その1 その2 その3 その4
その5 その6 その7 ←いまココ その8
※ちょいグロがあるからそれ系が嫌いな人は読まん方がいいかと。
※この物語はフィクションです。実際の人物や団体には一切関係ありませんよ。
385 :えのきだけ:2007/01/07(日) 23:24:42.83 ID:R6cEdjsQO
みんな山田を忘れるなww
388 :もも:2007/01/07(日) 23:27:14.76 ID:s936oG6t0
>>385
説明しときます。
最初に音楽室で目覚めたの→瀧口
給食室で殺したの→近藤 殺されたの→坪田
です。
山田じゃわかりにくいからなw
389 :カリフラワー:2007/01/07(日) 23:29:03.67 ID:2xBegO7mO
近藤人殺してたのか
382 :もも:2007/01/07(日) 23:22:25.28 ID:s936oG6t0
<仲間>
渡部桂湖と私は、男子更衣室に隠れていた。
最初教官室で私と桂湖は合流した。
桂湖は私の思っていた以上に衰弱しており、私が来ると泣き出した。
私にはよくわからないが、おそらく怖かったのだろう。おそらく。
何度も言っていることだが、私益田奈央には殺しの実感がわかない。
わからない。殺し合いってのが。
もう2人殺しているのに、人を殺した実感がわかない。
「ねぇ奈央」
「ん?」
桂湖が笑顔で話しかけてくる。
「もう敵なんて、この学校には居ないかもしれないよ」
「そうかもしれないねぇ」
桂湖の笑顔に少しだけ心が休まる気がした。
「この学校には私と桂湖しか居ない、とか」
「いやまだ早いよ。あと1日余ってるもん」
笑いあう。平和だ。これは日常と大差ない。
386 :もも:2007/01/07(日) 23:26:11.12 ID:s936oG6t0
「じゃあさ、生き残ったらまず何する?」
桂湖に聞かれて、私は戸惑う。
何をしよう?
受験勉強。もちろんする。
高校入学。もちろんする。
でも、私は具体的に何をするのだろう?
「わかんないや」
「そっか」
桂湖は少しだけ微笑む。もう外は暗くなっていた。
「私はね、奈央。みんなで遊びたいなーって思うよ」
……遊ぶ、か。
「アヤナとミキカと私と奈央で、人生ゲームしたりスマブラしたりさ」
「でもみんな生きてるかな」
390 :もも:2007/01/07(日) 23:29:31.47 ID:s936oG6t0
「大丈夫」
少し間をおいて、桂湖は言った。
「きっと生きてる。そう信じる」
そしてまた笑う。無邪気に、でも寂しそうに。
なんでこんなに桂湖は笑えるのだろう。少しだけ不思議に思う。
「ちょっと臭い言葉だったね」
「いやいや、そうでもないよ」
桂湖の問に私はそう答えた。今の私には、足りないものかもしれない。
信じる、とか。仲間、とか。そういう言葉。
ドアが、音をたてて、開いた。
392 :もも:2007/01/07(日) 23:33:21.39 ID:s936oG6t0
<誤差>
立っていたのは、館入。
無表情。無反応。まるでロボのような男。館入。
館入は素早く私たちに駆け寄った。
そして、迷うことなく桂湖の首に手をかける。
「な、……何するの…」
桂湖は何が起こったのか飲み込めないような顔。
……自分が殺されようとしてるってのに、桂湖は。
リュックから素早く鎌を取り出す。
そして投げつける。
瞬間、館入は素早く桂湖から手を放し、右に跳んだ。
また、わたし、人、殺すんだ。
今度殺したら、実感沸くかな?
人を殺したっていう、実感、沸くかな?
396 :もも:2007/01/07(日) 23:36:10.70 ID:s936oG6t0
*
何故だ。
何故こいつは俺にむかって平然と鎌を投げつける?
予想外。想定の範囲外。
畜生。今までのデータと盗聴記録から、益田奈央は人を殺せないことになっている。
なのに、何故こうも平然と人を殺せるんだ?
まず落ち着こう。落ち着け。
計算しなおそう。ターゲットを渡部から益田に変更。
そして確実に殺す。
どうやったら殺せるか? 絞殺? 刺殺?
また爆弾を使うか?
それしかないか。
畜生、それにしても想定外だった。あいつが人を殺せるとは。
俺はドアノブに手をかけた。
……ライターが手に入らなくなるな。まぁ、良い。命には代えられない。
400 :もも:2007/01/07(日) 23:39:14.75 ID:s936oG6t0
足の力が、抜ける。
俺は足元を見てみる。右足のふくらはぎに鎌が、刺さっていた。
……何で。
何でこうも平然と人を殺せる。
「……まだ、終わらないぞ」
俺は自分を励ましてみる。自己暗示って奴だ。
「お前ら! 殺すぞ!!」
そう叫んでみる。自分を鼓舞する。
突然、地面に体を押さえつけられた。
いきなりだったので状況を瞬時に理解することが出来ない。
その状況を理解した時、俺はどんな手段をもってしてもこいつに抗えないことを知った。
398 :鰤:2007/01/07(日) 23:38:19.00 ID:R6cEdjsQO
館入キタキタキタ!!
403 :マッシュル−ム:2007/01/07(日) 23:40:23.22 ID:cQaNH1e40
館入みたいなのがリアルにいたら失禁しちゃう><
404 :刀根早生:2007/01/07(日) 23:40:56.44 ID:OREBbwCT0
館入ここで死亡か。意外だ・・・。
406 :カリフラワー:2007/01/07(日) 23:42:26.79 ID:2xBegO7mO
そうそう。天才も死ぬときはあっさりて死ぬんだよな
桐山とかありえん
405 :もも:2007/01/07(日) 23:41:36.44 ID:s936oG6t0
益田奈央が、ノコギリを持って、俺の上に馬乗りになっていた。
そして無言で、数瞬も待たずに俺の首にノコギリの刃を当てる。
死んだ、な。俺。
ゲームセット。
一つの計算ミスで、人生が変わることがある。
これは数学教師が言ってた言葉。
その通りだった。もう少しだけ、益田奈央に警戒しておけば、良かった。
俺は舌を噛み切った。
408 :もも:2007/01/07(日) 23:44:25.61 ID:s936oG6t0
*
「桂湖。終わったよ〜」
切断し終わった館入の首を私は床にそっと置く。
制服が血で汚れて仕様が無い。着替えたい。
「な………」
桂湖は更衣室の片隅でうずくまっていた。
顔面蒼白。これほどこの言葉が似合う人は今の桂湖以外に考えられない。
「どうしたの? もう終わったよ。安心していいんだよ」
「来ないで!!」
頭の中に、桂湖の言葉が響く。
【8人】
411 :もも:2007/01/07(日) 23:48:25.13 ID:s936oG6t0
<信頼>
植木の叫び声。……だよな、おそらく。
「拓朗さん」
俺は拓朗に呼びかける。
「今どっから声した?」
「音楽室の方じゃないか?」
まだ時間はたっぷりある。午後8時。
2日目。まだまだだろ。
考えてみれば、2日で決着がつくなど思ってもいなかった。
「案外あっけないんだな、みんな」
拓朗は小さい声でそう言った。
「今どんくらい生きてるんだろうな」
413 :もも:2007/01/07(日) 23:51:58.68 ID:s936oG6t0
「……10人くらいか」
「もっと居るだろ」
拓朗は二マニマと笑う。
「君、この殺し合いをなめているのかな」
「いや、でもあと10人しか居ないってのはないだろ」
「案外8人くらいだったりするんだよ」
どうでもいいような雑談をしていると、俺たちはもう音楽室の前に来ていた。
音楽室は、体育館の前。
その前には男子更衣室と女子更衣室がある。
「……どうする? 音楽室に植木居るみたいだけど?」
「ま、覗いてみるだけ覗いて危なくなったらかえるって方向で」
俺たちは音楽室のドアを開けた。
……え? 何これ? 戦場?
417 :もも:2007/01/07(日) 23:54:40.28 ID:s936oG6t0
椅子。机。電気。全て、散乱。崩壊。
窓ガラス。割れている。雪が舞い込んでいる。
そして、遺体。散乱している。
瀧口の首。クラヴィノーバの下に置いてある。
それ以外にも、臓物や手、足。散乱していた。
「……爆弾、だな」
「お? マミよくわかるねー」
拓朗が気楽な口調で話しかけてくる。ある意味すごい奴だな。
「前館入がグロ画見せてきて、んで爆弾で破壊された部屋ってこんな感じだったんだよね」
418 :もも:2007/01/07(日) 23:57:21.22 ID:s936oG6t0
「で、植木は?」
辺りを見渡してみる。
瀧口の遺体が散乱している。周りの楽器類も原型を留めていない。
だが、植木は居なかった。
「さっきの悲鳴は空耳かな?」
「2人揃って空耳なんてありえねーよマミさん」
拓朗はそう言うが、植木は居ない。
そして瀧口の首が怖い。
「……違う部屋…行こうか」
「そだな」
俺たちは音楽室を出た。
そして気付いた。
死体見ても、あまり驚かなくなってきてるな、俺たち。
421 :新水:2007/01/08(月) 00:00:56.21 ID:btZWRyC10
<枯渇>
「あと、8人だって」
遠藤と小原に俺は声をかける。
「早いね」
遠藤はそう言った。
「……やっとそんなに、ね」
小原はそう言った。
5組の教室は電気がつけてある。
だけど、その電気は切れそうだ。チカチカして目に悪い。
しかしそれにも関わらず、遠藤と小原は楽しそうに会話して、笑いあっている。
畜生。俺は蚊帳の外かよ。二人の仲の良さに少し嫉妬してしまう。
それにしても居心地の悪い部屋だ。
俺は移動することを決めた。
423 :新水:2007/01/08(月) 00:03:14.76 ID:btZWRyC10
「なぁ遠藤」
「ん?」
遠藤がこっちを向く。明るい表情は変わらない。
「移動しないか?」
「別にいいけど」
即答。本当に考えて発言しているのか、こいつ。
427 :新水:2007/01/08(月) 00:08:21.45 ID:btZWRyC10
「小原、お前は?」
「どうせなら、広いところに行きたいっ!」
テンションもトーンも高い声が耳にキンキン響く。
幸せそうだな。小原も遠藤も。
「じゃ、体育館でも行ってくればいいじゃない」
「お! そりゃいいねぇ!!」
「賛成〜」
遠藤と小原が同時に言った。てか叫んだ。
「……じゃ行って来い。俺はちょっと用事があるからさ」
魔が刺した。
悪気はなかった。ただ生き残りたかった。
429 :新水:2007/01/08(月) 00:10:53.12 ID:btZWRyC10
「え? 用事って何?」
「ん? ちょっとこのDSマップ調子が悪いみたいだからさ。直してから行く」
俺はでまかせを言った。
マップは壊れてなどいない。
今も死者の数を性格に示している。
「そう。体育館には誰も居ないんだよね?」
「うん」
「わかった! じゃ先行って待ってるね!!」
満面の笑みの小原。少しだけ罪悪感を感じる。
「いってらっしゃい」
「コウタ」
遠藤が、振りむく。笑顔。そして罪悪感。
430 :新水:2007/01/08(月) 00:12:27.22 ID:btZWRyC10
「生き残ろうね!」
俺は。
……俺は。
いや、良いんだ。
これで、良い。
「当たり前だろ!!」
無理に笑顔を作って、送り出した。
おそらくあいつらは、死ぬ。
438 :新水:2007/01/08(月) 00:14:43.04 ID:btZWRyC10
体育館に至るまでには、音楽室と更衣室の前を通らなくてはならない。
そこには、マミ・拓朗・奈央・渡部・植木。
百戦錬磨の強豪。その言葉が似合う。
さっき奈央は館入を殺した。
その館入は音楽室に爆弾を投げ込み、瀧口を殺害。
植木は今体育館に一人でいる。
マミと拓朗は音楽室前の廊下。
命ないな、あいつら。
小原と遠藤の赤い点が、廊下を歩いていった。
425 :きょうな:2007/01/08(月) 00:06:07.09 ID:j3i5RBfdO
おいついた!
課題の山どうしてくれるんだw
おもしろすぎw
428 :さといも:2007/01/08(月) 00:09:49.16 ID:wUM1cuFJ0
課題せずに見てるやつ多いな
俺もだ\(^o^)/オワタ
431 :くわい:2007/01/08(月) 00:12:27.49 ID:g4rDKYjXO
>>428
特別課題4つ+宿題
何もやっていない
学校明日から
ガチ
435 :えだまめ:2007/01/08(月) 00:14:13.04 ID:hZeBJ1Ow0
>>431
あれ?俺がいる
441 :かぶ:2007/01/08(月) 00:17:37.69 ID:bkxjC5kAO
マミと拓朗さえ生き残ってくれれば課題なんてどうでもいいと思ってる自分がいる
446 :くわい:2007/01/08(月) 00:19:23.67 ID:g4rDKYjXO
留年の危機だってのに焦りを感じない俺オタワ
特別課題とかマジで終わらない
450 :ふじ:2007/01/08(月) 00:23:16.87 ID:nRTLnnag0
そういえば植木は毒入りおにぎり食べなかったのか。
452 :新水:2007/01/08(月) 00:24:21.34 ID:btZWRyC10
>>450
植木はダミーの毒なしおにぎりを食べた後、毒ありおにぎりをまだ持っている。
岩崎に食べさせるために。空腹を紛らわさせてあげようと思って。
442 :新水:2007/01/08(月) 00:18:16.27 ID:btZWRyC10
<戦争>
「来ないで!!」
その言葉が頭に反響する。
一瞬、何も考えられなくなる。
「ど、どうして……」
「こないでよ人殺しっ!!」
桂湖は、ただ叫ぶ。
「おかしいよ桂湖。だって私、桂湖を守ったんだよ? 私が行動起こしてなかったら、
桂湖は館入に殺されてたんだよ?」
「そんなの知らないっ!!」
完全にパニックを起こしている桂湖。
このまま騒ぐと敵に見つかる。
……おかしいな。私、そんなに生き残りたいとか思ってないのに。
448 :新水:2007/01/08(月) 00:20:41.73 ID:btZWRyC10
「死んで! ねぇこの部屋から出てよ! 私に人殺しの友達なんていないんだからっ!!」
そうかい。
私は、その程度だったのかい。
人を確かに殺した。コロシタさ。
お前を守るためにな、渡部。
あんた、私が居なかったら間違えなく死んでたよ?
しかも武器がライター? 笑わせるなよ。
「お望みとあらば、出て行きましょう」
私は静かにそう言った。
451 :新水:2007/01/08(月) 00:23:25.35 ID:btZWRyC10
「出て行ってよ! そう早く! そして死んで!!」
壊れたラジオのように叫ぶ渡部が何だかむかついた。
なので、血まみれになっている館入のリュックを掴み、渡部の方へ投げた。
ものすごい爆発音。
目を閉じる。
熱い。熱気が、渡部の方から伝わってくる。
「ぎゃあああああああああああああああああああ」
目を開けると、そこには、火だるまになった渡部がいた。
魔女狩り。火あぶりの刑。
そんなのが教科書に載っていた記憶がある。
魔女って、こんな感じで殺されたんだろうな。
454 :新水:2007/01/08(月) 00:27:11.97 ID:btZWRyC10
「熱い熱い!! ぎゃあああああああ! 助けて! 助けてよ奈央!!」
知らない。
恩知らず。死ね。
私が居なければ、何もできないくせに。
何が信じてる、だ。嘘つき。
私は更衣室から出て、扉に鍵をかけた。
細い鉄やすりがあれば外側から鍵をかけるなんて、簡単だ。と前近藤が言っていた。
叫び声はそう長くは続かなかった。
渡部の死体を確認する間もなく私は歩き出した。
【7人】
456 :新水:2007/01/08(月) 00:30:35.38 ID:btZWRyC10
<恩赦>
「やぁ遠藤」
マミが声をかけてきた。
「調子はどうだい?」
20秒ほど私たちは見つめあった。
汗がとめどなく背中から溢れ出る。
「あ……マミと拓朗は…私たち、殺す?」
「その質問そのまま返す」
拓朗に即答された。
でも、何だか変な安心感。
この2人なら、私たちを殺さないのではないか。
奇妙な安堵。何故だろう。
「でもな遠藤。小原がショットガンこっちに向けてるのはどうにかならないのか」
462 :新水:2007/01/08(月) 00:34:07.04 ID:btZWRyC10
後ろを振り返ると、千明が大きな銃…ショットガンと言うのか…をマミたちに向けて、震えていた。
「大丈夫だよ千明。マミたちは」
「なんでそんなこと言えるの!!」
叫び声。
数瞬、固まる。
「マミだって拓朗だって、武器持ってるじゃん! 私、もう殺し合いは嫌! 嫌!!」
暗い廊下に声だけが響く。
「千明。ちょっと落ち着いてくれ」
マミが困ったような顔をする。
とりあえず、どこかで一回落ち着きたい。
落ち着いて話がしたい。
「じゃとりあえず、体育館で話し合わない?」
「え? 何を?」
拓朗が少しだけ警戒心を露わにする。
「今後のこととか、色々さ。皆疲れてるでしょ?」
463 :新水:2007/01/08(月) 00:36:09.91 ID:btZWRyC10
「……ま、俺たちは構わんよ。な、拓朗」
「…そうだな。じゃ、体育館へ行きますか」
体育館、寒いんだろうな。
何だか生き残れる気がする。
マミも、拓朗も、千明も、コウタも、みんな良い人だから。
だから、生き残ったら一緒に家まで帰ろう。
466 :新水:2007/01/08(月) 00:38:57.24 ID:btZWRyC10
<終わりへ>
もう何もかもが、どうでも良かった。
口では強がっていても、渡部に裏切られたのは結構心に響いている。
体育館に行くと植木が寝息を立てて寝ていた。
なので、ノコギリで静かに首を切断した。
何の抵抗もなく、ただ自転車のタイヤから空気が抜けるような音を出してのこぎりは首に入っていった。
……ここまで来たんだから、全員殺しちゃおうか。
そうしよう。
友達なんて、要らない。
だから神様、願いを聞いて下さい。
私は、生き残りたい。そして本当の友達を作りたい。
それだけ。
470 :新水:2007/01/08(月) 00:40:54.79 ID:btZWRyC10
何が起こったか、最初はわからなかった。
ただドアを開けたら、奈央が居て、
なんか鎌を持って
襲ってきて、
そんで、
条件反射で、
鉄砲撃って、そしたらなんか、いっぱい、
いっぱい、
死んで。
マミが、倒れて。
奈央も、倒れて。
475 :チコリ:2007/01/08(月) 00:41:46.96 ID:DI4kSEh70
マミーッ!!
476 :ピ−ス:2007/01/08(月) 00:42:15.18 ID:JzBgR3sgO
マミーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
479 :さといも:2007/01/08(月) 00:44:08.19 ID:ghJWNdJPO
マミ…orz
471 :かいわれだいこん:2007/01/08(月) 00:41:01.30 ID:JzBgR3sgO
なんか植木カワイソスwwww
473 :チコリ:2007/01/08(月) 00:41:44.27 ID:3K64IZzW0
>>471
出番ほとんどないもんなwwwwwwwwwwwwwwwww
それに死に方もしょぼいしwwwwwwwwwwwwwww
480 :新水:2007/01/08(月) 00:44:47.30 ID:btZWRyC10
ばららららららららららららららららら
ショットガンの音が、空虚に響く。
「マミ!」
拓朗の声だ。
「マミ、大丈夫か! 死ぬなよ! 死ぬなよ絶対!!」
「……馬鹿、おまえ、逃げろって…」
マミのかすれた声。
拓朗の激しい声。
交互に聞こえる。
いいな、友達。
いいな、友達。
私もあんな友達が、欲しかったよ。
心から信じあえる、友達が、欲しかった。
今度生まれてくるときは、男の子がいいな。
なんか、熱い友情みたいのが、生まれそうじゃん。
……馬鹿だ私。死ぬ間際にこんな想像して。
血が腹から容赦なく流れている。
482 :新水:2007/01/08(月) 00:46:18.77 ID:btZWRyC10
そういえば、交換ノート、私の番だったな。
次、誰だっけ?
【5人】
487 :新水:2007/01/08(月) 00:48:42.90 ID:btZWRyC10
「千明!! 何やってるのさ!」
遠藤が私の方に駆け寄ってくる。
かなり怒ってる。私は遠藤のことはなんでもわかる。
「マミ撃ってどうすんのよ!!」
「遠藤」
私は冷たく、できるだけ落ち着いてこういった。
「2人で生き残るって、そう言ったでしょ。私たち、生き残るんだよ。
だから、マミなんかに当たっても良いの」
情けなく私は笑った。
遠藤の目から涙がこぼれていた。
「……そうか、小原」
拓朗の声。
496 :新水:2007/01/08(月) 00:51:40.28 ID:btZWRyC10
「俺たちも……俺たちも、2人で生き残る予定だったんだぜ」
決して怒鳴っていない。
だが、今まで見た拓朗でこれほど怒っている拓朗を見たことがない。
「止めろ拓朗」
下に視線を落とすと、マミがまだ辛うじて生きていた。
「それじゃ、同じことだろ」
「お前は黙ってろマミ」
拓朗が前に進み出る。
「小原。お前、許さないぞ」
「そう」
銃声が響いた。
501 :新水:2007/01/08(月) 00:53:59.53 ID:btZWRyC10
「拓朗。簡単なことじゃないか」
誰の声だ?
遠藤が、その場に倒れる。
「さっき音楽室によって瀧口の小銃を拝借させてもらったのだが、中々いい具合に打てるね」
コウタ。
コウタだ。村端コウタ。
マミと拓朗とコウタはと千明は、信じてるから。
遠藤が、5組でそう笑いながら言っていた。
507 :新水:2007/01/08(月) 00:56:10.93 ID:btZWRyC10
目の前が、真っ暗になる。
「小原にも、思い知らせてあげたよ。相棒が居なくなるってことをさ」
コウタの、抑揚の無い声。
「……………」
遠藤。
遠藤。
遠藤。
死んでないよね?
助けてくれたもんね? 遠藤! 死ンじゃ嫌だ。
仇をウツ
510 :新水:2007/01/08(月) 00:58:50.06 ID:btZWRyC10
「何勝手に人殺してるんだよ」
乾いた音。銃声だった。
コウタが倒れた。
「俺はまだ死んでないっての……いやもうやばいか。ハハハ」
マミが微かに笑った。
手にはカラシニコフが握られている。
「なんで……なんで生き残ってるのさ…」
「コウタ。誰も居なくなってから来ればしなかったの………」
マミの言葉は、途中で切れた。
【3人】
511 :復活屋:2007/01/08(月) 00:59:14.93 ID:qWnZaicQ0
マミ!?
513 :れんこん:2007/01/08(月) 01:01:04.48 ID:qMefPddWO
え、マミ死んだ!?
マミイイイイイイイイイイ
518 :ネクタリン:2007/01/08(月) 01:02:54.24 ID:k/VJEls0O
マミャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!
512 :にんじん:2007/01/08(月) 01:00:27.89 ID:bkxjC5kAO
ちょっとマミに抱かれてくる ノシ
521 :ごぼう:2007/01/08(月) 01:04:45.07 ID:81ct1EQ2O
マミと結婚して良いですか?
523 :ながいも:2007/01/08(月) 01:05:40.78 ID:wUM1cuFJ0
>>521
みんなのマミだからダメです
その1 その2 その3 その4
その5 その6 その7 ←いまココ その8