は子供にはつらい経験をしたであろうノビスケをねぎらう様に言った・・
181 :1:2007/01/16(火) 19:47:54.39 ID:rB5j+8150
そんな僕のいたわりも平然と受け流す様に
ノビスケはケロッとした様子で言った。
ノビ「怖い思い?全ー然怖くなかった!!むしろ何が起こるか楽しみで
wktkだったよww」
さすがに親の手にも負えないガキ大将だなと僕が呆れた
ノビ「僕が言いたいのはそれじゃないんだ。
僕たちがあいつら捕まってた時、見かけたんだ。」
のび「見かけた?誰を見たんだ??」
ノビ「あの・・僕の気のせいかもしれないけどうちのママを見たんだよ・・」
のび「何っ!!何だってーー!!!あqwせdrftgyふじこlp」
ノビスケがそう言うと僕は思わず浴槽にずっこけてしまった。
のび「しっ!!しずかちゃんを見かけたのかノビスケ!激しくkwskだ!」
僕の出川張りのリアクションにノビスケは目を白黒させながら
今日在ったことを語り始めた。
183 :1:2007/01/16(火) 19:59:44.98 ID:rB5j+8150
ノビ「実はさ・・ボクらあいつらに捕まって拷問でもされるのかと
思ってたんだ。現にどこかだだっ広い所に連れて行かれたし。
そこには巨大なオリがあってそのオリの中から大きな鼻息とか聞こえて
来てさ。中には何かとっても大きなケモノがいたんだと思う。
多分玉のこと話さなきゃケモノに食わせるってことだったんだと思う。」
のび「ケモノに食われる??おいおい・・・
恐ろしい状況じゃないか・・・」
中にいたケモノが何だったのか激しく気になったが
ノビスケは一息つくとまた話を続け始めた
ノビ「だんだん鉄格子が開いていってさあ。ボクたち三人とももう駄目だと
思ったよ。その時声がしたんだ!「止めなさい!!子供にそんなこと
する必要はないわっ!!」って声が!
でオリは開かなかったってわけ。そんで声のする方を向いた。
そしたらそこにいたんだ!ママが!!!暗くてよく見えなかったけど
それにあれは絶対ママの声だったと思うんだ・・」
184 :1:2007/01/16(火) 20:09:23.13 ID:rB5j+8150
「あそこにはしずかちゃんがいた!!!」
ノビスケが嘘をついている様には見えなかった・・・
ということは確かにあそこにいたんだ。
でも何でしずかちゃんが奴らと一緒にいるんだ??
もしかして突然彼女が突然失踪した理由はあいつらの考えに
賛同してのことなのか?そこまで考えて考えを改めた・・
しずかちゃんは正義感の強い子だ。あんな怪しいことをしてる連中に交
じって怪しいことをしてるなんてとても考えられなかった。
と考えを巡らせているとその話の続きをまだしたいらしく
ノビスケは続き話してもいい?と聞いた。
激しく僕が首を振ると彼は自慢げにまた語り始めた。
ノビ「結局何にもされずに廊やに入れられちゃったんだ。
もう一生このままここにいるのかと思ってたんだけど。
しばらくすると見知らない女の子が来たんだ・・・」
185 :1:2007/01/16(火) 20:17:47.81 ID:rB5j+8150
のび「女の子??」
ノビ「ボクもびっくりしちゃってさww
年はそんなに変わらないと思うけど結構かわいい子だったなあww
あんな状況じゃなかったら絶対デートに誘ってるのに!!」
ノビスケは悔しさで歯軋りをした。話を脱線するなと僕が咳をすると
彼は急いで話を元に戻した
ノビ「でさ、その女の子があの玉の場所を話せっていうわけ
片言の言葉で言うわけ・・」
のび「で、僕が持ってるって話しちゃったわけ??」
呆れながらそう言うとノビスケは元気にコクコクと頷いた
186 :1:2007/01/16(火) 20:30:54.60 ID:rB5j+8150
ノビ「エヘへwwwまあ、物のはずみで話しちゃってさww
それで「その女の子が彼女からデンゴン伝える」っていうんだ
彼女ってのが誰か分からなかったけど、とりあえずデンゴンってのを
仰せつかったんだけど・・・・」
のび「その彼女ってのはお前のママだよ!ノビスケ!!」
確かに彼女がしずかちゃんか分からないけど長年の夫婦の勘で
僕はそう直感した・・・
ノビ「mjd??そうだったのか訳の分からない伝言だったから
そのまま忘れる所だったよ」
のび「早くその伝言ってのを話してくれ!」
ノビ「確か・・・「食器棚の裏、それを破って」とか何とか」
のび「何だそりゃ??食器棚の裏だと??破れ」
意味が分からなかった・・さっきまで何か手がかりが見つかるかと思ってたけど
これはしずかちゃんからの伝言じゃなかったのか・・・
187 :1:2007/01/16(火) 20:43:41.07 ID:rB5j+8150
僕は彼女につながる手がかりを失って落胆してしまった
これでまた分からずじまいか・・・風呂から上がりかなり遅めの
夕飯を二人で食べ、ノビスケは余程疲れたのかすぐに眠ってしまった
のび「食器棚の裏か・・・・」
僕はビールを飲みながらその伝言の通り食器棚を見てみた
彼女が消えてしまってから失踪先の手がかりはないかと家中を創作したが
食器棚の裏までは探していなかった、一応ガサゴソと大量の食器を出し
裏を見てみた。怪しい物は見当たらなかった
のび「そんなものがあるわけが・・・ない・・・・ッ・・・・!!!」
棚の奥の方の隙間に汚い紙きれのようなものが詰まっていた。
僕は急いで紙切れを引っこ抜き、中身に目を通した。
210 :1:2007/01/17(水) 01:18:14.73 ID:1FPR3jeL0
のび「何だこりゃ?」
そのよごれてクシャクシャになった紙切れには子供が書いたような
文章が綴られていた。
かなり汚い文字で書かれていたから
目を凝らして解読しなければならない程だった。
それに文字も水や油で染みたようになっていてほとんど読めなくなっている
左の辺りに日付が書かれている・・・・日記の切れ端か何かだろうか・・・?
どうにか日付の数字だけを読み取ることができた。
そして僕は自分の目を疑った、2021年9月3日
その紙に書かれていた日付・・・
それは彼女がこの家を出て行った日の日付だった・・・・
211 :1:2007/01/17(水) 01:23:11.93 ID:1FPR3jeL0
こんなことがありえるのか?単なる偶然???
頭は混乱しきっていたがとりあえず彼女という人物の
言っていた通りにしなくてはとその紙をビリビリに破いた。
何が起こるか内心wktkしていたが、2分経っても3分経っても
何も起こる気配はなかった。
くだらない・・ただの偶然か・・・
たまたま彼女という人物が言った通りに行動したら
たまたま運よく紙切れを見つけて
たまたましずかちゃんが出て行った日付と一緒だったということだ
212 :1:2007/01/17(水) 01:25:55.85 ID:1FPR3jeL0
それどころかこれノビスケの手のこんだいたずらじゃないだろうな?
そうに違いない・・・肉体的にも精神的にも疲れきっていた僕は
自分にとって勝手のいい理屈をつけた。
いたずらだ、いたずら・・・。
そう思うと急に眠気が襲って来た。
そしてその場にあったソファーで眠りについてしまった。
その時した行為がどういう結果をもたらすのか
後々になって分かる時が来るのだが・・・
この時の僕は知るよしもなかった・・・
いびきを立てながら眠った。
その日は余程疲れていたのか
いつも僕が見るドラえもんの夢も見ることはなかった。
213 :1:2007/01/17(水) 01:34:34.22 ID:1FPR3jeL0
テロ朝 テレビ局内 第2スタジオ
「世界を襲う超常現象!その謎を暴け
3時間ぶっ通しスペシャルーーー!!!」
司会助手の女子アナがそう叫ぶと派手な効果音が鳴り番組が始まった。
「何が謎を暴けだ・・・どうせ引っ張るだけ引っ張って
何にも核心に迫らない癖に」
俺は番組スタジオの脇でそう愚痴を吐いた。
最近はこんなくだらない番組ばかりを担当させられて内心腹が立っていた
どうせ超常現象の数々って言ったって最近海外で話題になっている
ヨーロッパの森で恐竜を見ただの、中国で翼竜に乗った悪魔を見ただの
海を航海中に豪華客船が失踪しただのと摩訶不思議で何の確証もないようなもの
ばっかりだ。
そんなくだらないものを真相究明するわけでもなくただチャカして
はい終わりってな番組だ。やる気がなくなるのもお分かり頂けるだろう。
214 :1:2007/01/17(水) 01:37:05.65 ID:1FPR3jeL0
紹介が遅れた俺の名は山田はる夫。
36にもなってうだつのあがらないこの局のADだ。
ADって言ったってたいした権限もなく上から仰せつかった取材の下調べを
したりだの、番組出演者に時間を知らせたりと言うなれば
雑用の仕事ばっかり、ほとほと嫌気が差していた。
もっと大きな事件を扱って注目されれば!上を目指したい!
とは思うが今任されている仕事は怪しげなカルト団体の下調べの取材を
任されているだけだ。
216 :1:2007/01/17(水) 01:43:01.96 ID:1FPR3jeL0
それにしても・・・あいつどう考えても怪しいよな・・・。
あいつらとはさっき話したカルト団体のことだ。どらえもんか・・・・
話は数週間前に戻る・・・
俺は番組のプロデューサーに言われて今世間を騒がせている
謎の宗教団体どらえもんのことを探っていた。
一口に調べろと言われてもどんな団体なのか検討もつかなかった。
で最初にしたことが掲示板での下調べ、その名もどらちゃんねる
その連中が信者を勧誘したりだの親睦を深めるだのといった
口実で立てた掲示板で結構な人達が書き込んで賑わっている
その中に俺は志願者のつもりで潜入した・・・
217 :1:2007/01/17(水) 01:58:29.96 ID:1FPR3jeL0
我らが救世主どらえもん様を神と褒め称えるスレ
123:はる
始めまして、最近巷で話題のどらえもんに興味があってこのスレまで
来ちゃいまちた><
124:どら焼き
始めましてはるさん
125:はる
こちらこそ、どら焼きさん
ところでどらえもんって何者なんですか?
126:大学生
_,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
,r'" ノ( `ヽ. ビキ
:r'7" ::. ⌒ ノ( ヽ_ ビキ
゙l | ::; ⌒ , ゙) 7
| ヽ`l ,/\,,_ _,,/ヽ, /ノ )
.| ヾミ,l _;; "''=) i (=''" ` .ヒ-彡|
〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::)~~f';;_-ェェ-ニ,, ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ヽ"::::''_;:'" ̄´.::;i, i `'' ̄`:;_ r';' } | 久々にキレタ 。どらえもんだとお!
. ゙N l ::. ....:;イ;:' l i、 ,l,フ ノ |
. |_i"ヽ;:...::::::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < どらえもん様だろボケ?!
.| ::゙l :::i ,==' '==、 i ,il" .|'". | ふざけんのもたいがいにしとけよ
.{ ::| 、 :: /┼┼┼ヽ , il | \______________
/ト、 :|. ゙l;: `======'" ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ⌒ ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,|
218 :あと 6日と 19時間:2007/01/17(水) 01:59:18.98 ID:ken2L1mG0
wwwwwwwww
219 :1:2007/01/17(水) 02:08:13.18 ID:1FPR3jeL0
ハンドルネーム大学生は呼び捨てにしたことに怒りを抱いたらしく
俺に食ってかかった。どうやら典型的なネット弁慶らしい。
そして平謝りを繰り返し、ようやくどらえもんという団体の目的と
人物の大まかな概要が分かってきた
彼は地球を救う救世主であること、人間でもロボットでもなく言うなれば
ネ申であるということ、どうも分かったか分からないような感じだったが
興味深い話を聞いた
198:大学生
どらえもん様は夜になると転生して神々しいお姿になるらしい・・・
彼の言っている神々しいお姿ってのがどんな姿なのかってのは
結局分からなかったが、俺は次に新しい情報を得るためある男に会った
220 :1:2007/01/17(水) 02:19:18.24 ID:1FPR3jeL0
漫画喫茶で待ち合わせしているとその男は現れた
トレードマークの帽子をいつも欠かさない男だから遠くからでもすぐ分かる
「よお、はる夫!相変わらずダイエットもせずにぶくぶくと太ってやがんなあ」
そう一見嫌味とも取られない言動だがこの男とは長い付き合いだ。
たいして気にもならなかった
この男の名は戸手藻 安雄。小学校の頃から仲良くしている言うなれば
親友みたいなもんだ。帽子を被ってカジュアルな格好をしているが
こう見えても刑事だ。
たまに会っては捜査の裏情報やらをたまに教えてもらっている。
はる「悪いな、安雄お前も忙しいだろうにこんな所まで来てもらって」
安雄「いいってことよ、腐れ縁って奴だ。それでお前の言ってた
カルト団体のことだけどよ。ありゃちっとばかしヤバイ団体だぜ・・・」
221 :1:2007/01/17(水) 02:28:40.57 ID:1FPR3jeL0
はる「やっぱりやばい奴らなのかあいつら・・・」
安雄「ああ、怪しげな顔のロゴが入ったTシャツを着て地球を救うためには
もっと多くの仲間がいる・・・とか言ってどんどん信者を増やしてる
らしいぜ・・・」
はる「で、その地球を救うってのは具体的にどんな風にするわけなんだ?
何かやって来るんだ?ハルマゲドンとかいうやつ?」
安雄「違う・・・もっとくだらない物だwww」
彼はまるでガキの考えることだけどと言った様な表情になった
安雄「奴らが言うには鉄人兵団に悪魔族・・・何やらそういう連中が
みんなして地球を滅ぼしにやって来るらしいとか信じているらしい」
224 :1:2007/01/17(水) 02:40:39.58 ID:1FPR3jeL0
はる「鉄人兵団に悪魔族wwwそりゃ怖い連中だなwwww」
あまりの荒唐無稽さに思わず俺も笑いが止まらなくなってしまった。
安雄「だよなwwwでもここからは笑い話じゃねえんだ・・・」
さっきまで崩していた顔を元に戻して彼は真面目に言い放った
安雄「教祖様の名前・・・・どらえもんっていうんだよな?」
はる「ああ、どらえもん間違いない・・・」
安雄「この名前どっかで聞いたことないか?」
はる「どらえもん?そんな名前聞いたこともある様な、無いような・・・」
っ!!!!急に鮮明に記憶が蘇ってきた。
はる「思い出した!!消房の頃に友達の家に居候してた。
未来から来たロボットドラえもん!!」
225 :1:2007/01/17(水) 02:48:34.10 ID:1FPR3jeL0
安雄「思い出したか、はる夫。不思議な奴だったよな・・・
未来の道具つっていろんな便利な道具持ってて
そんでいっつものび太の奴がいろんな騒動起こしてよ」
はる「そうそうwwジャイアンにスネ夫、しずかちゃんも交わって大騒動w
みんな懐かしいなあ何してんのかねえ・・・」
急に消房時代が懐かしくなってしまった。
安雄「で、俺そのどらえもんって奴が子供の頃のドラえもんじゃねえか?
って思ってどらえもんを調べることにしたんだ・・・」
226 :1:2007/01/17(水) 03:18:25.82 ID:1FPR3jeL0
はる「ほう、そりゃ気になる・・・」
安雄「それでよ、どらえもんって奴のことを調べるために
その団体の元幹部って奴の所に言ったわけ」
はる「それでそれで」
俺はどらえもんという存在に興味津々になってしまいwktkが止まらなかった。
安雄「この元幹部って奴は結構どらえもんって奴とは長い付き合いだった
らしくてさ、いろんなことを話してくれたよ。
その中で一番驚いたのは・・・」
はる「驚いたのは????」思わず生唾を飲み込んだ・・・
安雄「奴は・・・どらえもんって奴は元々人間だったらしい・・・」
227 :1:2007/01/17(水) 03:24:53.81 ID:1FPR3jeL0
今回出てきた新キャラですけど
ちょっとマニアックなキャラなんですけどみんな見たことあるキャラだと
思います。子供時代ののび太たちがよく遊んでたクラスメートの二人組で
帽子被ってる子とデブの子です。帽子の子が安雄でデブの子がはる夫です。
キャラが増えすぎて混乱するかもと思いましたが出してしまいました。
228 :あと 6日と 17時間:2007/01/17(水) 03:27:58.01 ID:krA/1noo0
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ|
'" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ____
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l ,− ,−\ / ̄ ̄ ̄ ̄\
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y /, |・ |・ | ヽ_____ヽ
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u / `−●-' \ヽ , ─ 、 , ─ |
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / / ── | ──ヽ|・ |・ |
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /.. ── | ── .|`─ 'っ - ´|
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ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i━(t)━━l | | |
261 :1:2007/01/17(水) 20:02:17.34 ID:Alsib1GU0
はる「元人間???何だそりゃwwww
じゃあそいつは昔は人間の姿をしてて今は人間じゃないってのか?
俺たちの知ってるドラえもんってロボットだったよな?
ということはやっぱり全然関係関係ないってわけか・・・・」
安雄「その元幹部ってのはどらえもんって奴が組織を始める前からの
知り合いだったらしいんだけど。
最初の出会いは超研とかいうオカルト研究してるサークル
だったらしいんだ。で、その幹部が部長をしてたわけそこに
現れたのがどらえもんとか名乗る謎の男・・・
最初はそいつも怪しげな奴だと思ってたらしいんだけど・・・」
はる「思ってたんだけど???」
安雄「そいつはどんな願いでもたちどころに叶えちゃうわけ
例えば願いを叶えて欲しい奴が空から金が降らせてくれ!!
とか言うだろ?そうすると本当に空から雨が降ってくるんだよ」
262 :1:2007/01/17(水) 20:05:09.61 ID:Alsib1GU0
はる「そんなことあるわけないだろww」
そんなことがこの世の中にありえるわけがない。もしそんなことがあったら
俺だってどらえもんの信者になりたいくらいだとそう心の中で笑った。
安雄「ところがさ、これ実際あった話なんだよ・・・
10年くらい前に現金輸送してた航空機のハッチが会社側のミスで
開きっぱなしになってて東京中に金がまった事件あったろ?」
はる「アッー!!あったあったwwwあの日は俺も拾いに行ったっけなあ
ッ!!!!もしかしてその日ってのが・・・・??」
俺は急に恐ろしくなって彼の顔をまじまじと見つめた
安雄「そう・・・どらえもんって奴が金が降ってくるって
予言してた日だったんだ」
サッー・・・・自分の顔から血の気が引いていくのを感じた。
どんな願いでも叶えることができる・・・どんなことでも絶対に当たる・・・
ということは奴の言ってる鉄人兵団やら悪魔族ってのも・・・・本当に?
正直これが夢であってくれるならいいと思った。
264 :1:2007/01/17(水) 20:12:53.61 ID:Alsib1GU0
安雄「で、まだ話はもうちょっと続く・・・
完璧にどらえもんに心酔しきっちゃったんだよそいつ。
で長い間にすっかり仲良くなっちゃって奴らいろんなことを話したらしい
昔の親友の話やら、昔住んでた所、通ってた母校やらだな。
でそこから何かつかめるかもってそいつの住所教えてもらったんだ。」
はる「ほう住所を??その住所がもしかして・・
俺たちの昔住んでた住所だってんじゃないだろうなwww」
さすがにここまでの偶然はあり得まいと思って
半ばいい加減に言った言葉だったが安雄は何故分かった!?という顔をした。
生唾をゴクリと飲み込み間を置いてそれに答えた。
安雄「そうなんだ・・・東京練馬区月見台すすきヶ原・・・
オレ達が昔住んでた住所と一緒だったんだ・・
それも奴はオレ達がガキの頃その町に住んでたらしい
で奴の一番の親友の名前は・・・・のび太。」
265 :1:2007/01/17(水) 20:16:19.04 ID:Alsib1GU0
はる「親友がのび太・・・じゃあ、やっぱりオレ達の知ってるドラえもんが
そのどらえもんなのか???」
安雄「それはわかんねえ・・・
ある時から少しばかりそいつは団体から姿を消してたらしいんだ。
もう帰って彼は帰って来ないのかと信者たちは思ってたらしい
である時フラーリと奴は帰ってきた。
その時みんな驚いたらしいぜ・・・・
そりゃそうだよな人間の姿してなかったんだから・・・
その姿を見たその元幹部ってのは言い知れない不気味さって奴を感じて
それから脱退しちまったらしい・・・」
はる「でどらえもんって奴は何になってたんだ??」
安雄「分かるだろ、これだよこれ・・・」
そう言うと彼はガサゴソと手提げバックを漁った中から出て来たのは
小奇麗なTシャツだった。
そしてその真ん中には子供の頃見知った顔があった。ドラえもんの顔・・・・
266 :1:2007/01/17(水) 20:19:52.47 ID:Alsib1GU0
はる「ドラえもんの顔になってたのか??
だけど人間がロボットになれるわけが・・・・」
・・・ッ!!その時掲示板でハンドルネーム大学生って奴に教えてもらった
噂を思い出した・・・・
198:大学生
どらえもん様は夜になると転生して神々しいお姿になるらしい・・・
はる「見た目はロボットだけど、夜になると人間に戻る・・・」
安雄「何だそりゃ??」
はる「ネットの掲示板で聞いた噂だよ、やっぱり本当だったのか!!
どらえもんは奴は本当に元人間で、オレ達の町に住んでたんだ!!
「謎のロボット人間 どらえもんの正体を暴け!」
こりゃいい!!このネタは視聴率上がるぞお!!」
俄然やる気が出てきた!!
この真相について報道番組でも特集組めば夢のプロデューサー昇格も
夢じゃない!そう息巻いている俺を見つめて安雄は悲しげに言った
267 :1:2007/01/17(水) 20:23:43.10 ID:Alsib1GU0
安雄「いや、それ以上追求するのは止めとけ・・・。
俺もそこまで捜査して上司に止められた。
どうやらどらえもんって団体からの圧力らしい・・・」
はる「でもよ、そのどらえもんって奴の正体が気にならないか?」
安雄「気になる!!!このヤマはこの先もっと恐ろしいことになる!!
俺の刑事の勘がそう言ってる!!
だからよ!!俺は例え一人になろうとも戦う覚悟だ!」
はる「一人じゃないぜ、俺もいる。オレ達昔っからの腐れ縁だろ??」
安雄「ああ、ありがとう・・・お前はやっぱり俺の仲間だ・・・」
268 :1:2007/01/17(水) 20:29:35.91 ID:Alsib1GU0
今まで一人で捜査して心細かった彼は仲間がいるという安心感で一杯になり
とても嬉しかったのだろう涙を見せないように下を向きながらそう言った
はる「そうだ!今度、オレ達の通ってた小学校の校舎取り壊し記念で
同窓会予定してただろ??
そん時のび太たちにも協力を仰ごうぜあいつらならきっと助けに
なってくれる。オレ達ならやれる!!
いつまでも物語の脇役のままじゃないぜ!」
安雄「ああ、そうだな・・・俺も頑張るよ・・・捜査続けてみる。
今度、直接あいつらの本部に行ってみる」
そう言って彼は席を立ち、オレ達は店を出た。
そしてその日は彼と別れた・・・・
269 :1:2007/01/17(水) 20:32:59.21 ID:Alsib1GU0
で今このスタジオにいるというわけ・・・
結局、番組内でのどらえもんの特集は奴らの目的や思想を
追及するものではなくただ現場に行き信者をチャカす方向になっていた。
そんなことより俺はあれから安雄から連絡はないことに心配を募らせていた。
アナ「で今日最初の超常現象ファイルは何ですか?東海林のりおさん」
のりお「今日最初の話題は「町に突然現れた不気味な人間石像です!!!」
アナ「不気味な人間石像!!怖いですねえ!!恐ろしいですねえ!!」
わざとらしく会場内の客から悲鳴が聞こえる。
271 :1:2007/01/17(水) 20:39:53.18 ID:Alsib1GU0
はる「何が人間石像だよ・・・どうせやらせか何かだろ・・・
さて久しぶりにメールでも見るか・・・」
あまりに暇だったので、普段電話の機能しか使わない俺は
あまり来ない携帯メールを見ることにした。
センター問い合わせっと・・・・・
はる「ッ!!!!!!」
中には大量の出会い系メールと安雄からのメールが入っていた。
はる「ウホッwwww安雄の奴、やっと連絡寄こしたかwww」
そう思いながら安雄からのメールを開いた
272 :1:2007/01/17(水) 20:45:54.10 ID:Alsib1GU0
タイトル なし
「はる夫、ついにどらえもんって奴の正体突き止めたぞ!!
これから会いたい、いつもの満喫で待ってる」
日付を見てみると頭を抱えた、安雄がこのメールを出したのは
数日前だったらしい・・・
はる「あっちゃー!!!あいつ怒ってるだろうなあ。
電話でもくれたら良かったのに・・・」
そう思いながら、スタジオ内で流されている番組のインタビュー映像が
目に入った・・・
そしてのりおアナは街頭インタビューを始めた。
やがてその石像を発見したというホームレスが写し出され
彼が石像を発見した時のことを話し始めた。
273 :1:2007/01/17(水) 20:50:57.30 ID:Alsib1GU0
ホーム「何かに追われているみたいに必死の形相で走っている男を
見かけてよお。おれっちは気になって後を付けてったわけ。
でもよお、途中で不気味な声がしてきたりしてガクブルだったねえ。
でその場に行ってみるとホレ、この石像が落ちてたってわけよ。」
そう彼が言うとその人間石像とやらが映し出された。
はる「おい・・・これって・・・」
映し出された映像を見た俺はあまりの衝撃と動揺で思わず手に持っていた
携帯を落としてしまった。
その人間石像は確かに人間の体そっくりだった。
精巧に寸分の狂いもなく人間を計測したかのような石像・・・
そしてその石像は俺の見知った顔そっくりだった。
はる「安雄・・・・」
石像の顔が映った、何かに襲われた恐怖なのか顔は引きつっていたが
その顔は間違いなく俺の仲間、戸手藻安雄その人だった・・・・
第6話 終わり
275 :1:2007/01/17(水) 20:56:20.90 ID:Alsib1GU0
ここまでで第六話終了です。
11時頃にスレ落ちるらしいんですが新しいスレ立てたいんですけど
明日は試験勉強があるのでこれに時間を裂けそうにないんです。
暇になる金曜の昼くらいに新スレ立てる方向でってのはどうでしょう?
276 :あと 6日と 0時間:2007/01/17(水) 20:59:29.17 ID:JOfKijzpO
おう!他力本願な俺に任しとけ!
277 :あと 6日と 0時間:2007/01/17(水) 20:59:46.52 ID:CJuSPInsO
>>1激しく乙!!!
ところで前に書いたんだけど今日スレ落ちすると思うけど、>>1の建て待ちでいいかな?
仕事なので帰ったらまたwktkな展開を楽しみにしてまーす。ノシ
279 :1:2007/01/17(水) 21:04:01.78 ID:Alsib1GU0
>>277
そうですね、やっぱり俺が立てる方がいいかな
金曜の昼すぎくらいに新スレ立てることにします
みなさん続きを楽しみに待っててくださいませ><
280 :あと 5日と 23時間:2007/01/17(水) 21:06:08.35 ID:rylJA1Zq0
>>279
(`・ω・´)ゞ
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その6
<個人的なお知らせ>
ドラえもん好きならこちらもどぞー
めちゃくちゃ長いけど面白いw
「ドラえもん のび太と傭兵」(肉欲企画。さん)