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レスなしで読みたい方はこちら(蛇屋さん)
144 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:00:26.25 ID:0Kb2zcrw0
しばらくすると私はあることに気づく。
入り口付近は敵の死体が溢れていたが、
進むにつれ少なくなってくる。
それとは逆に、奥に行けば行くほど、
私兵だった者の遺体の数が増えているのだ。
しかも、始めのほうの私兵の遺体には銃痕が見られたが、
奥のほうの遺体は不審な死に方をしていた。
それらには皆共通した特徴があった。
まず、銃痕は全く見られない。その胴体は綺麗なものだった。
しかし、それらは、共通したところから血を流している。
それは臀部、つまり尻の部分である。
そして、銃痕とは思えない大きな穴が戦闘服のその部分を貫いていた。
鋭利な刃物…?
いや違う。服に空いた穴は直線ではなく、丸く空いていたのだ。
恐らく槍か何か棒状のもので貫かれたのだ、と私は推測した。
と、その瞬間。
「アッー!!!!」
と男の悲痛な叫び声が聞こえてきた。
その声は、目の前の扉の奥から聞こえる!!
私は、ドアの横で身構え、そしてドアを蹴破った。
145 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:01:14.15 ID:0Kb2zcrw0
) __ r( ,、_ /を ギ
あ (_ , ‐''" ̄  ̄ `''‐、 ゞ, rr〜ヅ´ ミ ,'. 喰 ャ
あ / ヽ フハ _ ミ {. ら リ
. っ ( i j ///j } ト、} ミ|_.. -'_"-'´\ r'⌒ヽ { え ッ
!! ) ノ}. j/ノノ〃 jノ jハリ ゙i`'''Tjフ } ミトー } l ! ク
( }ノノ _.’- 'ノノ 冫=} ,' ,.‐'" { {い) / ノ_ 砲
Vヽハj⌒ i〃ー_''ニ ,、:: {ニ'”{ ,' ゞ゙ f クァ ―`‐- 、.._,、-'´
l. f⌒ヽ.{ ”´-'' " `、 ',〈.、,.. ,.‐'´ `' 、``丶、
i、 i ⌒> l! r, ノ l )__.. -ァ /
i \(( lj , ‐--.ィ ! Y´_ ./ \ \\
`、 こ、. { j i j ゙i゙ { \ \\
ヽ リ \ `_'二. ,' /ノ 丶、,、イ \ \\
V ヽ / { \ \\
146 :書初め(交通安全):2006/12/28(木) 21:01:47.80 ID:KKW2CKDa0
ラスボスは安部高和
148 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:02:08.06 ID:0Kb2zcrw0
ドアの向こうはホールのような広い部屋。
そこには、私の私兵の上に覆い被さる
ゆったりとしたツナギを纏った姿の男が居た。
その体型は、彼を覆うもののせいで分からないが
がっちりとしているように見える。
と、不意に、ズキューンという音が室内に響く。
しかし、ツナギの男は銃を持っている様子は無かった。
その瞬間、私兵は力尽きてしまったように動かなくなる。
そして彼の臀部からみるみるうちに血が溢れてくる。
それを確認するようにして、彼は私に背を向け、
ジッパーを閉める音を立てゆっくりと立ち上がった。
その体躯は改めて見ると大きい。180センチ後半はあるだろうか?
,,_ _
"゚'` {"゚`「…彼にも俺のギャリック砲は受け止めきれなかったか…」
ξ゚听)ξ「動かないでっ!!動こうとすれば撃つッ!!」
,,_ _
"゚'` {"゚`「…女か…悪いが…俺は女には興味がないんだ」
ξ゚听)ξ「両手を床に付けてうつ伏せになりなさいっ!!」
,,_ _
"゚'` {"゚`「お嬢ちゃんには、俺のギャリック砲は使いたくないんだがね…」
ξ゚听)ξ「今投降すれば、命の保障はするわっ!!」
151 :1000ならクリスマス中止:2006/12/28(木) 21:03:08.86 ID:/+fjPDdaO
いきなりシリアスになったな
シャレじゃないぞ
153 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:03:12.98 ID:0Kb2zcrw0
彼の呑気な口調とは裏腹に、私は何か恐ろしいものを感じ取っていた。
しかも、両手を腰に当てて、そのままカクカクと腰を前後に振っている。
…コイツ…何かヤバイッ!!
,,_ _
"゚'` {"゚`「…ここは遊び場じゃないんだがね」
ξ;゚听)ξ「お…女だからって舐めないで頂戴!?私は本気よ!!」
,,_ _
"゚'` {"゚`「…聞き分けのない嬢ちゃんだ」
ξ;゚听)ξ「ッ!?」
その時、私の目は彼が動こうとするのを見逃さなかった。
標準を彼の心臓に定め、そして引き金に触れる指に力を入れる。
それと同時に、乾いた音がこの空間を埋め尽くす。
よし。標準は1ミリもずれてない。
その指先をちらり、と確認する。
私は勝利を確信していた。
私の私兵を壊滅寸前にまで
追い込んだにしてはあっけない幕切れだ。
だが、次の瞬間。
それは、予期していなかった鈍い音。
154 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:03:49.74 ID:0Kb2zcrw0
ξ゚听)ξ「…えっ?」
次の瞬間、弾は彼の奥の壁に突き刺さっていた。
,,_ _
"゚'` {"゚`「…どうしたんだ?腰が入ってないぜ」
と、彼は相変わらず呑気に腰を振っている。
ξ;゚听)ξ「嘘?…当たって…ない?」
そんなはずはない!確かに私の手には、
いつもの訓練と変わらない感触があった。
決まって、的の中心に当たる前に感じるあの感覚。
それを感じた時は、必ず、次の瞬間には的に穴が空いている。
手元が狂った?…いや、まさか?
ξ;゚听)ξ「くそっ!!」
私は、再び指に力を込める。
今度はそれを二回繰り返す。
さっきと同じく、彼の心臓に標準を合わせて。
155 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:04:37.08 ID:0Kb2zcrw0
,,_ _
"゚'` {"゚`「…どうした?もうお終いか?もっと撃っていいんだぜ?」
ξ;゚听)ξ「………」
彼は、それでも平然と腰を振り続けていた。
奥を見ると、壁には新しく出来た穴が二つ。
私は呆然とそれを見つめる。
,,_ _
"゚'` {"゚`「しかし、その銃の大きさからして、あと3、4発ってところか?」
銃を前にしての、彼のあの余裕…何か変だ。
まるで、当たらないのが分かっているかのような、余裕の笑み。
ふざけているかのようなあの仕草。
これは…いや…待てよ…
何かトリックが?
もしそうだとすれば、
私の屈強な私兵たちが次々に、
いとも簡単にやられたのも合点がいく。
ξ;゚听)ξ「くっ…ならばこれならッ!!」
156 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:05:14.60 ID:0Kb2zcrw0
私は、銃口を彼から天井のほうに動かす。
そして、引き金を引く。
それと同時に一気に銃口を床のほうに下げる。
そして、もう一回引き金を引く。
私は瞬時にその二つの動作を行う。
そして、私は彼の動きに神経を集中させる。
この一見無意味な行動にも、実は狙いがあった。
私が狙ったのは跳弾。
銃口を標的に向けて撃てば、
発射する方向と弾の軌道が分かる。
それで当たらないのであれば、
どこから弾が来るかを分からなくすればいい。
弾の向かってくる方向を判断するのに掛かる時間のロス。
それは、相手に一瞬の動揺を与え、
トリックに要する動作を行うまでの時間を長くする。
その彼の変化を見極めるために私はそうしたのだ。
これで、トリックの謎を解く手がかりが掴めるかもしれない。
私はそう思い、賭けに出たのだ!!
そして放たれた弾は、各々に反射する。
やがてそれは十字に交錯し、
彼の頭と脚にそれぞれ襲い掛かった。
157 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:06:01.16 ID:0Kb2zcrw0
,,_ _
"゚'` {"゚「…もう撃たないのか?…いい加減諦めたらどうだ?」
ξ;゚听)ξ「………」
しかし、次の瞬間も彼は平然と腰を振っていた。
その動作には微塵の変化も、いや、動揺すら見当たらない。
その代わりに、天井と床にはそれぞれ一個ずつ弾痕があった。
ξ;゚听)ξ「…避けられ…た?」
いや違う。彼は一歩も動いてはいない。
神経を集中させてこの目で見ていたのだ。間違いない。
しかし何故か、唯一の切り札でさえ彼に通用しなかった。
,,_ _
"゚'` {"゚「…もうそろそろ、お終いにしようか」
そう言うと彼は、ゆらゆらと、
腰を振りながら器用に歩み寄ってくる。
私は、思考をフル回転させ策を講じる。
残された弾はあと一発。
もう外せない。
…ならば。
158 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:06:36.79 ID:0Kb2zcrw0
ξ♯゚听)ξ「チェリャアアアアッツ!!!!!」
接近戦。
避けられない距離まで確実に近づき、絶対に当てるッ!
私は獣のように吼え、地面を思いっきり蹴った。
その衝撃は私を前へと押し進める。
そして次第に彼に近づき、
その距離は、3メートル…2メートル!
…ここからが私の間合いだ。
私はダッシュの勢いに乗せて、
左脚を軸にして体全体を回転させる。
その回転の一番外で右足がアーチを描く。
そして、そのまま彼を巻き込むようにして振りおろす。
無防備!?…腰を振っている?
…女だから?…油断?……甘いッツ!!
私の蹴りは、木製のバットをへし折る威力がある。
あと数センチ振りぬくだけで、彼の鎖骨は粉砕されるッ!!
,,_ _
"゚'` {"゚「良い蹴りだ。だが…」
161 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:08:00.72 ID:0Kb2zcrw0
ξ;゚听)ξ「ッ!?」
まさに右足が彼に衝突しようとする瞬間、私は違和感を感じる。
本来感じるべき衝撃、それがない。
私の右足は、彼の肩のラインを沿うようにして滑り落ちる。
防御(うけ)られたッ!?…いや、彼の手は腰に置かれたままだ。
まるで、それは脚全体を押されるような感覚。
…否ッ!…それは磁石の同極同士を、
互いに近付けたときに感じる反発力のようだった。
,,_ _
"゚'` {"゚「…これでフィニッシュだッ!!」
そして、その違和感は私の全身に伝わる。
全身で受けるその圧力は、まるで突風のように私を襲う。
その力が一気に頂点に達した時、私の体そのものが弾かれていた。
私が詰めた間合いが開いていく。
そして彼の姿は一瞬にして縮んでいく。
この圧力…このスピードはッツ!?
…壁!?…受身ッ…
否ッ……死ッ!?
162 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:08:42.10 ID:0Kb2zcrw0
ぶつかるッ!!!
…と体をこわばらせた次の瞬間、
私は、予想していたものとは違う感触に包まれていた。
それは、生暖かく、
何かヌメヌメしていて、
それは、汗臭く、
何か気持ち悪い感触。
私は恐る恐る顔を上げた。
すると唐突に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「…やあ、お嬢さん…お久しぶりだね。」
163 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:09:32.09 ID:0Kb2zcrw0
(`・ω・´)「どうしたんだい、急にすっ飛んできて?
車にでも轢かれたのかい?思わずキャッチしちゃったよ」
ξ;゚听)ξ「………」
そこには、あのマッチョの暑苦しい顔があった。
そして、私の体は彼の腕に抱えられていた。
ξ;゚听)ξ「………」
ξ;凵G)ξ「嫌ァあああああああああ!!!!」
私はこの部屋で、初めて悲痛な叫び声を上げた。
それは、壁に衝突して死ぬよりも最悪だった。
私を抱きかかえていいのは、
白馬に乗った王子様のようなイケメンだけ。
何故、こんな気持ち悪い奴がそれをしているのか?
164 :角煮もち:2006/12/28(木) 21:09:53.86 ID:EKDybzVgO
(`・ω・´)キターwwwwwwwwwwww
165 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:10:31.44 ID:0Kb2zcrw0
ξ;凵G)ξ「離せ!離せ!離せ!離せッ!!!
ってか、ヌメヌメして気持ち悪いわッ!!」
(`・ω・´)「すまない。サラダ油を塗ってしまって、
肌の滑りが足りなかったようだ。
いつも使用してるオイルなら、さらにツヤが出るんだがね」
ξ♯゚听)ξ「そういう意味じゃないっ!!それだと一層気持ち悪いわっ!!」
その突っ込みをよそに、やれやれ、相変わらず困ったお嬢さんだ、
と彼は言って、じたばたと手足を動かす彼女を降ろした。
そして、次に彼はツナギ姿の男に視線を向ける。
(`・ω・´)「…さて…と、ところで、そこの君。
私は君に用があるのだが」
,,_ _
"゚'` {"゚「………」
ツナギの男は黙って腰を振り、彼を見つめている。
166 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:11:15.70 ID:0Kb2zcrw0
(`・ω・´)「…君も良い筋肉をしているな」
,,_ _
"゚'` {"゚「…坊やこそ。…まさに俺の好みじゃないか」
(`・ω・´)「…お褒めの言葉ありがとう。
しかし、私が聞きたい事はそんなことじゃない」
二人の口調は穏やかだったが、
しかし、それは何処か、緊張の走るものだった。
(`・ω・´)「…あの薬…アポトキシンとか言ったかな?
何故、あんな薬を作ったんだ?
私の友人が、そのせいで、困ってしまっているんだ」
ξ;゚听)ξ(…いや、椎田さんは絶対友達とは思ってないから)
(`・ω・´)「それにボディービルダーたる、私の血は、
ドーピング行為を許さないものでね。
…君は何故そんな人工的に筋肉を増やす薬を作ったんだい?」
それを聞いて、ツナギの男は、くっくっくっ、と笑う。
167 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:12:19.40 ID:0Kb2zcrw0
,,_ _
"゚'` {"゚「…あの薬は、まだ試作段階で、体が縮んでしまうんだが…。
どうやら、君の友人は何か、別のものと一緒に飲んで、
そのせいで筋肉が付いてしまったようだな…なるほど、参考になった」
彼は、何か納得したかのように頷き、こう続けた。
,,_ _
"゚'` {"゚「なあに、最近俺がお相手する坊や達の体型が、
貧相なものばかりでね。どっちかというと、
俺はガチムチな体型のほうが好みなのさ」
,,_ _
"゚'` {"゚「だから、俺は考えた。
そうだ、薬で彼らをガチムチにしてしまえばいい。
そこから、そんな素敵なアイディアが生まれたわけだ」
,,_ _
"゚'` {"゚「その名も…
『世界ガチムチ化計画
〜女人禁制、麗しき男の薔薇の園〜』ッツ!!
…俺の部下は間違って女に薬を配っていたようだが」
ξ;゚听)ξ(な…何て恐ろしい計画なの?
これでは世界の美しいイケメン達まで
気持ち悪くなってしまうッツ!!
『麗しきハーレムの園
〜女王様は私!死ぬまで飼い殺してあげる〜』
の建設も不可能にッ!!…何て奴なの!?)
169 :猪(近眼):2006/12/28(木) 21:14:22.63 ID:BewRSZvn0
どっちも恐ろしいわ
170 :書初め(交通安全):2006/12/28(木) 21:14:30.61 ID:KKW2CKDa0
ツンの方もどうしようもない変人じゃねえかwww
168 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:13:58.49 ID:0Kb2zcrw0
(`・ω・´)「なるほど。君の意見には一部賛成だ。
筋肉の良さを広めることはすばらしいからな。
…だが、まず、薬でのドーピングは良くない。
体は己で鍛錬するものだ。」
(`・ω・´)「…それに、筋肉は万人に平等であるべきだッ!!
男女に関係なく、汗を流し、筋肉を創っていく世界。
君の思想にはそれがないッツ!!
『男女共同筋肉増進法〜美しき筋肉の世界〜』
略して男女筋肉法、その考えに反するッツ!!」
ξ;゚听)ξ(コイツのほうがもっと厄介だ〜ッツ!!
しかも『法』って何よ?法律作っちゃうの?
法律で筋トレの義務を強制されちゃうのかよ!!!)
三人は、密かに思い思いに野望を抱いているようだった。
この戦いは、三人の熱い思いが交錯する、いわば戦争のようなものであった。
,,_ _
"゚'` {"゚「…そんなことよりも坊や。
俺は坊やの肉体を見ているうちにムラムラきてしまってね。
…どうだい。一緒に…
171 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:14:39.71 ID:0Kb2zcrw0
〃 i, ,. -‐
r' ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈 /
! :l ,リ|} |. } / .や
. {. | ′ | } l
レ-、{∠ニ'==ァ 、==ニゞ< | ら
!∩|.}. '"旬゙` ./''旬 ` f^| |
l(( ゙′` ̄'" f::` ̄ |l.| | な
. ヽ.ヽ {:. lリ |
. }.iーi ^ r' ,' ノ い
!| ヽ. ー===- / ⌒ヽ
. /} \ ー‐ ,イ l か
__/ ‖ . ヽ、_!__/:::|\ ヽ
(`・ω・´)「だが、断る」
172 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:15:21.93 ID:0Kb2zcrw0
(`・ω・´)「私は筋トレ以外の誘いを受けない主義でね。
どうやら、君の誘いには乗れないようだ」
ξ;゚听)ξ(…あっ、コイツホモじゃなかったんだ。
てっきりそう思ってたけど。いわゆるナルシストってやつね)
彼女は、新たに、どうでもいい発見をした。
,,_ _
"゚'` {"゚「…それは、残念だ。
しかし、この沸騰するように熱い俺の血は抑えきれないな。
俺は、坊やがノンケでも無理矢理喰っちまう人間なんだぜ」
(`・ω・´)「奇遇だね。
私も、ドーピングを許さない正義の心が抑えきれないようだ」
,,_ _
"゚'` {"゚「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
それじゃあ、とことんよろこばせてやるからな」
(`・ω・´)「私も君に、己の力のみで、
筋肉を鍛える喜びを分からせてあげようじゃないか
…ではそろそろ…」
,,_ _
"゚'` {"゚『 殺 ら な い か 』
(`・ω・´)
173 :猪(近眼):2006/12/28(木) 21:15:57.90 ID:BewRSZvn0
( ) \\ ,ィ:::::::,ィ:;::;ィ:::;ィ!:f!::::ィ::ィi::::;、:::::::,ィハ;::ヽ, / で 予 し
ヽ う く \ ,iィ::::::/l:ハ:|'|:::iハ!|.|:::{l:::|.!:::|'!::::::{|! }:::::l;. // き 期 か
ノ っ ヽ ,、-''l{ i i lソ:::::::| |l l:| '、:!i, il,'l:::i,'、'、';:i,';:ト;:i,'、 ミ::::i| 事 せ し
( : ) l{ (!:';::::| |l '!゙、ゞ、シ、'ツ,,、'_ヾ!`ン二ゞ}::::リ __ が ぬ
) : / l{ l| ''>、|ィンー-;三<" ミ >;三,<⌒'ヾ!ヘ,  ̄ ̄ : そ
/ ! ( l| lレ' i ,-.! -f゙ ハ`' ハ ゙Y ,l 、 | ___ の
'、_,,、-、 ヽ |冫'i| __゙-゙_ _゙-゙_ ' ハ ),!  ̄ ̄ ̄ 時
l r-、,,_) ,、=''l} i i ( ',ヾ..| ////// x ////// |ノ'゙/
≡= `ー'⌒\ l} ) \'! rュ_ィ:、 ,!_/ )
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三≡=− l| lレ′ ) ) ', (_,、-''⌒ー--''⌒ー! ,! ) )
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174 :黒豆(千粒):2006/12/28(木) 21:16:18.51 ID:JAo5amT4O
もうダメだこれwwwwwwww
175 :猪(加齢臭):2006/12/28(木) 21:16:33.05 ID:0Kb2zcrw0
二人が、同時にそれを発した時、戦いの鐘は鳴り響いた。
まずは、シャキンは、時速100キロのリムジンを追いかけた、
その脚力で、ツナギの男に向かって駆け出していく。
彼の走った後の地面は、その衝撃で、次々と削れてゆく。
一方、男の方は、ツンと戦った時と同じように、
腰に手を置き、腰をゆっくりと、前後にカクカクと動かしている。
シャキンが一瞬で間合いを詰めると、その脚を大きく振りかぶる。
それはまるで、周りの空間を抉りとるような鋭さ。
彼のその脚は、全身の筋肉の力を受けて男に向かっていく。
だが次の瞬間、彼らのいた部屋に大きな衝撃音が響いた。
それは、シャキンが背を向けていた壁の方からだった。
壁には大きな、クレーターのような窪みが出来ていて、
その周りは、もうもうと、白い砂煙が上がっている。
その中には、何故か先程男の前にいたシャキンの姿があった。
彼の体は、先程の光沢のある小麦色とは違い、赤く染まっていた。
ξ;゚听)ξ「筋肉ダルマッツ!!」
ツンは叫ぶ。
176 :2Get!!:2006/12/28(木) 21:17:04.15 ID:4cFVdjqn0
こりゃダメだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
その1 その2 その3 その4 その5 ←いまココ その6
"゚'` {"゚`「…ここは遊び場じゃないんだがね」
,,_ _
"゚'` {"゚`「…ここははってん場なんだ」