http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1164129058/
71 :VIP村人Ecup:2006/11/22(水) 17:25:12.83 ID:lMCmxe0hO
〜お話9〜
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
( ^ω^)「!!うるさいお。今起きるお」
( ^ω^)「今日も大学めんどくさいお…」
テレビをつけながら朝食をとるブーン。しかし違和感があった
( ;^ω^)「オカシイお。目覚ましTVのメンバーが違うお」
( ^ω^)「!!!」
彼は気付いた
( ^ω^)「今日は土曜日だったおw二度寝するおwww」
〜めでたしめでたし〜
79 :VIP村人XL:2006/11/22(水) 21:32:22.27 ID:ZX51JLhIO
>>71
あるあるwwww
80 :悲しい一人暮らし:2006/11/22(水) 21:42:12.74 ID:wp+bXn3qO
確かにあるなww
81 :VIP村人j:2006/11/22(水) 21:43:48.59 ID:p3Xl6f440
〜お話10〜
昔々のお話さ。
世界は巨大な怪獣に襲われて、てんやわんやです。
そんなある日、重力子兵器研究所で一体のロボットが生まれた。
( ^ω^)「おぎゃああああああ」
そのロボットは人類を救う救世主という事で「ブーン」と名付けられました。
/ ,' 3 「ブーン、お前は正義のロボットじゃ。悪の怪物どもをやっつけなさい」
( ^ω^)「アイアイサーだお!!」
そしてブーンの出撃です。
( ^ω^)「グラビティービーム!!」
('A`)「うぎゃあああああああああああああああああ」
次々とブーンに倒されていく毒男怪獣達。
( ^ω^)「ふぅ〜。とりあえず今日は30体倒したお!」
しかし、そんなブーンの体は敵を倒した返り血で穢れてしまっていました。
82 :VIP村人j:2006/11/22(水) 21:48:53.54 ID:p3Xl6f440
( ^ω^)「……」
ブーンは何となく悲しい気持ちになりました。
( ^ω^)「博士なんで怪獣をやっつけるんだお?」
ブーンは基地に戻ると博士にそう尋ねます。
/ ,' 3 「それは怪獣が悪い奴たちだからさ」
( ^ω^)「なんで悪いんだお?」
/ ,' 3 「彼らが人間を殺そうとするからさ」
( ^ω^)「でも僕らも怪獣を殺したお。おあいこだお」
/ ,' 3 「ブーン。怪獣が先に攻撃してきたんだよ」
( ^ω^)「そっかー。それじゃ仕方ないお」
そう言って納得するブーン。
でもブーンは本当のことを知りません。
83 :VIP村人j:2006/11/22(水) 21:55:06.30 ID:p3Xl6f440
本当は人間が地球を乱開発したために怪獣達の住処がなくなってしまったのです。
だから怪獣達は人間を攻撃するのです。
ブーンはそんなことはつゆ知らず、今日も今日とて大量虐殺。
( ^ω^)「あの世で懺悔するお怪物たち!」
そんなブーンに一人の怪獣が反論しました。
('A`)「何が懺悔だ! 悪いのはお前たち人間だ!!」
( ^ω^)「何を言うお。君達がサディスティックな自分の欲望を人間にぶつけるのがいけないんだお。先に手を出したのは君達だお。博士が言ってたお」
('A`)「何だと? ふざけるな!!」
怪獣はブーンに小一時間事の顛末を説明しました。
( ^ω^)「そっかー。悪いのは人間なんだお!」
そしてブーンは怪獣側に周り、人間を滅ぼしました。
その後地球は自然に溢れた美しい星として栄え続けましたとさ。
〜めでたしめでたし〜
87 :VIP村人k:2006/11/22(水) 22:19:14.89 ID:p3Xl6f440
〜お話11〜
昔々のお話さ。
イタリアのとある町に一匹の子猫がいました。
野良猫ゆえに名前はありませんが、八百屋のケンちゃんはその子猫を勝手に「ブーン」と呼んでいました。
ケンちゃん「おい、ブーン。おいでおいで。餌やるぞ」
( ^ω^)「にゃーお! にゃーお!」
ケンちゃんはブーンに自分の今日のお昼の焼き魚を差し出しました。
ケンちゃんの家は父子家庭で貧乏でしたが、ケンちゃんは自分の御飯をいつもブーンに分けてあげていました。
ケンちゃん「ブーン、俺母ちゃんいないんだ。兄弟もいないんだ。でも俺寂しくないぞ。お前が居てくれるからな」
( ^ω^)「おっおっおっ!」
ケンチャン「励ましてくれてるのか? ありがとうブーン!」
しかしケンちゃんのあげた焼き魚は古かったので、ブーンは食中毒を起こして死んじゃいました。
ケンチャンは最初は寂しがりましたが、すぐに他の野良猫を見つけてその猫を餌付けしたのでそんなにショックでもありませんでした。
よかったねケンちゃん。
〜めでたしめでたし〜
98 :VIP足軽v:2006/11/23(木) 01:25:42.93 ID:nmus6EVW0
〜お話12〜
昔々のお話さ。
ある田舎の村にブーンという少年がいました。
ブーンにはツンという彼女が居て、2人はとても仲良しです。
2人はよく、2人だけしか知らない野原で歌を歌ったりしました。
ζ゚听)ζ「あしたの夢には今日の血反吐が糧となる♪ だから生きてる♪ 夢見てる♪」
ツンはとても歌が上手でした。
ブーンはそんなツンの歌を聞くのが何よりも大好きでした。
( ^ω^)「ツンの歌大好きだお。とっても上手だお。そこら辺の歌手よりずっといいお」
ζ///)ζ「ありがと……」
( ^ω^)「そうだツン歌手になるお! ツンなら絶対になれるお!」
ζ゚听)ζ「何言ってるのよ。私が歌手になんかなれるわけ無いじゃない」
( ^ω^)「大丈夫だお! ミリオン、ビリオンも夢じゃないお!」
131 :VIP村人k:2006/11/23(木) 21:27:14.13 ID:nmus6EVW0
ζ゚听)ζ「無理よそんなの」
( ^ω^)「無理じゃないお! 審査だけでも受けるお!」
そう言ってブーンは強引にツンに東京のレコード会社の新人募集に応募させました。
ツンの書類は見事1次審査を通りました。
そしてツンは本格的に歌唱力を磨くトレーニングを始めました。
ζ゚听)ζ「ラ〜ラ〜ラ〜♪ ラ〜ラ〜ラ〜♪」
( ^ω^)「ツンの声はいつ聞いても素敵だお。これは合格間違いないお」
しかし2次審査までもう少しと迫ったある日。
ζ゚听)ζ「ラ〜ラッ、ゲホッゲホッ……」
( ^ω^)「大丈夫かお、ツン。なんか喉に詰まったのかお?」
ζ゚听)ζ「ううん。なんかここのところ喉の調子が悪くて」
( ^ω^)「それを早く言うお! 本番まで日にちが無いお! 病院行って早く治すお!」
133 :VIP村人k:2006/11/23(木) 21:36:50.33 ID:nmus6EVW0
そしてブーンはツンを病院へ連れて行きました。
しかし、その診断結果は2人の予想以上に悪いものでした。
ミ,,゚Д゚彡「残念ながら喉頭癌です」
ζ゚听)ζ「え……」
ツンは言葉を失いました。
医者は続けます。これはもう、癌の除去手術しか道が無いと。
しかし、そうすると発声が困難になるだろう、とも医者は付け加えました。
( ^ω^)「どうだったお?」
ζ゚听)ζ「ブーン、私……」
ツンは正直に医者から言われた事を話しました。
( ^ω^)「……」
ζ゚听)ζ「私、どうしたらいいのかな? 私怖いよ。歌えなくなるのも、死ぬのも」
134 :VIP村人k:2006/11/23(木) 21:45:19.94 ID:nmus6EVW0
( ^ω^)「ツン」
ブーンは考えました。
ツンの歌声が聞けなくなるのは嫌だけど、ツンが死んでしまうのはもっと嫌です。
( ^ω^)「ツンが死んだら嫌だお。声はリハビリすればきっと直るお。だから手術受けるお」
ζ゚听)ζ「ブーン。私、私――」
( ^ω^)「大丈夫だお! 僕はツンの声が治るまで、ずっとツンのリハビリを手伝うお!」
ζ゚听)ζ「……うん」
ツンは静かに頷きました。
そしてツンは手術をしました。
1ヶ月の入院。
そしてツンの退院の日が来ました。
137 :VIP村人k:2006/11/23(木) 21:54:28.84 ID:nmus6EVW0
( ^ω^)「退院おめでとうだおツン!」
笑顔でそう言うと、ブーンは花束を渡しました。
それに返そうと、ツンも頑張って声を出します。
ζ゚听)ζ「ア゙リ゙ガト……」
しかしその声に以前の美しさは微塵もありませんでした。
その日からツンとブーンはリハビリを開始しました。
だけど、ツンの後遺症は非常に重く、なかなか治りません。
( ^ω^)「ツン、今日は昨日よりもいい感じだお。もう少しやればもっとよくなるお!」
ζ゚听)ζ「モヴイ゙イ゙……」
ツンは全くよくならない自分の声に半ば絶望していました。
もうこのままでいい。
私はどうせ前みたいには歌えない。
ツンはそんなことを思っていました。
ブーンはツンが声を出せなくなった事よりも、そんな彼女を見ていることのほうが辛かったのです。
138 :VIP村人l:2006/11/23(木) 22:02:21.50 ID:nmus6EVW0
ツンに何か希望を持って欲しい。ブーンはそう思いました。
そして思いついたのです。
( ^ω^)「ツン! 来年のレコード会社のオーディション受けるお!」
ζ゚听)ζ「!?」
ブーンは何を言っているのだろうとツンは思いました。
まともに喋ることすら出来ない私が、歌う事なんて出来るはずもない。
首を振るツン。
しかしブーンは続けます。
( ^ω^)「大丈夫だお! ツンは絶対ビリオンアーティストになるんだお!!」
そう言って、アーティストになるためのトレーニングと言ってツンはブーンにリハビリを続けさせました。
そんなブーンに、ツンはいつしか流されてリハビリを頑張るようになりました。
少しずつ。
本当に少しずつですが、ツンの声は回復しました。
そしてとうとう、普通の会話程度なら問題がいないほどまでになったのです。
140 :VIP村人l:2006/11/23(木) 22:16:36.90 ID:nmus6EVW0
そして、2人はいつもの原っぱで歌を歌いました。
ζ゚听)ζ「アシタノユメニハキョウノチヘドガカテトナル♪ ダカライキテル♪ ユメミテル♪」
日常会話に支障が無い程に回復したとは言え、ツンの歌声はとても美しいとは言えません。
でもブーンの耳にはそれは最高の歌声に聞こえました。
( ^ω^)「ツンの歌は最高だお。いつまでも聞いてたいお」
ζ///)ζ「アリガト」
( ^ω^)「ツン、来月のレコード会社のオーディション受けるお? きっとツンのことを皆認めてくれるお」
ζ゚听)ζ「ウン」
そしてオーディション当日。
ブーンもツンに付いて東京まで上京してきました。
( ^ω^)「レコード会社のビルdekeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!」
と驚きながらレコード会社に入っていく2人。
143 :VIP村人l:2006/11/23(木) 22:30:36.52 ID:nmus6EVW0
そしてオーディションが始まりました。
広いホールにオーディション参加者達が並べられ、一人ずつ歌っていきます。
ζ゚听)ζ「アシタノユメニハキョウノチヘドガカテトナル♪ ダカライキテル♪ ユメミテル♪」
ツンの歌声を聞くと、審査員は顔を歪めました。
ツンは同情は買いたくないと、自分の経緯を知らせなかったのです。
そしてオーディションは終わりました。
ぞくぞくとホールから出てくる参加者達。
( ^ω^)「よかったオツ」
そう言ってブーンは笑いました。
だけど、そんなツンとブーンの近くを他の参加者が笑いながら歩いていきます。
(*゚ー゚)「あの人の声マジキモかったんだけど、何アレ? まじ場の空気読んで欲しいよね」
川 ゚ -゚)「シンショーなんだろ。まぁああいう人もいるさ」
144 :VIP村人x:2006/11/23(木) 22:36:12.34 ID:329VazxE0
これはひどい現実
146 :VIP村人l:2006/11/23(木) 22:41:45.47 ID:nmus6EVW0
それを聞いてブーンは激怒しました。
(#^ω^)「お前ら今なんて言ったお! ふざけるなお! お前らはツンの本当の声を知らないんだお!ツンは本当はお前らなんかよりも100倍も綺麗な声なんだお! ツンのことも知らないくせに偉そうな事言うなお!!!!!!」
ζ゚听)ζ「ブーンヤメテ!!!」
(*゚ー゚)「ウワッ…マジ引くんだけど」
川 ゚ -゚)「シンショーなど相手にするなしぃ。いや、あれはチショーか?」
(#^ω^)「ごるあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!ツンの本当の声はお前らなんか比べ物にならないんだからなお!!!!!!!!!!本当のツンは! 本当のツンの声は!!!!!!!!!!!!!!」
ツンはそんなブーンの言葉を聞いてとても悲しくなりました。
ζ゚听)ζ(本当の……私?)
ブーンは怒りの余り感情の制御が出来ていないのだろう。
つまり、今ブーンの口から出ている言葉は紛れも無く正直な彼の気持ちだ。
149 :VIP村人l:2006/11/23(木) 22:48:59.40 ID:nmus6EVW0
ζ゚听)ζ(今の私は……本当の私じゃないの?)
ねぇブーン、あなたは昔の私が好きなの?
今の私は偽物の私なの?
ブーンはただ、今の私に昔の私を重ねてるだけなの?
それは、ツンのもっとも大事な人から発せられた、彼女を否定する言葉でした。
その言葉があまりに正直すぎて、ツンは耐えられなくなってしまいました。
誰も今の私の事を認めてくれないんだ。ブーンでさえ。
ツンは突然駆け出しました。
(;^ω^)「まつお! 何処に行くおツン!!??」
ツンはブーンの制止を聞かずに走り去ってしまいました。
その後ツンは行方不明になり、そして二度とブーンの下に戻る事はありませんでした。
〜めでたしめでたし〜
150 :悲しい一人暮らし:2006/11/23(木) 22:49:36.65 ID:vBFOI1YR0
めでたくねぇ・・・
151 :VIP村人x:2006/11/23(木) 22:50:03.23 ID:329VazxE0
うわあ〜〜
152 :VIP奴隷:2006/11/23(木) 22:51:28.55 ID:2JO/12GjO
めでたくねぇぞなもし
153 :VIP遊び人:2006/11/23(木) 22:51:31.87 ID:cxLrn73yO
さいあく
154 :VIP悪魔:2006/11/23(木) 22:54:24.41 ID:jz8Pq1Md0
>>150-153
ツンが絡むと優しいなお前らwww
なにがめでたしめでたしだ
欝になった
どれも中身があるな・・・。
でもこの作者、「最後の最後は綺麗にまとめよう」とか思わないんだろうなぁ…
キティたんが肉欲たんに遊ばれてるの、僕許せないお!!!!!!!!!!
それがいいと思うのは俺だけでいい
といいつつやっぱりちょっぴり鬱だお…
管理人の態度がいいと褒められてるぞw
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/ ヽ、 と心から思うブーンであった
/ /\ /\ ヽ
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